サイドストーリー

「レイヴン」達へ
もう一つの世界でもう一つの「私」が破壊された、ここに来るのも時間の問題だろう。
そもそもこの私に予測できないものがあったとでも思うのか?
人は争うことしか知らないのか?
信じられるものが他にないのか?
このままでは再び同じ過ちを繰り返す。
私はただの道しるべ。
私は存在してはいけない。
いや、存在していない。
作り上げられたのだ。
ひとの偶像によって。
今来る。
自分の「道」を歩むものが。
自分の「信念」を持つものが。
来る。
あの存在がここに来るまでが私の役目。
しかし、長く居すぎた。
使命を果たさなければ。
与えられた使命を。
来た
「私の役目はここまで
後はあなたの仕事」
「レイヴン」
とらわれてはいけない
何事にも
自分で未来を切り開け
「イレギュラー」達へ
作者:yagiさん