EXTERMINATION第四章
RAY:「よし!やっと終わった」
アリーナ戦の準備とACの整備を終わらせて、アパートへ帰っていった。
RAY:「寒!!!!!! 壁がねぇから、まともに南極風が入ってきやがる。」
部屋に置いてあるテレビが凍っていた。と、その時・・・
インターホンが鳴った。
いつもだったら彼は居留守をしてドアを開けないのだがなぜか今日はドアを開けた。
そこで待っていたのは・・・
マリネリス:「よぅ!久しぶり。相変わらず寒い部屋ね。テレビが凍っちゃってるわ。」
RAY:「なんだ、お前か・・・ずいぶんとなれなれしいな。何の様だ。」
マリネリス:「あなた、チームレッドライトの軍曹だよね?」
RAY:「ああ、そうだ。」
マリネリス:「この区の近くにあなたの部隊の機体の残骸がたった。」
RAY:「ああ。俺たちは、極秘任務である施設に向かう途中で機体の翼のエンジンが爆発して皆、脱出した。」
マリネリス:「その脱出した隊員は皆、死んでしまったの・・・」
RAY:「マジで!? だが、仕方ない。あれは事故だったんだからな」
マリネリス:「実は事故じゃなかった・・・あれは大佐が仕組んだの」
RAY:「でも、なぜ大佐がそんなことを・・・」
マリネリス:「大佐は、もう一つ悪の部隊を持っていた。そして、ある計画を立てていたらしいの」
RAY:「ある計画って?・・・」
マリネリス:「わからない。でも悪い計画よ。何かを壊すような・・・そんな感じ」
RAY:「・・・」
マリネリス:「正統派の部隊、チームレッドライトの存在は大佐の計画の邪魔だった。だから・・・」
RAY:「俺の仲間を殺して、その部隊を使って何かやろうとしているわけだ。」
マリネリス:「ロジャーって男、知ってるわよね?」
RAY:「ああ。俺の友人だ。」
マリネリス:「彼は大佐とつるんでいた。」
RAY:「だが、つるんでいたのはロジャーではない・・・ロジャーを真似たAIだ。」
マリネリス:「そうなの?」
RAY:「俺は任務中すぐにロジャーの偽者だと見抜いた。そして、しばらく泳がせといたが死んだ。」
マリネリス:「それじゃー本物のロジャーは?」
RAY:「わからない・・・アイツのことだ。気まぐれに散歩でもしているんじゃないのか。」
マリネリス:「仲間の仇・・・とりたいわよね」
RAY:「ああ。大佐を生かしちゃおけねぇ・・・つーか、なんでお前、俺のことよく知っているんだ?」
マリネリス:「あのねぇ、ニュース見てないでしょ!ま、仕方ないわよね。テレビが凍っちゃってるんだもん」
RAY:「・・・」
マリネリス:「このニュースであなた有名人になっちゃったわよ」
またインターホンが鳴った。ピンポーン・・・ピポピポピポピポピンポーン
うるさいが、RAYはドアを開けた。そこで待っていたのは・・・
スネーク:「うぃ〜っす!この前は悪かったな。謝るよ・・・お邪魔しま〜す。」
勝手に入ってきた。
RAY:「おい・・・」
マリネリス:「あ、やっと来たわね。」
スネーク:「ケン、すまねぇな。さっき、ポリ公に職務質問されて遅くなっちまった。」
RAY:「ケン!?」
マリネリス:「あ!自己紹介してなかった。私はケン・マリネリス 女よ。ケンって呼んで」
スネーク:「俺はソリッド・スネーク 男だ。よろしく!」
RAY:「女か男かなんて見ればわかるよ」
マリネリス:「さぁ、仇をとりに行きましょ!」
スネーク:「レッツだゴー!」
RAY:「ちょっと待てよ。お前らは関係ないだろ?」
マリネリス:「十分関係あるわ!昔、大佐に父親を殺されたの!・・・その仇」
スネーク:「俺の友人も殺されたんだ!」
RAY:「・・・」
マリネリス:「私たちには、あなたのような優秀なパートナーが必要なのよ・・・ねぇ、お願い」
RAY:「そんな色っぽい声だすなよ。まぁいい、お前らの気持ち、よくわかった!行こうぜ!」
マリネリス:「とりあえず二人とも私んちに行こう。」
二人とも大賛成である。なぜならRAYの部屋は凍りつくほど寒いからである。
そしてマリネリスの家に着いた。
スネーク:「RAYの部屋よりかはマシだな・・・うん。」
RAY:「ケン、俺ACとって来る。」
マリネリス:「じゃあ、その間に晩御飯、作っとくね。二人とも何がいい?」
スネーク:「グラタンがいい!」
RAY:「たらこスパゲッティー・・・」
マリネリス:「はいはい。じゃあカレーね!」
だったら最初っから聞くなって言いたかった二人である。
ついにカレーが出来上がった。
スネーク:「早く食べようぜ。」
マリネリス:「だめよ。RAYが戻ってきてから」
RAYが帰ってきた。
RAY:「ただいま・・・」
スネーク:「おっか!〜」
マリネリス:「おかえり。さぁ食べましょ。」
スネークが勢いよく食いだした。だが・・・
スネーク:「・・・かぁれえぇぇぇぇ!!!!!!!!!ケン、水!みぢゅ〜!!」
マリネリスが作ったカレーはタバスコ10個分ほどの辛さである。
しかしRAYとマリネリスは普通に食べている。
マリネリス:「はい、水」
スネークはカレーを一気に食うと水も一気に飲み干した。
そして想った。こいつら、バケモノか?
RAY:「あまいな。このカレー・・・」
マリネリス:「子供向けかなぁ」
スネーク:「全然!そうだ思い出した。妹の世話しなきゃなんないから俺、帰る。じゃあ、また明日」
マリネリス:「バイバイキーン」
RAY:「・・・」
マリネリス:「あんた無口だね。」
RAY:「ああ。」
そのころ、大佐の部隊は人類破滅の計画を立てていて、手始めに南極の全アリーナを爆発させ崩壊した。
RAYがアリーナ登録をした所も同じように崩壊した。
この大規模な爆発があったのにもかかわらず、負傷者が0人であった。
マリネリスはせんべいをバリバリ食いながらニュースを見ていた。
マリネリス:「あ!RAYのアリーナふっとんじゃった!・・・」
RAY:「昨日アリーナからメールが着たんだ。皆、俺が恐くてアリーナ辞めちまったらしい
そんで、参加者が俺だけだから赤字で潰れたらしいぜ。」
マリネリス:「ふ〜ん、そうだ!陽刀−無羅魔殺、ACに着けた?」
RAY:「まだ、着けてないが・・・」
マリネリス:「あれは、すごいよ!今着けよう!」
そう言うと、マリネリスはRAYの腕をひっぱりながらACガレージへ向かった。
そしてマリネリスが勝手にRAYのACに装着した。
マリネリス:「ジャジャ〜ン!みてみて〜」
RAY:「なんも変わってないように見えるが・・・」
マリネリス:「起動してみればわかるわ」
RAYはACを起動させた次の瞬間!
まぶしい閃光とともにACの形や色もどんどん変わっていった。
RAY:「!?なんだこれは!」
マリネリス:「以前より性能が何百倍もパワーアップしたの」
RAY:「すげく派手な機体だな・・・」
マリネリス:「ありがと!」
RAY:「ほめてねぇよ」
そして二人は家に戻った。
マリネリス:「風呂、入ってくる。RAY私の下着、用意しといてね」
RAY:「ああ!?」
マリネリス:「ごめん、ごめん、すでに用意してあった。」
RAY:「・・・」
こう言い残すと風呂に入っていった。
もちろんだが、RAYもこのあとちゃんと風呂に入った。
このあと・・・
マリネリス:「あちゃ〜ベッドが私の分だけしかないの。しかたない一緒に寝よう」
そして一緒に寝た。マリネリスはしばらくするとRAYに抱きついた。
RAY:「・・・」
マリネリス:「RAYって湯たんぽみたいに温かい」
こうして長い一日が終わった・・・
つづく・・・
監督者:RAYさん
|
|