サイドストーリー

新世界ジハード 第七話『星空の使い』
真っ暗なその場所で、一筋の光が煌いた。
四方から照射されたそれは、小さな光球となってそこに存在している。
「・・・情報伝達速度反転・・・原子統合59.17%完成・・・リバイバル終了・・・対変限界温率94.25%・・・」
無音の場所、そこで唯一音を発生可能な場所で、調整進行度を表す機械音が響く。
「・・・光子安定・・・外出粒子細分化・・・外結界発生完了・・・」
誰に呼びかけるでもなく、いるはずの者にそれは語っていたのだった。
「・・・全機能調整及び試行完了・・・エラーチェック開始・・・」
光球は徐々に大きくなっている。
「・・・異常無し・・・自己管理型AI装填・・・」
光にさらに一筋、先程と色の違うものが挿入された。数回スパークし、すぐに落ち着く。
「・・・システム完了・・・転送・・・」
光球形態から矢の様な細長いものに変わったそれは、は目にも留まらぬ速さで射出された。
その場所は静かになった。



ひと気のない田舎道を疾駆する。
一見何の変哲もない車だが、まさかその運転手が敵国のスパイだとは誰も気づかない。
「田舎ってのはのどかでいいな」
助手席に座り、手を頭の後ろにまわしているエルロット。シリルは喋らない。なぜ彼が喋らないのか。
それは彼そのものがそうプログラムされているからなのだった。
敵国であるイーストに隠密活動を執るエルロット=カンファの護衛でありデータバンクであり武器でもあるシリル=コンテーシ。
しかしそれだけなら喋れてもいいはずだが、その機械は絶対に音声を発さない。
喋られるようにしてしまうと、技術によっては簡単に中の情報を奪うことができるのだ。
そんなことが許されるわけがなく、多少の不自然は伴いつつも音声による被害を防いでいるのだった。
そして護衛、それは格闘戦における場合、AC戦における場合、どちらにしても護衛の役割を果たすのだった。
最後に、武器とは。
それは最終兵器として組み込まれた自爆装置のことである。
格闘戦で敵わぬ敵が現れたとき、もしくは本体の損傷が無視できない程のとき、それをエルロットの指示で発動させることができる。
「・・・へっ。音声出してもよかったかもな」
『返事のない会話』はいつものことだった。
「坊やは起きてるかね」
後部座席を振り返り、捕らえられたレア=ヴェイの様子を探る。
静かな寝息を立て、ぐっすりと熟睡しているようだ。
「・・・強化睡眠薬ってのはすげぇな」
三人が廃墟を出発して二時間弱。何の障害もなくウェストとイーストを隔てる山脈、つまり国境へ向かっていた。
絶えずラジオを流しているため、今現在どれだけ状況が進行しているのかは報道される限りわかっている。
「宝石強盗犯の二人組がウッドヴァル山脈に向かっている模様・・・」
ニュースキャスターの平坦な声が流れる。
「ははは・・・俺らが宝石強盗犯かい」
エルロットが罵る。
「さしずめ宝石はレアの坊やってとこか・・・何か深ぁ〜いわけでもあんのかよ?」
シリルはハンドルを握り、まばたき一つせずに乗用車を操縦する。
「二時間程前に犯人グループがいたと思われる廃墟に機動隊が流れ込んだものの、逮捕はできなかったようです」
「機動隊・・・フウカか?手遅れだったな。言っただろ?フウカにも伝えといてくれって」
キャスターの言うことにいちいちケチをつけるエルロット。
そして独り言に飽きたのか、窓枠に頬杖をついて外の景色を眺め始めた。農家がちらほらと目に映り、あっという間に通り過ぎる。
遠くにそびえる山がこちらを睨んでいるようでもあった。
「俺は生き延びるぞ。どんなことがあってもな」


「ええい!奴等の捕捉はまだか!」
本部の戦闘大尉が愚痴る。
「文句を言っても変わりはない。静かにしろ」
ラッドが注意を促す。
「しかし、エルロット・シリルの捕捉は本当にまだなんですか?彼らが例の廃墟にいたとするとこの時間では・・・国境に近いはずです」
大尉の部下と思われる人物が、内務専門部のオペレーターに心配そうに尋ねる。
「そうだそうだ!・・・ん?待てよ・・・うんそれだ!」
「何です?」
「ライフメーカーだよ!あれを爆発させてしまえ!」
大尉が提案する。
「無理です。先程それで探知してみたのですが・・・」
「もう一度やってみろ!」
「奴等はとうにライフメーカーなど捨てているよ。さらに言えば、ライフメーカーを埋め込むと見せかけて実はただ懐にしまっていただけだ」
怒鳴る大尉に冷たく言い放つラッド。
「もういい。追跡は諦めろ。どうせウェストのことだ、既に何人もスパイを放っているだろう・・・例えば」
腰に装備していたリボルバー式の銃を掴み、銃口を落ち着かない大尉に向ける。
「あんたとかね」
「!?」
「何をするんです!?」
部下が慌てる。
「お前はシロだ。黙って見てろ」
ラッドは部下に言い、つかつかと大尉に歩み寄る。
「無礼な!いつ本官がスパイだと言った!」
脂汗をかきながら怒鳴りつける。
「残念だが君のことはとっくに調べ上げてあるんだよ。
あいつらにライフメーカーの埋め込みを指示されたのはお前だろう?エルロットと一緒に逃げればよかったものを・・・」
「何だと!?」
「だいたい慌てすぎだ。お前は演技派でない。まだ黙っていた方がよかった」
「慌てるのは当然だろう!」
「必死だな」
銃声が木霊し、大尉の血液と共に脳漿が飛び散った。一瞬で意識の無くなったそれは、無様に床に転がった。
そしてじわじわと紅い液体を広めてゆく。
拳銃を腰に直し、死体を一瞥してから言う。
「追跡中断だ。どうせ手の内はバレている。俺はレアを渡すと指定された場所に向かうぞ・・・ここは頼んだ」
「レアを渡す場所って言っても、あそこはウッドヴァル山脈の山頂近くですよ?今から行っても間に合わないのでは・・・」
「・・・レアの取引はエルロットが安全地帯に逃げ延びてからのはずだ。来るのはシリルだろう」
「どういうことですか?」
「シリルは機械だ。そして単身で来るはず」

数時間前に指定された場所に飛空機で向かうラッドだが、その間はなかなか退屈なものだった。
「あとどれぐらいだ?」
「もう三十分程です。しかし奴等が出てってから四時間ですか・・・本当に少年を引き渡してくれるんですかね」
それはラッドも気にしていたことだ。
「わからんな・・・何か企んでいる可能性は大だ」
「でしょうね」
それで会話は打ち切られ、黙って目的地に向かうことにした。


「山越えか」
山頂が雲で覆われた山々を見上げながらぼやく。
ラッドがコラン大尉を射殺してだいぶ経ってから、エルロット達はウッドヴァル山脈のふもとにたどり着いていた。
レアは未だ眠ったままだ。
「やれやれ。もう一芝居うつか」
少年の鼻の辺りに気付け薬を散布し、強制的に目を覚まさせる。やがてレアは目をこすりながら目覚めた。
「・・・ここ、どこですか」
「おやおや。忘れたのかい、第二支部は山の中にあるんだよ?」
「第二支部・・・」
地面に座ったままぽかんとしている。
「とにかく第二じゃないと駄目なんだ。君の両親に関する資料を見つけたんだよ。
第二には全ミッドガルド員のOBから君のような新人までのデータファイルがあるからね。それで今日君を誘ったんだけど。覚えてないかい」
ウェストのスパイに支給される強化睡眠薬には、若干の記憶撹乱作用が含まれている。
覚醒直後は眠る前の数時間分の記憶が消されており、目覚めて間のない頃は警戒心が薄れてしまう。
明らかに怪しい状況だというのにエルロットの言うことを信じ込んでいるレアがいい例だ。
「僕の親もミッドガルドだったんですか」
「そうだよ。知らなかったかい?」
「・・・っていうか僕の両親に関する資料があっただって!?は、早く連れてってくださいよ!」
慌ててレアがまくし立てる。
「わかってるって・・・とにかくここからは山登りしなきゃなんないわけよ」
「山登り・・・」
「そ。ここはケルアドイラ山脈のふもとさ。結構きついけどがんばろーな」
いかにもといった感じでレアを励ます。
「はい」
いつもと打って変わって素直なレア。

「すみませんでした、今まで」
「は?何言ってんの」
大木の隙間を抜けながら急斜面を上がって行く。既にレアは息が上がっているが、鍛え抜かれたエルロットと機械のシリルは息一つ乱さない。
もちろんシリルが機械だということはレアの知る由もないが。
「寝てたのにここまで連れてきてくれて・・・何より僕は今までエルロットさんやシリルさんのことをあまり良く思っていませんでした。
本当にすみません」
頭を下げる。
「いいって。こっちは好きでやってんだからさ」
にこやかに笑い、とりあえず『それは大きな間違いだよ』と言わずにいる。
「ありがとうございます。シリルさんも」
シリルに話しかけるのだが、全く反応しない。
「?」
「・・・そいつ、耳と口が駄目になっちまってるんだ」
いかにも辛いのを我慢して笑顔を振りまくような表情を演じるエルロット。
「耳と口って・・・」
「正確には鼓膜と咽喉がやられちまったんだがな。ま、長く生きてりゃいろんなことがあるさ」
「そうなんですか・・・」
レアは『悪いことを訊いてしまった』、と言いたげな顔だ。
「お前が悲しんでもしょうがねえよ。今さらどうもならねーし」
『騙されてやんの、間抜け』とは言わない。
「さ、歩を進めるとするか」
少し中断していた進行を再開し、山頂に向かう。
ウッドヴァル山脈の。

「見えました!山頂です!」
雲の中、やっと目的地にたどり着くことができた。
「山頂のどの辺りだ?」
「えぇと・・・右042左398ですから・・・あの辺りかと」
指差されたその場所は、草が生えていなく地面がむき出しになっていた。
「・・・いたぞ」
ラッドが目を凝らし、それを発見した。

小さな野原に、二人の人影があった。一人は大型の男で、もう一人は口を男に抑えられた少年だった。
「・・・人質を返してもらおうか」
同じく野原に降り立ったラッドが言う。
「・・・・・・」
シリルが少年の口から手を離し、どんとその背中を押す。そのおかげでよろめきながらもレアはラッドのもとへと走った。
「無事のようだな」
生還に対する喜びというものがないのか、ラッドは言う。
「一体何が・・・」
困惑したっきりレアは何も知らされなかったようだ。
「お前は離れてろ」
レアを制し、ラッドがホルスターから銃を抜き、シリルに定める。
「何する気で」
レアが言い終わる前にラッドは発砲した。
弾丸が空を切り裂きながら直進し、それは見事にシリルの額を捉える。もんどりうって倒れる。
相手が普通人であれば今の攻撃で即死。
普通人であれば。
「!」
レアの目が見開かれる。
額を割られた男は何事も無かったかのように立ち上がり、合っていなかった焦点を合わせてラッドを見据えた。
そして気がついたかのように猛進しながら、シリル、製造番号WAKM−0118は両掌をかざす。
一見人間のものと相違ないそれのはずなのに、それは中心に小さな、丁度銃口ほどの穴を開き、そして。
機関銃が火を噴く。
人工知能搭載自己機動人間から放たれた無数の銃弾は、それにとっての大敵であるラッドめがけて飛来する。
しかしそこにいたはずの男は消え、後には彼が乗ってきたと思われる戦闘機が残されていて、それに銃弾は命中した。
かんかんかんと小気味いい音を立てながら鉄板に小さな風穴が開いてゆく。
シリルはぐるりと旋回し、目標を補足しようとする。
動体反応、球状放射式感知。目標、後方ニ確認、迎撃セヨ。
振り向かずに後ろに手を向け、即射。
やはりそこにもいなくて、シリルの脇腹に蹴りが叩き込まれる。
それを見逃さずに戦闘モードに突入したAIはラッドの右足を掴み、反対側に引っ張る。よろけた標的に拳を叩き込もうとして、また失敗。
引っ張られた反動を利用してそのまま後方に跳んだ彼は、再び銃を構える。
今度は振り向いたシリルの無表情な顔めがけて撃つ。
無駄のない動作で撃ったその弾丸は、シリルの眼球、機械で言えばカメラアイにあたる部分を貫通した。
視覚機能制御半不能、廃棄スル。遠近調整不可能、生態センサーニ移行セヨ。
シリルの撃たれていない方の目玉がまぶたの奥で蠢き、瞳のない真っ赤な球面が現れた。
「排除・・・」
それはシリルの音声作用の音でなく、中枢からの指令が漏れ出たものだったのかもしれない。
いきなりシリルの上着前面が破れ、鋼鉄の鎧を思わせる肉体をさらした。そして、筋肉のような隆起の隙間が開き、六つの突起が飛び出した。
「チッ!」
ラッドが愚痴をこぼし、すぐさま前進する。
六つのトゲが一斉に輝いて、極細のレーザーを真っ直ぐに照射。
それをラッドは間一髪で回避し、前進を続ける。撃たれたレーザーは草むらに突き刺さり、スパークして消えた。
ラッドの接近を許してしまったシリルは、手の甲からブレードを射出し、構えた。だがその頃にはラッドはシリルの股間を抜けて背面に回っていた。
敵、後方ニ滑リ込ンダ模様。非常システム、発動セヨ。
ラッドはそのままどこから取り出したのかもわからないシリルのものよりは小さなブレードで、一閃。
決まる、と思った。レア、そしてラッド自身も。
だが。
シリルの血飛沫が上がるかと思いきや、倒れたのはラッドだった。
もう一本のブレードがシリルの背中から生えていた。接近戦で背後を取られたときのための緊急用隠し武器だったのだろう。
それは簡単にラッドの胴を貫いていた。

バカな。
こんなことが、あるわけが、ない。
これは、きっと、何かの、間違いだ。
絶対、に。
許される、はずが、ない、のだ。

「・・・くふっ・・・」
地面に伏し、血反吐を吐く。
「少佐!」
ラッドの部下が駆け寄る。その声で呆気に取られていたレアも我に帰る。
「シリルさん!あなた・・・何やってるんですか!」
レアが叫ぶ。
だが、シリルは動かない。
「しっかりしてくださいよ!」
傍らに立つシリルを無視してラッドを揺する部下。
彼の意識は既になかった。
「お前・・・!」
シリルに殴りかかる。
だが、拳は握り返され、そのまま潰される。
「うあああ!」
悲鳴を上げる。
そして機械人間は掴んでいた物を放り、今度はレアめがけて突進してきた。
「・・・・・・!」
瞳のない真っ赤な眼球。ラッドに撃たれた方はぐちゃぐちゃになっており、機械部品のようなものが覗いていた。
スパークしてはいるが、可動に問題はないようだった。
開いた口からは唾液のようなものが流れてはいるが、それが何なのかはわからない。
ゆっくりと鮮明に、周りは真っ白で。
無力な少年に人型兵器が迫る。
視界の隅で火薬の弾ける音と共に、黄色いものが光った。
「貴様ぁああ!」
パイロットが吠えながら飛空機の先端に備え付けられていたバルカンに火を吹かせる。ラッドを乗せて来た物だった。
一般的な銃器よりも数倍大きいその銃弾は、シリルの体勢を崩すほどの威力だった。
いや、それどころか数十発の弾丸はかなりのダメージを与えたようだ。まるでダンスをしているかの様に舞う。
各部が動くたびに血を装ったオイルが飛び散る。腕は不自然な方向に曲がり、内股気味になってくるくると回転、
そして反動でシリルは地面をごろごろと転がり、硝煙を上げる。
「・・・やったか?」
パイロットが確認しようと、外に出る。
「あの野郎・・・死んじまえ」
ラッドの部下が涙しながらシリルを睨む。
「やった・・・んでしょうか」
レアが厳しい目をしてシリルを見据える。
「死んださ。なんたって32mm弾が二十発は入ったんだぜ」
パイロットが言う。
しかし、彼らの見解とは逆に、ごきりと音がしてシリルの首が持ち上がった。
そして、銃創から見える内部が輝きだす。
「何だ?」
プログラム発動。直チニ避難セヨ。半径350メートル内ヲ爆破スル。繰リ返ス、直チニ非難セヨ。
「・・・・・・?」
シリルの身体が次第にスパークしていく。そして、だんだんとその音が激しくなる。
生じる電気の亀裂も肥大し、シリルの外殻にヒビが刻まれてゆく。
「おい・・・まさか・・・!」
危険を予感したのか、ラッドの部下の顔が蒼くなる。
「やばい!伏せ」
『ろ』と言おうとした瞬間、シリルは風船が割れたような音を残して消えた。
跡形もなく。
ただ、空には白いもやのようなものが上昇して行ったのだが、誰もそれを気にも留めなかった。
「・・・何だったんだ?ビビらせやがって・・・」
頭を覆っていた腕を開き、まじまじとシリルの在った場所を視る。
「う・・・」
ラッドが呻き声を上げる。
「しょ、少佐!?生き返ったんですか!?」
彼の部下が歓喜の声を上げる。
「・・・何があったんだ?」
覚えていないようだ。
「シリルの野郎が・・・少佐を刺したんですよ?覚えてないんですか?」
「・・・傷なんてどこにもないぞ」
彼の服に穴は開いているが、血のりはべったりとしているものの確かに傷はなかった。
「あれ?変だな・・・確かに少佐がシリルのやつに・・・」
「しかし・・・頭が痛い。俺は何でここに来てるんだ?」
「少佐・・・本当に覚えてないんですか?レア、ちょっと・・・」
レアの方を仰ぎ見るが、少年は彼を見なかった。
少年は、一人の少年を見ていた。
木々の隙間から唐突に現れた彼を。
黒髪、黒瞳、長身の少年。シャツをズボンに入れない制服のスタイル。それは、少しつっぱり気味な風貌と思われる。
ポケットに両手をつっこみ、レアを睨む。
彼らは、お互いに顔見知りであった。
「チッ・・・パラドュークを追ってたら・・・バカとミッドガルドとオンボロ機械に出会っちまったな」
いかにも不満そうに言う。
「君は・・・」
レアの頭の中では様々な事象がぐるぐると回るように混乱を始めていた。
「レイジ君・・・何でここに・・・?」
目付きの悪さを保ったまま、数秒ほどレアを眺める。
「そりゃこっちのセリフだ。何でお前がパラドュークなんだ?」
彼の言うことは理解不能だった。




下記は感想です。

えー、伏線ばっかですんません。第八話が出るのはだいぶ後です。
今からすこし外伝的なもの、アマガミ君に関する話をつらつらとつづっていこうかと。
それだけを読んだ場合、ACもクソもない世界に陥ってしまいます。
宇宙がどうとか太陽がどうとか不可視光線がどうとか仮面ラ○ダーがどうとか。あ、前の文は全部気のせいです。
まあこのシリーズは「新世界」がテーマなので何でもアリかと(?)。
とりあえず世界観や事物などはAC3SLなどから引用させてもらってはいますが、やっぱ本当に違う物として捉えてくだされ。
おおっ。今回は感想が長いな〜。

次回予告(第八話)
着々と進行するヴァルハラ占拠作戦。
ミッドガルドはある重要な拠点を発見する。そこを取ればヴァルハラの占拠は防げるかもしれないのだった。
だが、ウェストの戦力は巨大だった。下される決断。次回『立ち込める暗雲』

次回予告(新)
突如現れた少年、レイジ=アマガミ。彼は異世界からの訪問者として、そこに存在していた。
異世界の意味を考えると、たいていはウェストを思い浮かべるだろう。しかし、それは答えでもありまた違う答えでもあるのだ。
本当の異世界とは。一度死んだ者としての存在意義。そしてどす黒い怨恨に覆われた彼の目的とは。
新世界が生み出した相対する運命、もう一つの物語『夢幻超絶空』。
作者:Mailトンさん