サイドストーリー

OSL:真実、そして戦い
「行けるか?ブレイズ。」
クローセンティクスの格納庫。そこに、ブレイズとマサキがいた。
「ああ、準備はいつでも良い。そっちはどうだ?」
二人は、パイロットスーツを着ており、格納庫には見知らぬACが 二機置いてあった。
昨日、作戦から帰ったブレイズとマサキに、BBからナイトがお前達を知っており、
アヴァロンヒルで待っていることを聞いた。
その後、ブレイズとマサキは、自分の”本来のAC”を出し、翌日の日の出と共に出撃するつもりだった。
今の時刻は日の出の二十分前。
「まさか、こいつに再び乗る事になるとはな。」
「そうだな、マサキ。いや、エグザイル?」
「その名は捨てた。ユニオン結成時にな。」
「そうだったな。じゃ、そろそろ行くか。」
「そうだな・・・・・・ブレイズ。」
マサキ、いやエグザイルはシャドウガンナーを、ブレイズは、フリーダムカスタムを駆り、決戦の地へと向かった。

「エース。」
振り返ると、そこにはワルキューレがいた。
「二人はどう?」
エースは、チラッ、と見た所を見た。
そこ、集中治療室に二人の少女、アイラとミリィがいた。
あの後、ダメージが大きかった二人は、手術を受け、一命は取り留めたが、昏睡状態になっているのである。
「取り留めたといっても、いつ危険な状態になるか分からない。油断は出来ない、だそうだ。」
「そう・・・・それと、ブレイズとマサキだけど・・・。」
エースは、想像が出来ていた。
そして、その通りだった。
「マサキはエグザイル。ブレイズは、キサラギの実験の被害者だったわ。」
「やはりな・・・・。」
「やはりって、気づいていたの!?」
「薄々な。元レイヴンとはいえ、数年のブランクを見せない戦い。そして、新人とはいえない腕前。見るものが見れば気づく。」
「あの二人、死ぬ気かしら。」
「違うな。」
エースは、はっきりと否定した。
「どうしてそう思うの?」
「あの二人には帰ってくる場所がある。昔と違ってな。」
エースのその言葉に、ワルキューレは頷いた。

「来たか・・・・元イレギュラー・・・・。」
ナイトは、カルテッドを立ち上げた。そこには、ブレイズのフリーダムカスタムとエグザイルのシャドウガンナーがいた。
「来てやったさ、ナイトとか言ったか?それとも・・・。」
ブレイズは一度切り、
「管理者と言ったほうがいいか?」
エグザイルが残りを言う。
「分かっていたのか・・・・そうでなくてはな。」
「生きていたのか。」
「死んださ。オリジナルはな。」
「・・・・なるほど、自分がやられた時の為、コピーのAIを作っていたのか。」
「そうだ。俺は管理者のコピー。そして、ずっとお前たちの事を見ていた。」
「何・・・?」
「エグザイル、お前はユニオンの結成時、レイヴンを止めた。だが、トレーニングは疎かにしなかった。」
「・・・・・・。」
「ブレイズ、いやメビウスリング。お前はキサラギの新型の強化チップを移植された被験者の唯一の生き残り。違うか?」
ナイトは、淡々と語った。
「間違いは無い。だがな、俺たちはもうその名は捨てた。」
「そう、今の俺たちは、マサキとブレイズだ!!」
二人は、武器を構える。
メビウスリング、いやブレイズの機体、フリーダムカスタムは中二脚、色は白。コアはOB。
武装は右腕にエネルギーライフル、左腕に内臓式ブレード。肩にはオリジナルのツインエネルギーキャノンを装備している。
エグザイル、いやマサキのシャドウガンナーは、中二脚、色は黒。コアはOB。
武装は、右腕にマシンガン、左腕にに月光、肩にロケット。エクスにステルスを付けている。
「そうだな・・・・なら貴様等を倒し、再び私は管理者となる。」
ナイトも、エネルギーライフルを構えた。
「やらせるかよ!」
「この世界は、俺たちが守る!!」

その後の戦いは、熾烈を極めた。
ナイトは、一対二の差を機体の能力で補い、二人を圧倒した。
飛行形態になったカルテッドの爆撃で、動けなくなったマサキのシャドウガンナーを大破させた。
しかし、ブレイズは、通常形態になり、地面に着陸したその一瞬をつき、ツインエネルギーキャノンを発射。
ナイトのカルテッドを破壊した。が、カルテッドに装着されたジェネレーターが大爆発を起こし、アヴァロンヒルの一部が壊滅した。
クローセンティクスの調査で、そこで回収されたのはカルテッドと壊れたAI、瀕死のマサキが乗っていたシャドウマスターのみであった。
ブレイズのフリーダムカスタムは、発見されなかった。
アイラはカルテッドが破壊された直後目を覚ましたが、ミリィは覚まさず、アイラが面倒を見ている。
マサキは、一命を取り留めた後、クローセンティクスの幹部として、再び活動をしている。
サラは、クローセンティクスの時のACの操作技術を生かすため、レイヴンになった。
スネイカーは、マサキと共にクローセンティクスをまとめている。
エースを含めたメンバーは、クローセンティクスから離れ、隠居生活をしてるとか、してないとか・・・・。
ブレイズは、あの後、クローセンティクスは全メンバーを投入して捜索をしたが、機体の破片すら見つからなかった。
その為、クローセンティクスはブレイズを死亡としたが、マサキ達は生きていると信じていた。
そして、また会えると・・・・。

『システム起動。全装置チェック。』
「・・・・・・。」
『チェック確認。異常無し。』
「オートパイロットシステム起動。」
『了解。目標地点を選択してください。』
「・・・・ポイント184・375・2845。」
『確認。移動します。』
「さて、帰るか。皆の元へ。」


後書き
・・・(○ャイ○ングフィ○ガー!(どわぁー!!
くっ・・・・(リフ○クト○ト○イク!(がはぁー!!
こんな事で・・・・(グラ○ティ・○ュ○ット!(○ァー○ィカ○・エア○○ド!(二段必殺技かぁーー!!
・・・・・別のゲームのネタです。
どうも、今回は戦闘シーン無し。何せネタが切れかかっているので。
読んでくれた人、どうもありがとうございました。
あと、エグザイルのシャドウガンナーは、ハンクさんが考えた機体で、今回使わせてもらいました。

あと、フリーダムカスタムの説明

フリーダムカスタム
キサラギが開発した強化人間の強化人間による強化人間のためのAC。
そのコンセプト通り、強化人間でしか扱えない。
右腕に、PKライフルと同じ位の威力で、セカンドロックはKARASAWA並に高い武器、BASTARD(バスター)。
左腕に、月光並の威力とハルバードに近いブレードレンジを持つ、KNIGHT(ナイト)。
両肩に、出力が微調整できるツインエネルギーキャノン。
機体フレームは、クレスト、ミラージュのパーツを融合。
ブースターは、低燃費で高出力に設定。
ジェネレーターは、重量軽く、出力高い物。
ラジエーターも同じ。
中二脚で、コアはOB。色は白。
これを使えるのは、キサラギが同様に開発した新型チップをつけた者だけ。
しかし、これは拒否反応が高く、ごく一握りの人間でしか移植できない。
以上です。
作者:カイルさん