サイドストーリー

〜敵の目的〜(Enemy a purpose)
「待っていてもしょうがない・・・・」
ACのシステムを再起動させた。
ウィィィン
ACのメインモニターが赤く染まる。
待っていた時間はおよそ二時間ほど・・・・。
二時間もカトルはACの中で仮眠中だった。
此処からR・Tの廃棄工場までは後、何kmあるんだろうか・・・。
「すまんが、此処から廃棄工場まで後、何kmあるんだ?」
「後、一kmほどです。」
少し遠過ぎだな・・・・。
ピコンピコンピコンピコン
「こちらに向かってくると思われる反応を感知しました。」
「敵の数と敵の武装を教えてくれ」
「敵の数は十機で、武装は両手武器のガトリングガン、肩には小型ミサイル」
「この装備からすると・・・・MTか…」
砂埃をたてながら俺の方に近づいて来た。
「そこのAC直ちに投降しろ!!さもなくば攻撃を加える!!」
「俺の邪魔をしない方が身の為だぞ・・・・」
カトルは警告した。
「お前は馬鹿か!こちらの方が数が上だぞ!お前に何が出来ると言うんだ!」
MTに乗っている奴がカトルを馬鹿にしている。
「さて、投降するのか、ここで殺されるのか二つに一つだどっちを選ぶ!」
MT達がカトルのACの周りを囲む。
(こいつらのMTにエンブレムが入っていない・・・という事は雇われガードか)
カトルは考えてからこう言った。
「俺にはやらなければならないことがある・・・・」
「それがどうした!!」
ガード達は苛立っている様だ。
「すまんが消えてくれ・・・・」

その瞬間、時間が止まった様にMTが動かない。
「う、うわわーー!!」
MT十機がいきなり爆発した。
「邪魔立てしなければ助かったんだが・・・・・」
カトルは独り言の様に呟いた。
ブーストダッシュでその場を後にした。


「目的地に着きました」
「此処が・・・廃棄された儘の工場か・・・」
その工場はまるでお化け屋敷のように中はとても暗い、今にも暗い闇に吸い込まれそうだ。
「それじゃ、行くとするか・・・・」

ギィィィィバタン
一歩中に入った瞬間、扉が急に閉まった。
「工場のドアを全部ロックした。悪いが君を誘い出すが僕の受けた依頼なんでね、僕は帰らせてもらうよ」
(ちっ!こんなとこ来るんじゃなかったな・・・・)
カトルは悔やしんだ。
「くっ!!それにしても、真っ暗で何も見えないな・・・すまんがライトを点けてくれ」
「はい、分かりました」
ライトが点いた。
「これで工場の中が良く見える・・・つっ!!」
工場の中には散乱しているACの部品等が散らばっている。
(一体誰がこんな酷い事を・・・)
工場の奥まで行くと何かの研究施設があった。
「こ、これは、ナインボールが大量生産されている!!」
その時だ。

パリンパリンパリンパリン

その瞬間、サンドロックに付いていたライトがすべて破壊された。
「くっ!!」
敵にも策略があるようだ。
この暗闇で明かり点けずに戦えるはずがないとカトルは思った。
しかし、敵にはカトルの姿が見えていた。

ガシュ−ン
「くっ!何処からだ」
周りは闇に覆われている。
「カトル、キサマハイレギュラーナンダ、キエテモラワナキャコマル」
「ま、まさか!この声はハスラー・ワンか!」
カトルは何度か戦ったが引き分けで終わっていた。
「くっ!貴様にイレギュラーと言われる筋合いはない・・・」
「キサマハミテシマッタ・・・・ヒミツヲシッタカラニハ、イキテハカエサン!!」
サンドロックの背後から衝撃がきた。

ザシュザシュ
後ろからブレードで二回ほど、斬りつけて来た。
「痛っ!!」
サンドロックは前に倒れこんだ。
どうやら動力源のジェネレーターをやられたらしい。
「EN消費大!」
「やばいな・・・」
動かなくなってきたサンドロック。
「コレデ、オマエハドコニモニゲラレナイ」
そう言うとジャンプして上からナインボールが降ってきたどうやらサンドロック諸共殺そうとしている。
「そう、うまくはいかないもんだ・・・・・」
カトルは自分の近くに落ちていたACの腕くらいある鉄パイプを上から降ってきたナインボールに投げつけた。

グシャ!!
カトルが投げた鉄パイプが見事ナインボールのコアに命中した。
「お、オマエハナゼジャマをスル・・・・」
「邪魔をしてんのはお前だろうが・・・」
「ば、バカメこのキタイニハ、バクダンがツンデアルノダあと・・・一分」
ハスラー・ワンがいい終わるとナインボールの機能が停止した。
「ふざけんな・・・ここで死んで堪るか・・・」
カトルは何とかサンドロックを起動させた。
「あと、五十秒・・・・」
その声はナインボールから聞こえてくる。
「ご丁寧に数えてくれるとはな・・・」
天井には穴が開いている。
「あの穴に何とか入れそうだな・・・・」
そう言うとカトルがブーストジャンプした。
「あと、四十秒・・・」

ボボボボボ!!
「よし、もう少しだ・・・頑張れ」
「あと、三十秒・・・」
「よし、何とか外に出れたな・・・」
カトルは急いで離れようとしたが、ENが底をついた。
「あと、十五秒・・・」
工場の中では秒数を数えているナインボールと警報を出している謎の研究施設がある。
「あと、五秒・・・」
「くそ、まだ工場から200mしか離れていないのに」
その瞬間、
「ゼロ・・・・」
工場が光りだした。

ズドドドドーーン!!
その音は、まるで核が爆発したような音だった。
その衝撃でカトルが乗っているサンドロックがかなり遠くまで飛ばされた。
その時に頭を強く打ち付けられたカトルの頭の中はぼんやりしていた。
「くそ・・・俺はこんな所で死ぬのか・・・ナユキすまない・・・約束・・・守れそうにない・・・う・・」
カトルはそう言い残すと気負失った。
その時のカトルの時計の秒針が九時を過ぎる所だった・・・・・。


      カトルの一言略して「カト言」
      うう!最後は泣けるよ〜!(お前だけだよ
      ああ、言っておきますけどAC MOAを材料にして作っております。(古いの好きだなお前は
      多分、一月くらいからAC3のパーツに変わると思います。(多分だから
      AC3を今やっている方は読んで見ては?(飽きるかな?^^
作者:カトルさん