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 EXTERMINATION第一章 
チームレッドライトの隊員達は南極のある施設へと向かった。
 
大佐:「もう一度確認だ。今回の俺たちの死に場所は、南極大陸、合衆国極秘施設フォート・スチュワートだ。
作戦コードは・・・・コールド・リミットとする。
現在フォート・スチュワートが非常事態警報を発したまま、3日間音信不通になっている。
現地の状態、生存者などについては一切不明だ。」
 
確認が終わった後、RAYとロジャーは自分のACに搭乗し、通信で会話をしていた。
 
ロジャー:「今お前が何を考えているのかわかる。アンドリューのことだろ?」
 
RAY:「ああ・・・今でもあの時のことがうかんでくる。」
 
ロジャー:「俺の恩人が教えてくれたことがある。ビーストロング−強くあれ・・・
人生、辛いことや挫折したりすることもある。だから心を強く持たなくちゃいけないんだ。」
 
RAY:「今の俺にやれることは、シンディのためにもアンドリューの分まで戦ってやることしかできない。」
 
その時!・・・爆発音がした。
 
機長:「左の翼のエンジンが爆発しました!・・・だめだ!墜落する!」
 
大佐:「緊急事態だ!総員地上へ投下する!あとは自力で施設に向かうんだ!」
 
隊員達は地上に到着した。しかし吹雪きが強く、視界が薄かった。
 
RAY:「こちらRAY!ロジャー聞こえるか!」
 
ロジャー:「ああ、聞こえる!今、施設へとつながるファンを発見した。すぐ来てくれ!」
 
RAY:「わかった!今行く。」
 
RAYはレーダーを頼りにロジャーのもとへたどりついた。
 
ロジャー:「お前がこっちに来る間、ファンの回転法則を見ていた。
3秒回って2秒止まる。しかし官制が働いて実際は1秒だ!
RAY、先に行ってくれ・・・」
 
RAY:「なぜ俺が・・・」
 
ロジャー:「俺はお前が行ったのを確認してから行く。お前は俺と違って身軽だから
こういうアクションは得意だろ?」
 
プレッシャーをかけられたRAYはファンの中に入っていった。
ロジャーもRAYの入り方を参考にし、ファンの中に入っていった。
二人はファンの中を滑りながら・・・
 
RAY:「本当にここで、あってるのか?」
 
ロジャー:「多分・・・」
 
RAY:「多分!?」
 
でも、あっていた。二人は施設の中を見回した。
 
ロジャー:「化け物の臭いがするぜ!」
 
RAY:「野生の勘だけは鋭いな・・・でもどうする?あの跳ね橋を倒さないと先にすすめないぜ?」
 
二人はコンピュータ室らしき部屋を発見した。ロジャーはACのコックピットを出て、
ナイフを取り出しドアの鍵を壊して入っていった。
 
ロジャー:「俺はここのコンピュータで跳ね橋を倒す方法を見つける。・・・よし!わかった
RAY右の通路をまっすぐ行ってくれ。そこに跳ね橋を倒す装置がある。それを発動させるんだ。」
 
RAYは装置を探しに、通路をまっすぐ行った。
 
RAY:「ロジャー、今化け物のようなモンがいたような気がした。」
 
ロジャー:「化け物が出たとしても、お前なら大丈夫だ。」
 
RAY:「あの時のことを思い出すなぁ・・・」
 
ロジャー:「ゲリラ戦のことか・・・もしあの時、俺が居なかったら・・・・」
 
RAY:「丸焼きになってたって、言いたいんだろ?そのセリフ聞き飽きたぜ」
 
ロジャー:「気にするなって・・・帰ったら一杯奢るからよぉ」
 
とりあえずRAYは納得した。そして装置を発見して発動させた。
 
RAY:「今装置を発動させたんだが、跳ね橋の状態はどうだ?」
 
ロジャー:「おお!下がってる!これで先へ進めるぞ。・・・ん?・・・・ぐあぁ!
化け物だぁ!・・・た・・たすけ・・・・」
 
通信が途切れた。RAYは急いでロジャーのもとへ向かった。だが・・・
 
RAY:「大丈夫か?ロジャー!」
 
ロジャー:「・・・・・」
 
ロジャーはクリーチャーにACごと寄生されていたのだ。クリーチャーとはこの施設の至る場所に生息しており
人間や動物に寄生する能力を持つ。一度寄生されると記憶が徐々に喪失していくと同時に
攻撃本能を持つようになる。そして、ロジャーはRAYに襲い掛かってきた。
と、その時!RAYの背後から銃声がなり響いた。銃弾がロジャーに被弾して倒れた。
 
RAY:「誰だ!」
 
???:「・・・・」
 
つづく・・・
 
監督者:RAYさん 
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