サイドストーリー

運命
シルバーの迷彩にカラーリングされたACが戦っている
彼の目の前にはACともMTとも異なる
兵器が立ちはだかっている
これは運命の戦いだった・・・

数日前この物語の主人公『クロウ』は
キサラギの研究所にいた。
「結構広いなー・・・」
そういってクロウは研究所の奥に進んでいった
そして扉をあけるとそこには
美しい女性が立っていた
「もー遅いよ!」
「ああスマン!」
この女性の名前は『ミリナ』
クロウの恋人である。
クロウはレイヴンだがミリナはキサラギの研究員だ。
2人は車に乗って帰っていった。
そして次の日ミリナはいつものように出勤していった。
その日クロウはとくに依頼もくることなく
久々に休日を楽しんでいた。
そして夕方になるとミリナがクロウのアパートにやってきた。
それはいつもの事だったがそのひのミリナはなにかが変だった
しかしクロウはそのことにきずかなかった。
そして運命のときは来た。
「パァァァン!」
しずかな住宅街に銃声が響いた。
「な・・・」
クロウは腹から血を流し、床に倒れた
「・・・・・・」
ミリナは何も言わず去っていった。
「まて・・・」
クロウはなんとか立ち上がって
ミリナを追いかけた。
しかしミリナはもうすでにどこかに消え去っていった
クロウは車にのってキサラギの研究所にむかった。
研究所につくとなにか慌しかった
「なにが・・・あったんだ・・・」
「うちの女性研究員が開発中の兵器を持ち出し逃走したんだ!」
「な・・・に?」
「それよりあんたどうしたんだ血相かえて?」
「オレのことはどうでもいいこの研究所の所長にあわせろ・・・」
「そうはいかない。なにがあろうと所長の部屋には誰も入っては・・・」
「あわせろ・・・」
クロウは男を睨みつけた。
「わかった案内しよう。」
所長室にはいるとそこには所長らしき人物が椅子に座っていた。」
「あんたが・・・所長だな・・・?」
「そうだがなにか?」
「ミリナになにをした・・・」
「あの女を実験台にしたんだよ。」
「ふざけんな・・・彼女をつれもどせ・・・」
「それは不可能だ・・・」
「そうか・・・」
そういってクロウは部屋から出ようとした。
「どこにいくきだ・・・?」
「彼女をつれもどす・・・」
「むりだあの兵器は火力も防御力もACより上だ。」
「関係ない・・・」
そういってクロウは部屋をでた。
外にでたクロウは車に乗ってガレージに向かった。
クロウはAC『ガンブレイカー』に乗り込んだ。
そして無言のまま発進した。

市街地の外れにその兵器があった。
「ミリナ!」
クロウは呼びかけた
しかし応答はこなかった。
「くそ・・・」
クロウはブースターを吹かしミリナの元へ向かった。
そのとき
「バシュゥゥゥゥン!」
青白い光条がクロウの機体をかすめた。
「な・・・」
驚いている暇もなく次の攻撃が来た。
「バシュゥゥゥン!」
クロウはブースターでなんとか回避した。
「まずはあいつを助けなければ・・・」
クロウはコックピットハッチを壊し
ミリナをたすけようと考えた。
そしてコックピットに向かった。
だがこの考えは甘かった。
「バシュゥゥゥゥン!」
「しまった・・・」
クロウはブースターで回避しようとしたが
まにあわなかった。
機体の左腕が焼き尽くされた。
「くそ・・・」
だがクロウはひるまずにコックピットに向かった。
そして右腕武器をパージして
ACの手でコックピットハッチを引きちぎった。
「ミリナ!」
だがミリナは気絶していた。
「こうなりゃ・・・」
そう言ってクレイはコックピットの椅子ごと
ミリナを助け出した。
そしてミリナを少し離れたところに置いて
また戦いに向かった。
「さて残るはお前だ・・・」
クロウはパージしたミドルレンジライフルを
拾い、兵器に突っ込んでいった。
「パァァァン!パァァァン!」
だが兵器には傷ひとつつかなかた。
「くそ!」
クロウはもっと近距離から武器を放とうとした。
だが相手も反撃をしてきた。
「バシュゥゥゥゥン!」
この一発がガンブレイカーの頭を吹き飛ばした
だがクロウもミドルレンジライフルを連射した。
それでも兵器にたいしたダメージは無かった。
「それなら・・・」
そう言ってクロウはブースターで飛び上がり
武器の発射口にライルを深くまで突き刺した。
そしてそのライフルをパージした。
「じゃあな!」
兵器はまたビームライフルを放とうとした。
その瞬間兵器が轟音をあげ爆発した。
「ざまあ・・・みやがれ・・・」
クロウはACから降りてミリナの元へ向かった。
「おい!ミリナ!しっかりしろ・・・」
そのときミリナが目を覚ました。
「どうしたの?クロウ。」
「どうしたの?じゃねえよ・・・ばーか・・・」
そういってクロウは気を失った。


数日後
「ねえ!クロウこの服買ってよ!」
「あ?まだ買うのか?」
「いいじゃん!早く!」
「はいはい・・・」


END
作者:クリムゾンベルセルクさん