サイドストーリー

地上への回帰  第2章
. . . あの依頼から5日が経ち、俺は何一つ変わらない
レイブンとして、依頼を遂行していった。
唯一、あの体験をのぞけば . . .

「レイブン、クレストからの依頼です。
 そちらに転送します。」


「アルバ湿原にユニオンの拠点を発見しました。
 一気に攻撃を行い、組織の根絶を図ります。
 依頼内容は敵部隊への陽動です。大型ミサイル部隊の配置予定
 ポイント前方で敵部隊を引きつけて置いてください。」


「 . . . ユニオン掃討作戦か . . レイン、企業にサインを出してくれ。
 すぐに出動する。」

「分かりました。それと、この依頼ではすでにもう一名のレイブンが
 参加を希望しています。」

「分かった、そいつにすぐ来るよう言ってくれ。」

「了解しました . . . 無茶はしないで . . . 」
 
「ああ、なるべく無茶は控えるよ。」

格納庫に向かい、機体に乗り込もうとしたときに意外な
人物にであった。

「よう、シャウシュッツ。今日の依頼は頼んだぜ。」

「お前は、ハンクじゃないか。
 と言うことは、志願者はおまえか?」

「そう言うこと、じゃ輸送機でな。」

二人が機体に乗り込み、輸送機に機体を運び終えると
ハンクが話しかけてきた

「なぁシャウシュッツ?
 こないだの依頼のことだけど . . .」
 
「あの時のことか?」

「ああ、お前どうやって生き延びたんだ?
 普通の機体じゃ一瞬でお釈迦にしちまう相手にだぞ?」

「気になるのか?」

「当たり前だろ!!」

「しょうがないな。
 . . .簡単に言えば、2人のおかげかな。
 あの二人が支援してくれなければ、いくらコイツでも
 やられていたかもな。」

「なるほどねぇ、それでその二人はどうなったわけ?」

「今、機体を修理しているはずだ。
 3日後には依頼にも出れるだろう。」

「レイブン、目標のエリアに到着した。機体を投下するぞ。」

「ああ、ここまですまない。
 ハンク、降りるぞ。」

「オッケー、さっさと終わらせてシャワーでも浴びるか。」

2体のACが投下された地点ではすでにクレストの部隊が
戦闘を開始し、激しい戦闘が展開されていた。

「ひゅう、さすがに激しいな。」

「ああ。ハンク、援護を頼むぞ!!」

「よしきた!!」

ハンクのAC、レッドバスターは重量二脚をベースに
砲撃戦用に組まれた機体で、支援に特化した機体である。

「ドオリヤァァーー!!」

バガァーンッ!!

「突撃する!!」

キュワアァン . . . バシュゥゥーン!!

バガガガガガッ!!

ハンクが武器を乱射したのを合図にシャウシュッツが
オーバーブーストで突撃し、マシンガンを発砲する
突然の電撃戦に困惑した敵は瞬く間に落とされていった。

「やるなぁ、あのレイブン。」

「ああ、まったくだ。」

後方でMTパイロット達が二人の戦いに感嘆する。

「おいシャウシュッツ、俺達ってここでも評判がいいみてぇだな。」

バシューン!!

「ああ、そのようだ。」

バガガガガガッ!!

二人が会話している最中も攻撃の手を休めることはなく、
むしろ激しさを増していた。

「おい、残弾はどれくらいだ?」

バシュシュシューン!!

「後、200発だ。ハンクの方もどうだ!!」

バガガガガガッ!!

「俺の方はバズーカが弾切れだ。持ってきたマシンガンに武器を変える!!」

ダダダダダダッ!!

「分かった!!すぐに後退する。」

キュワァァーン...バシュゥゥーン!!

オーバーブーストで勢いよく後退したシャウシュッツはハンクと
横一文字の陣形で激しくマシンガンを乱射した

「でやあぁぁぁー!!」

ガガガガガッ!!

「墜ちろぉー!!」

バガガガガガッ!!

二人の攻撃はより激しくなり、数十秒後には敵部隊の残骸が
辺りを囲んでいた

「マシンガンの弾が切れたか!!」

「こっちはまだ600発残ってるぞ!!」

「すまない、給弾のため一時後退する!!」

「分かった!!こっちは任せろ!!」

ブレイブガンナーが後退すると、敵はそれを
見越していたように出現してきた 

「うじゃうじゃとゴキブリみてぇに出てくんじゃねぇ!!」

ハンクがコンテナミサイルを構えると敵の中心に照準をあわせた

「ゲームオーバーだっ!!」

バシュン ...ドガガガガッ!!

コンテナミサイルを発射すると敵の目の前でミサイルが開放され、
一気に敵を攻撃する。

「これで、レーダーに映ってる敵はいねぇ . . . っと、
 コイツはACじゃねえか!!」

「こちらランス。前方にACを確認、これより排除する . . . 」

「こちらレイス。同じくACを確認、排除に移行する!!」

「やべえ、2機同時戦闘か . . . まずったな。」

「 . . . ハンク、状況はどうだ?」

突如、シャウシュッツから通信が入る

「シャウシュッツか?かなりまずい!!
 ACだ、それも2機。」

「分かった、すぐ行く!!
 何とか持ちこたえてくれ!!」

「できたらな . . . 」

「ハンク、覚悟!!」

「こりゃあ、やるしかねえか!!」

ダダダダダダッ!!

先手を取られたハンクは、負けじと反撃するが
重量のある機体では捕らえることが出来ず、
いいように攻撃を受ける

バシュンバシュンバシュン!!
ダダダダダダッ!!

「ダメージ、40%オーバー!!」

「くそ、シャウシュッツ!!
 早く来てくれー!!」

「なんて、装甲だ!!」

「こちらの武器では効果が薄いぞ!!」

激しく攻撃を受けるハンク、だが . . .

「レイブン!!支援するぞ!!」

バシューン!!

「なっ!!」

「くそ、MTどもめが!!」

「ランス!!MTは俺がかたづける!!」

「わかった!!」

「ちっ、もうだめか?」

「 . . . そうそううまくはやらせん!!」

「何だ!!この反応は!!」

「くそ、伏兵がいたのか!!」

「シャウシュッツ!!遅えぞ!!」

「済まなかったな、ハンク。」

「機体データ . . . ブレイブガンナーカスタムだと!!」

「シャウシュッツか!!」

「 . . . さあ、来い。」

「ランス、お前はハンクを。
 俺はシャウシュッツをやる!!」

「分かった!!無理はするな。」

ガガガガガッ!!

マシンガンの銃声を合図に4機入り乱れての戦闘が始まる
ハンクにはランス、シャウシュッツにはレイスが相手し
戦いは壮絶な物となった

「おりゃあぁぁぁ!!」

ダダダダダダッ!!

「甘いな!!」

バシュンバシュンバシュン!!

「シャウシュッツ!!ここで貴様を!!」

ドガガガガガッ!!

「お前に出来るか!!レイスゥ!!」

ガガガガガッ!!

「  . . . 始まったな。よし、ブルーチームは右に、
 レッドチームは左に移動、待機しろ。
 タイミングを見計らって、一気に攻撃するぞ!!」

「イエッサー!!」

「くそ、こいつらただのレイブンじゃねえな!!」

「ああ、おそらくA−2レベルはあるぞ!!」

「くそっ!!ここまでやるとは!!」

「ランス、落ち着け。戦力を分散しても持久戦になるだけだ。
 ここは損傷の大きいレッドバスターを叩くぞ!!」

「わかった!!」

「ん . . . こいつら、俺を叩くきか!!」

「ちっ、ハンク後退しろ!!」

「だめだ!!、ジェネレータがチャージングにはいってやがる!!
 高速移動は無理だ!!」

「 こうなったら、オーバーリミットで . . .」

「今だっ!!攻撃を開始しろ!!」

ダダダダダダッ!!
チュボボボン!!

「なっ!!」

「左右からだと!!奴らじゃない、一体誰だ!!」

突如、左右から攻撃を受け待機していたハンクとシャウシュッツが
真っ先に攻撃を受けた。

「くそ!!動けないときに!!」

「このままじゃまずいぞ!!」

「ハンク、シャウシュッツ!!どうした!!」

「レイスか!!わからん、突如攻撃を受けた!!」

「レイス!!俺達囲まれてるぞ!!」

「どういうことだランス!!」

「お前達の増援じゃないのか!!」

「知らん!!第一、ここにいるレイブンは俺達ぐらいのはずだ!!」

「じゃあ、一体誰が . . . 」

「これは、管理者の意志だ . . . レイブン。」

「てめえ、誰だ!!」

「俺はシュミット。管理者実行部隊の一人だ。」

「管理者の実行部隊だと!!」

「機体データ . . . UNKWONか . . 」

「正体不明機か!!」

「らしいな . . . 」

「関係ねぇ!!まとめてぶっつぶしてやる!!」

「よせ、ランス!!」

「愚かな . . . 」

突然、シュミットの反応が消える

「なっ!!何処にいったぁ!!」

「 . . . 後ろだよ . . . 」

ザクッ!!

「ぐわあぁー!!」
 
ランスの機体を背部からブレードで切り裂く

「ランスゥー!!」

「くそ!!ステルスか!!」

「これが実力の差だよ. . .特にシャウシュッツ、
 キミのおかげで我々の新型兵器の存在が明らかになってしまったよ。」

「 . . .まさかあの時の!!」

「キミは、少々強すぎた。だから抹殺しようと
 アレをし向けたが、撃破してしまうとは。
 ますます危険な存在だよ、キミは。」

「くそ!!」

「だが、それもそこまでだ。
  . . .全機、照準合わせ!!」

「ランス、動けるか?」

「ああ、ブースタが少々いかれただけだ。」

「シャウシュッツ、こっちもチャージングが終わった!!」

「全機!!攻撃開始!!」

「今だ!!」

ダダダダダダッ!!
バシュシュシュン!!
ドンドンドンッ!!

激しい攻撃の中、4機は勢いよく脱出し
反撃に転じる

「さっきのカリだぁ!!とっておけ!!」

バシュンバシュンバシュン!!

「俺達をなめるなぁぁー!!」

ドドドドドドッ!!

「そう、簡単に!!」

バガガガガガッ!!

「このラグナロクを甘く見るな!!」

ダダダダダダッ!!

4機の反撃にまた一機、また一機と撃破されていく。
シュミットが駆るゲイボルグをのぞいて . . . .

「あらかた、かたずいたな!!」

「ああ、所でヤツは?」

「おい、レーダーを見ろ!!なんだこの数は!!」

「おい、奴らはこんなにいたのかよ!!」

「いや、ダミーだ!!おそらく本体はどこかに . . .」

その時、一発の銃声が聞こえランスの機体の右腕を貫いた!!

「何だ、今の一撃は!!」

「スナイパーライフルだ!!回避だ!!」

だが、そんな努力も虚しく次々と被弾していった。

「くそっ!!」

「まずいぞ、このままじゃあ全滅だ!!」

「 . . .レイブン、聞こえていますか!!」

「レインか、何だ!!」

「クレストの部隊がミサイルの設置を完了したとのことです。
すぐに離脱してください!!」

「 . . . 悪いが約束は守れそうにないな。
 ごめんな、レイン。」

「でも、今回は!!」

「わかってる。脱出できなければいくら俺でも
 死ぬだろうな。」

「だから . . . 」

「だけど、生きて帰ってくると言う約束は
 守ってみせるぜ。」

「 . . . ばか。」

「シャウシュッツ!!どうする!!」

「  . . .ハンク、コンテナは残ってるか!!」

「後一発ぐらいなら。」

「レイス、マシンガンは後どれくらいだ!!」

「300発だ!!」

「よし、俺とレイスでダミーを壊す。
 ダミーがおおかた壊れたら、コンテナを撃て。」

「わかった、気を付けろよ。」

「ああ。」

ダダダダダダッ!!

レイスとシャウシュッツが飛び出すと、真っ先に
ダミーに向かってマシンガンを撃つ

ガガガガガッ!!

瞬く間にダミーが破壊され、レーダーに映るものも
数えられるぐらいになってきた。

「よし!!二人とも、うまく避けてくれ!!」

ハンクが、ダミーがばらまかれた中心に
コンテナミサイルを発射する。

バシュン . . . ダダダダダダッ!!

「うおぉぉー!!」

間一髪で回避する二人。
更にハンクのコクピットにHitの文字が浮かび上がる。
ミサイルが命中したのだ

「ぐっ、レイブンどもめ!!」

「レーダーに反応有り、今だ!!」

レーダーに浮かんだ機体めがけて全員が攻撃を加える。
その激しい攻撃をまともに受けたACは一気に撃破された。

「おのれぇー!!」

「とどめだ!!」

レイスがコクピットにブレードを突き立てる
その一撃でパイロットは絶命した。

「よし、後は脱出するだけだ!!」

「だが、どうする!!輸送機はまだ . . . 」

「レイブン、早くコイツに飛び乗れ!!」

見ると、輸送機が低空を飛んで待機していた。

「ありがたい、まさに地獄に仏だ!!」

「ハンク!!早くしろ!!」

何とか、輸送機に飛び乗り
機が飛び立ったと同時に砲撃が始まり、
間一髪で脱出が出来た。

「ふう、一時はどうなるかと思ったぜ。」

「ああ、それとMT部隊はどうなったんだ?」

「あいつらは、俺達が脱出する前に後退していたらしい。」

「なるほど、道理で居なかったわけだ。」

ハンクとシャウシュッツが話しているところに
レイスとランスがやってくる

「レイスか、お前って結構な腕じゃないか。」

「シャウシュッツだってかなりの物だ、
 今度、アリーナで決着を付けてみたいね。」

「 . . . 考えておこう。」

するとランスが

「ハンク、お前とまともにやりあってたら
 こっちがやばかったかもな

「なら、俺達もアリーナで
決着でもつけてみるか?」

「ああ、その時は楽しみにしているよ。」

「それはそうと、あの部隊は何なんだ?」

「わからん、少なくとも俺達を消そうと
 していたのは確かだろうな。」

「それは言えるな。」

その後、俺達は色々と話し合いつつ
グローバル社に到着した。
そこで俺はレインにさんざんしぼられた挙げ句に
「週末には買い物につきあってもらうからね!!」
と、無理矢理約束をとりつけられて
ようやく自室に戻ってこれた。

「口論が依頼より疲れるなんてそうそうないだろうな。」

そう言いつつ、シャワーを浴びて寝ることにした。
時計はすでに午前2時を回っていた。

その後の依頼は各地で暴れ回っている管理者の部隊を
相手にした物が多く、ハンクやレイス、ランスなどが
そう言った依頼を遂行していた。
俺は、先の依頼で表面化したブレイブガンナーの武装の
少なさを埋め合わせる改良法を模索していた。

当初は武装の増強を考えていたが、重量の関係で
却下となり暗中模索の状態だった。
そんなとき、ブレードの設計図を
見ているときに閃いた。

「ブレードを射撃武器に使えたらどうだろうか?」

という考えだった。
ブレードは、腕部から配給されるエネルギーを受け取る
エネルギーパイプから伝わったエネルギーが
ブレードを発生させる高速粒子噴射機を
媒介にしてブレードを発生させる仕組みである。
そこで、エネルギーライフルに組み込まれている
加速粒子機を組み込んでみたらどうだろうか?
と言う物だった。

すぐさま、整備員にそのことを話すと
「分かりました。すぐに取りかかります。」
と以外にもあっさり通ってしまい、唖然とした。

3日後に連絡が来て、格納庫に行ってみると
改良型のブレードが取り付けられたブレイブガンナー
がそこにあった。

「シャウシュッツさん、取り敢えず組んでみましたが
 思った以上にうまくいきましたよ。
 多分に相性のせいじゃないでしょうかね?」
 更に威力もMWG-XCB/75並の出力が出ますよ。」

「そいつはすごい。早速依頼で使ってみるよ。」

その時、携帯電話に通信が入る。

「レイブン、大変です!!
 たった今、エネルギー炉が乗っ取られたと
 通信が入ってきました!!」

「なんだって!!犯人は実行部隊か!!」

「はい。更に彼らは、内部からセキュリティを
 発動させて、内部に侵入できないようにしています。」

「まずいな、そこが破壊でもされたらレイヤードは
 危機的な状況に陥る!!」

「そこで、ユニオンがレイブンに依頼を求めていますが . . 」

「ユニオンだって!!奴らは壊滅したはずじゃあ」

「彼らは、攻撃に瞬間に逃げ延びていたらしいとのことです。」

「 . . . まぁ、そんなことはどうでもいい。
 レイン、依頼主にサインを!!」

「分かりました。非常に危険な依頼です、
 気を付けて。」

「ああ。」

すぐに機体に乗り込み、輸送機でエネルギー炉へとむかう。
機から降りて、エネルギー炉に向かうとランスが居た。

「ランスじゃないか!!レイスは?」

「ヤツは、後方の大型機動兵器の方に向かった!!」

「機動兵器だと!!」

「ああ、かなりの大型で進路はこのエネルギー炉らしい。」

「なるほど . . . わかった、すぐにここを奪還して
 彼の方にいこう!!」

「ああ、それとむこうはかなりのレイブンが参加しているらしい。
 ハンクも向こうの方だ。」

「 . . .そうか。取り敢えずはここの奪還だな。」

「ああ、そうだな。」

二人が炉の方に入っていくと、セキュリティが働いている
エリアに着いた。

「なんだここは?」

「バリアが何層のもわたって張り巡らされ、奥には大型の
 エネルギー砲か。」

「かなり強固なセキュリティだな。」

「ああ。」

その時、バリアが解除され天井からエネルギー機銃が出てきた。

バシュバシュバシュ!!

「うわっ!!」

「くそっ!!」

それから数秒後にエネルギー砲が発射された

ギュワァァァン . . . バシュウウゥゥン!!

「な、なんて破壊力だ!!」

「間一髪でよけれたからいい物を、当たったら粉々だぞ!!」

そして、またバリアが張られた。

「どうする?」

「 . . . ランス、バリアが解除されてからエネルギー砲が
 撃たれるまで3.5秒ある。」

「 . . . まさかおまえ」

「ああ、そのまさかだ。」

「危険すぎるだろ!!」

「だがそれしか方法がないんだ!!」

「 . . . たしかに。」

「ランス、俺がオーバーブーストで突っ込んで破壊するから
 奥の敵を頼む。」

「わかった。 . . . 死ぬなよ!!」

「ああ、もとより死ぬ気はない。」

キュワァァァン . . .

オーバーブーストにチャージが始まり、
臨海に達したときにバリアが解除された。

「オーバーブースト、展開!!」

ズバワアァァン!!

一気にオーバーブーストが展開され砲に近づく

「よし、ムーンライトオーバーリミット!!」

左腕に装備されたブレードが異常な大きさの刀身を形成し、
エネルギー砲に突っ込む!!

グワシャアァァァン!!

ブレードごと激しく激突し、エネルギー砲を粉々に破砕する。
その直後に、ランスが待機していた実行部隊と激しく戦闘する。

「落ちやがれぇぇ!!」

バシュンバシュンバシュン!!
バシューンバシューン!!

実行部隊のACは突然の奇襲にとまどい、ランスに圧倒され気味であった。
更にシャウシュッツの存在に気づかず戦闘していたため後方から
ビーム砲でコアを貫かれてしまった!!

「いいとこ取りかよ、シャウシュッツ!!」

「お前がちんたら戦っているからだ。」

「しょうがねえな、まったく。」

突然、レインから緊急の通信が入る

「レイブン、大変です!!
 機動兵器の進行阻止に当たっていた部隊が
 ほぼ全滅したそうです!!」
 

           
第二章  完

作者:ハンクさん