サイドストーリー

OSL:反乱
「各自作戦を実行。」
ブレイズの合図と共に、十体くらいのACがクレストの施設を攻撃する。
クレストも、応戦の為、MTが出てきた。
ブレイズは、部下に指揮を任せ、施設の潜入した。
(マサキの情報では、兵器は施設の地下にあるはず。)
そう思いながら、機体を進める。
ほとんどの敵は表の部隊と戦闘している為、施設への侵入は容易だった。
「ミリィ、待ってろよ。」
ブレイズは、機体のスピードを上げた。

「敵勢力は!?」
「目標の施設周辺には、無人機と思われるACが二機展開しています。」
「予定通りね・・・・任せるわよ。」
「了解。」
アイラも、ミラージュ社の施設に侵入した。
気づいている人もいるかもしれないが、リストブレイクの本当の狙いは、各企業の開発している兵器が最優先攻撃目標なのである。
企業の他の兵器は後回し。新型兵器は完成する前に破壊しなければ、更なる戦火の火種になる可能性が出てくるのだ。
アイラは、クリムゾンエッジを操り、無人ACを切り裂いた。
そのまま、施設へと侵入した。

「各自、目標への攻撃を最優先とする。他機への攻撃は各自の判断に任せる。」
「各自作戦実行。目標を破壊せよ。」
スネイカーが、作戦を話す。サラが作戦の実行の合図をした。
「了解。」
隊員達は、攻撃を開始した。
「じゃ、私たちは先に行くわ。」
「後は任せる。」
スネイカーとサラは、裏口から施設へと向かう。
「お気をつけて。」
指揮を任せれた隊員は、彼等を見送った。

「各自、我々の目的はあくまで時間稼ぎだ。無理はするな。」
「了解。」
その頃、マサキの部隊は、グローバル社を強襲していた。
理由は、企業への増援を無くす為。
他のメンバーが、作戦の完了するまでの。
そして、予想通り、幾つかの輸送機が動き出していた。
「レイヴンを出させるな!輸送機を落とせ!!」
マサキの合図と共に、隊員ACの集中砲火で、飛び立とうとしていた幾つかの輸送機が落ち、中からACが出てきた。
「さて、上手くやってくれよ、皆。」
マサキは、マシンガンとライフルの引き金を引き始めた。

「最深部に到達したか。」
ブレイズは、施設の最深部に来ていた。
「そっちはどうだ?」
『敵部隊の抵抗が強いです。こちらがやられるのは時間の問題かと。』
「無理はするなよ。俺のことは良いから、危険になったら離脱しろ。」
『了解。』
ブレイズは通信を切る。
ブレイズの機体、アサッシンは、暗殺者の名の通り、音も無く進んだ。
それは、この機体に付けられている消音装置のおかげである。
動力音、駆動音を最小限までに抑える事ができる。
しかし、この装置は完全ではなく、一定時間しか機能しないが、ブレイズにとっては何の問題も無かった。
その後は、何の邪魔も無く、兵器の場所まで進んだ。全ての警護部隊が前線に回されたらしい。
「ここか・・・・。」
ブレイズは、扉を開いた。そこには・・・・・。
機体に衝撃。レーザー弾がヒットした。
アサッシンは仰向けに倒れそうになったが、ブースターを吹かし、立て直す。
「なっ・・・・!?」
そこは、アリーナほど大きさの部屋に、黒いACと思われる機体がいた。
『そこにいる奴、急いで逃げろ!!』
ここの研究員らしい者から通信が入った。
「なぜだ。」
『兵器が暴走した。死にたくなかったら・・・・・。」
その時、ACと思われる機体が、レーザーライフルの引き金を引き、研究員たちがいる監視部を破壊した。
『うわぁー。』
研究員の叫び声。
ブレイズは、ブレードを両腕に構えた。
「本当に、暴走したんだな・・・・だが、引く訳には行かない!!」
ブレイズは、正体不明の敵機体に突っ込んでいった。

アイラは、ブレードで敵を切り裂きながら奥に進んでいた。
「まだ奥には着かないみたいね。」
『ア、アイラ隊長!!』
通信機から、指揮権をゆだねた隊員から通信が入った。
「どうしたの!?」
『こ、こちらに謎のACが・・・・・うわぁーー!!』
そこで、通信が途切れた。
嫌な予感がしたアイラは、OBで一気に施設の外に出た。
そこで、見たものとは・・・・。
「ひどい・・・・。」
そこで見たものとは、ACやMTの残骸だった。
「あれは!?」
その中心部に、普通のACより大型のACがいた。それは、見た事があった。
「可変型AC!!」
アイラは、相手の正体を思い出すと、SAMURAI2をエネルギーブレードモードから実剣モードに切り替えた。
アイラやブレイズを含め、幹部の機体には、特殊な改造を受けている。
ブレイズの機体は消音装置、アイラの機体には実剣モードのように。
マサキの機体には、エネルギー消費が一定時間無くなるリミッター解除。
サラの機体は、パイルバンカーのホーミングアンド弾数無限。
スナイカーの機体は、FCS以上ロック可能(詳しく言えば、サイトが広いまま遠距離ロックが可能)。
このような装置の取り付け、改造を受けている。
敵大型ACは、形を見れば重二脚、コアのタイプは無し(EOとOBは無し)。色は灰色。
武装は、右腕にレーザーライフル、右腕にブレード。
更に、背中に変形時に使われると思われるウィングにミサイルが左右に二つずつ、計四つ付けられていた。
「クローセンティクスの者か?」
「喋った!?」
アイラは驚いた。
アイラの情報では、この可変型ACはAI操作のはずだった。AIが喋るなど。
「驚く事は無かろう。管理者も喋ったわけだからな。」
「どうする気?」
「どうするとは?」
「とぼけないで!こんな事して、生きて帰れると!?」
アイラは、ブレードを構える。
「ふっ、愚かな者よ。そのまま私を放って置けば、生きながらえたものを・・・・。」
AIもレーザーライフルを構える。
「その前に聞いておく。貴様、名前は?」
「アイラ。」
「アイラか、良い名だな。私はナイト。死んでも覚えておけ。」
「忘れなかったらね!!」
アイラは、OBを吹かし、突っ込んだ。

「これは、一体・・・・。」
「はめられたか・・。」
サラとスネイカーは、施設を調査して、帰還しようと、表に出た時、ACとMT部隊の残骸を確認した。
しかし、動いてる機体が三機いた。
「新型ACか・・・。」
「恐らく。」
サラは、シールドを構えた。
スネイカーは、スナイパーライフルを構えた。
「行くぞ。」
「OK!」
サラは、OBを吹かし、突っ込んでいった。

「くそっ!!」
ブレイズは、相手のブレードを弾くだけで、精一杯だった。
敵は、離れながらレーザーライフルの引き金を絞る。
マサキの情報では、相手の機体名は、I−CFFF−SERRE。
新型のAI機だという。
敵は、色は黒で、武装はレーザーライフルとブレード、肩武装のところに、射撃型EOと残存型EOを装備していた。
ブレイズは、腰のマシンガンの引き金を引いた。
しかし、機動力の高い為、全く当たらない。
その時、相手は間合いを一気に詰めた。
「何の!!」
ブレイズは、右腕のブレードを逆手に持つと、突っ込んでいった。
「うぉぉー!!」
相手のブレードが、アサッシンのコアを貫く。
「負けるかーー!!」
ブレイズは、右腕のブレードをを相手の機体に突き立てた。
しかし、相手は、ブレードを横になぎ払った。
アサッシンは、上半身と下半身が分離。そのまま、倒れた。
相手は、ブレードが左肩に突き刺さったまま、レーザーライフルを向けた。
「やられる!?」
敵は、レーザーライフルの引き金を引こうとしていた。

「きゃっ!!」
アイラの機体は、相手の体当たりで吹き飛ばされる。
相手は、上空に上がる。
「どうした。その程度か?あんな口を叩いていたくせに。」
ナイトは、地上に降りて来た。
「まだ、負けては、無い!!」
アイラは、再び立ち上がる。
「・・・・・なら、もう立てないようにしてやる!!」
ナイトは、ACを飛行形態にした。
「このカルテッドの飛行形態で死ねるんだ。光栄に思え。」
「思いたくは無いわ。」
アイラは、精一杯反論したが、もう機体は限界だった。
ナイトは、ミサイルを発射してきた。
アイラは、最小限動きで、ミサイルを避けるが、一発当たってしまった。
「きゃあー!」
ミサイルは、脚部に当たり、倒れる。
ナイトのカルテッドは人型になり、地上に降りて来た。
そして、レーザーライフルを構える。
このレーザーライフルは、KARASAWA並の破壊力を持ちながら、かなりの軽量に成功した武装である。
「・・・・・・・。」
この時、アイラは気絶していた。
ナイトは、ライフルを下げ、ブレードを構え、一歩一歩近づき、射程に入り、ブレードを振り上げた。

「行けるか?サラ。」
「行けると思う?」
最初は、快調だったが、次第に押され、一ヶ所に集められた。
敵のI−C003−INのグレネードによる攻撃で、既に、サラの機体は両腕、スネイカーの機体は脚部が破壊されていた。
「ここで死ぬのかな、私達。」
「縁起でもない事言うなよ・・・・・・しかし、そうなるかもな。」
二人は、既に諦めモードに入っていた。
その時、一機のI−C003−INが爆発した。
「何!?」
「ふっ、どうやらまだ希望はあるらしい。」
見ると、そこに、二機のACがいた。
二機は、残っていたI−C003−IN二機を瞬殺した。
「助かりました、ミスト隊長、ワルキューレ隊長。」
そう、この二人は、あのロイヤルミストとワルキューレである。
「流石のお前達も、新型相手には苦戦したか。」
「助けに来て良かったわ。死んだら、遺体を回収しなきゃいけないもの。」
「ワルキューレ・・・・・。」
「冗談よ。」
その後、四機は施設から離脱した。

レーザーライフルの引き金が引かれようとした時、敵にどこからか飛んで来たグレネードの弾がヒットした。
敵は、そのまま後ろに倒れる。
前に、ACが降りて来た。
「エース隊長・・・・。」
「隊長はいい。大丈夫か?」
「はい。何とか大丈夫です。」
ブレイズとエースはACから出る。
「この機体にもしかして・・・。」
「お前の考えている事が正しいか、それとも、違うか。調べるぞ。」
「はい。」
ブレイズとエースは、機体に近づいた。
エースの後ろにブレイズが付き、銃を握る。
「開けるぞ。」
ブレイズは、頷く。
コクピットの扉が、ゆっくりと開かれた。
開ききった時、二人は銃を向けるが、ブレイズは中にいたパイロットを見た時、銃を落とした。
「ミ・・リィ・・・。」
「何!?」
エースは、銃を降ろす。
そこにいたのは、ブレイズの幼馴染のミリィがいた。
エースは、マサキからブレイズの幼馴染がクレストの研究所に連れて行かれた、と。
名前はミリィ。
もちろん、ミストにワルキューレ、BBも知っている。
エースは、気絶していると思われるミリィの脈を調べた。
「・・・・・脈はあるな。」
「えっ!?」
うなだれていたブレイズは顔を上げる。
「だが、弱い。これではいつ停止するか分からない。」
「エースさん!!」
「分かっている。急いで戻るぞ!!」
ブレイズはミリィを抱えると、アルカディアに向かった。既に、エースはアルカディアに乗り、起動していた。
「乗れ!!」
エースは、左腕を出す。ブレイズはミリィと共に乗る。
「しっかり捕まっていろ!!!」
エースは、ブースターを吹かし、急いで本部に戻って行った。

「ぐっ!?」
カルテッドに拡散バズーカの弾が当たり、下がる。
「やらせない!!」
そこに、ACが来た。
「貴様、邪魔をする気か。」
「仲間を助ける。当然の行動だ。」
AC、タイラントのパイロット、BBは叫ぶ。
「・・・・・仕方ない。」
ナイトは、機体を上昇させた。
「待て!!」
BBはグレネードを発射したが、簡単に避ける。
「お前の仲間の中に、ブレイズとマサキという奴がいるはずだ。」
「!なぜあの二人を!?」
「やはりな・・・その二人に伝えろ。レイヤードのアヴァロンヒルにいるとな。」
ナイトは、飛行形態に変形すると、何処かに行ってしまった。
「あいつは?」
BBは、アイラの機体を回収すると、本部撤退した。

「隊長、各部隊撤退しました。」
「よし、各機離脱。」
マサキの合図と共に各機体が撤退した。
(それにしても・・・・。)
マサキは撤退しながら、謎の違和感に襲われていた。
後の調査で、I−C003−INも暴走していたらしい。
それ以前に、なぜ、ナイトはブレイズとマサキの事を知っていたのか。
すべては、アヴァロンヒルにいるナイトだけが知っている。


次回
ブレイズとマサキに隠された秘密。
ミリィの生死。
ナイトの真意。
それは、この戦いの最後に分かる。
アヴァロンヒルの戦いは、未来に何を残すのか。それは、神にも分からない。
次回のOSLは『真実、そして戦い』をお送りします。お楽しみに。

後書き
まずい。
まずい。
まずーーーい。
ネタが無いーー。
と、言うわけで、戦闘シーンなど、少々物足りない事がありましょうが、お許しをーー。
ここで、前も言った通り、ナイトとカルテッドの説明。

ナイト
カルテッドを操るAI。なぜかブレイズとマサキが○○○○である事を知っている
(○○○○は次回分かります)。

カルテッド
ナイトが操作している可変型AC。
通常形態(人型)の時のジェネレーター、
飛行形態(戦闘機型)の時の長時間使用可能ジェネレーター、
武器用ジェネレーター、
と三つのジェネレーターを装備している。
その為、かなりの大型。
しかし、機動力が高いため、あまり関係無い。
OBとEOは無い。色は黒。
武装は、人型時 弾数100発(!?)のレーザーライフル 月光並みの威力を持つブレード
    戦闘機型時 小型マシンガン(バルカンみたいな物) 4発のミサイル 大型エネルギーキャノン(威力は99999(!!?)です。
・・・・・・・ある意味凶悪。
つーか凶悪。普通のACじゃ勝てない。
まあ、ブレイズとマサキは人間じゃ・・・・おっと、ネタバレになっちゃう。
では、長くなりました。
作者:カイルさん