サイドストーリー

AC3SL:最強タッグ
「何であんな奴に負けるのよ!スラッシュ!!。」
「ごめんよ〜ネル〜。」
二人の男女が、グローバル社の中央ロビーで、他から見れば痴話喧嘩に見えなくも無い話をしていた。
「たく、何でレボリューションなんかに負けるのかな。」
女性、ネルはどこかに歩いていってしまった。
「僕もそう思う。」
男性、スラッシュは格納庫に足を進めた。

次の日のアリーナ。
「また来たか。」
レボリューションは多少怒り声で言った。
「勝たないと、賞金貰えないし、それで機体の調整出来ないからね〜。」
「私は賞金目的、ふざけている奴は嫌いだと言ったはずだが?」
「言ったね〜。だから、少々本気で行かせてもらうよ〜。」
「・・・・後悔するなよ。」
「君もね〜。」
「両者、所定位置に・・・付きましたね?」
「OKだ。」
「いいよ〜。」
「それでは、レディー・・・ゴー!!」
スラッシュとレボリューションは同時にOBを起動。間合いを詰める。
「もらった!!」
レボリューションはミサイルを連射してきた。
「それじゃ、当たんないよ〜。」
スラッシュの機体、ランドクラッシャーはトリッキーな動きでミサイルを避ける。
スラッシュの機体、ランドクラッシャーは、四脚、コアはOB、色は茶色と黒。
武装は右腕は攻撃力重視のマシンガン、左腕は高速マシンガン。
右肩は軽量型グレネード、左肩に小型六連ミサイルを装備している。
「もらったよ〜。」
スラッシュは至近距離からグレネードを発射。敵のグレネードが一門使えなくなる。
「く、くそっ!」
レボリューションはミサイルで応戦するが、またも避けられる。
「ミサイルってのは、こう当てるんだよ〜。」
スラッシュは、至近距離でミサイルを当てる。
「これで終わり!」
スラッシュは、両腕のマシンガンを掃射。レボリューションのブラスナックルの機能が停止する。
「そこまで、勝者スラッシュ!!」

「何で、あの時本気を出さなかったのよ!!」
試合の終わった直後、再びネルに絞られている。
「だから、ごめんってば〜。」
スラッシュは、のほほんとした声で返す。
「・・・まあ勝ったからいいけど。あと、依頼が来てるわよ。」
「何〜?」
「今から三時間後、クレストの軍事研究所を破壊してくれ、だって。」
「強襲ミッション〜?」
「破壊の時点でそうだろ。あと、その部隊は約50は超えるって。」
「そんなに〜?」
「それ程重要なんだろ。個人依頼だけど。」
「珍しいね〜企業依頼を取らないなんて。」
「たまにはね。準備、行くよ。」
「分かった〜。」
二人は格納庫に向かった。

「これより作戦を実行する。各員の成功を祈る。」
それと同時に、MT部隊とスラッシュのランドクラッシャーとネルのシャインが降下する。
ネルのシャインは、色は青、コアはOB、中二脚。武装はKARASAWAと1551ブレードのみ。
「個人でよくこんなに持ってたな〜MT。」
「どうせどっかから取ってきたか、裏で企業が絡んでいるかだろう。それより、行くぞ。」
「了解〜。」
二人は戦場に出た。
しかし、次から来る戦闘ヘリに、二人は少々消極的な戦闘に入ってきた。
「MTはどうした!?」
「全滅したみたい〜。」
「使えないな・・・増援は?」
「あと、二、三十秒後だよ〜。」
「分かった!」
ネルは、敵の真っ只中に突撃。KARASAWAを弾切れになるまで連射。
「スラッシュ!!」
「分かってる〜。」
スラッシュはグレネードを連射。戦闘ヘリが面白いように落ちる。
「増援、来たよ〜。」
上空に、いくつもの爆撃機が出て来た。
「すごいね〜、どうしてこんなの持ってるんだろう。」
「企業が絡んでるんだろう。領域外に離脱するぞ。」
「分かった〜。」
二人は、OBで一気に離脱する。

「助かったな。」
「そうだね〜。」
二人は、輸送機の中で話していた。
「ところで、何のために攻撃したの〜?」
「さあ、しかしそれがレイヴンだろう?」
「そうだね〜。」
二人は、輸送機の中で笑っていた。

スラッシュとネル
二人が共同で受けた依頼は失敗した事が無いと言われている。
ネルがかく乱、スラッシュが支援のコンボで敵を倒す。しかし、性格が合わず、衝突する事も多い。
その為、二人はこう言われている。
最強のでこぼこコンビと・・・・・・。
作者:カイルさん