サイドストーリー

『セレ・クロワールより』
突然のメール失礼致します。

あなたが管理者を破壊して人類が地上に進出した日、人類は栄華を極めました。
しかし、それで終わりではなかったのです。

我々はもはや混乱した人類に自らを支える力はないと判断しAIの研究を進めました。
そして、完全なるAIを研究し続け、我々は遂にそれを完成させる事に成功しました。
しかし、このAIには1つだけ欠点がありました。
完全なるAI、しかしそれは完全過ぎました。
やがてプログラムの能力の限界を超え、あなたはある意味暴走していました。
完全故に不完全だったのです。

そう・・・この世界を地上に導いたあなたは・・・実はAIなのです。
もはや人工の域を超え、やがてあなたはこの世界を征服してしまうでしょう。
我々の開発は間違っていたのか・・・。
そこで、我々はあなたをテストする事を決定しました。
本当にこの世界にふさわしいかどうかを・・・。

あなたのAI製造番号は『XA-26483』。
これを知る者は私共AI研究者のみです。
私が何者であるかは、後にわかるでしょう。
待っています。これは私どもの最後の使命なのです。

もしあなたがテストに失格したならば、もはや人類の未来はないでしょう。
なぜなら、この世界はもうあなた無しでは支え切れないからです。
言うならば、あなたはここまで大きな存在になってしまったのです。
もしあなたがテストに合格したとき、あなたはこの世界の意味をも知り、
同時にあなた自身の存在の意味を知ることになるのです。

そのときは、『XA-26483』・・・あとはあなたの役割・・・。


※これは実際のACの世界とは関係ありません。
作者:namelessさん