サイドストーリー

AC3SL外伝:目標レイヴン
この日、彼、クラフツパーソンの人生を大きく変える出会いが起きる。
「そろそろ、レイヴン試験でも受けるかな・・・メールが一件着てるな・・・。」
彼は、メールを確認した。それは、僚機依頼だった。内容は、
『どうも、私はカイルと言います。内容に入りますが、
クレストからキサラギ施設の近くの森林に配置されている部隊を排除する依頼を受けましたが、
一人では辛い可能性ものあるので、依頼しました。良い返事を期待します。』
「カイル?新人にそんな名前の奴がいたか・・・受けるか。」
彼は、承諾のメールを出した。

「よしっ!」
彼は、ミサイルでMTを破壊した。しかし、自機のMT、マスターピースはかなりダメージが高くなっていた。
「ちょっと辛いな・・・。」
ビームガンを連射しながら引く。その時、クラフツパーソンの後ろにいたMTが一瞬にして破壊された。
見ると、一機の黒いACがそこにはいた。まるで、影のように。
「大丈夫ですか?」
声の主はカイルという僚機依頼の依頼者か。
「何とかな。しかし、機体のダメージが高い。」
「なら、一度引いてください。敵は残り少ないですし。」
「出来るのか?」
「と、思います。」
「分かった、すまんな。」
彼は、領域ギリギリまで後退。カイルの方を見た。カイルは、敵の攻撃を素早く避けながら、敵を破壊した。
「あれが、本当に新人レイヴンの力なのか・・・?」
彼は、呟き、
「俺も、必ずあんなレイヴンになってみせる・・・!!!」
彼は、レイヴンになる事を強く決心した。

それから数日後、彼はレイヴン試験を受け、見事に合格。合格した後、カイルにメールを打った。
『当初の予定通り、レイヴンになれることが出来た。お互いに戦場で会わない事を祈ろう。以上だ。』
これだけのメールだったが、カイルから返信が来た。
『初めに、合格おめでとう。本当に、戦場では会いたくは無いが、もし会ったとしても、負ける訳にはいかない。
フォグシャドウさんと戦うまでは。』
その文を見て、愕然とした。
フォグシャドウ、実質上のアリーナトップ。メビウスリングを超える力を持ちながら、三位に甘んじている。
今思えば、カイルの機体、フォグシャドウのシルエットに似ていた。
しかし、この数日後、戦場で出会うとも知らず、彼は機体の整備の為、格納庫へと入っていった。

「レイヴン、クレストの無人要塞の侵入の為、陽動をして欲しい。」
たったそれだけだった。
ミッション自体は簡単だった。基地に近づき、敵を破壊する。しかし、敵が最悪だった。
基地にいたのは、カイルだった。
「貴方とは、戦場で会いたくは無かった。」
「俺もだ・・・・カイル・・・。」
そこには、本来あるはずの砲台は無かった。来るのが彼だと分かり、カイルが破壊したのだろう。カイルなりの迎え方らしい。
「引く気は、無いんですね。」
「当たり前だ。それは、お前もだろう。」
「お互い、単なる戦友として生きたかったです。」
「俺もだ・・・・行くぞ!!」
二機のACは、戦闘を開始した。
一人は、生き残って憧れと戦う為。
もう一人は、この目標を倒す為。
悲しき戦いが始まった。


後書き

どうも。かなり、パクりが入ってしまった。(誰のパクりかは、SSをすべて見た人には分かる)
これ、書いていた中で、結構短め・・・。
作者:カイルさん