サイドストーリー

AC3外伝B・C・G 〜開始〜
「そろそろ時間だな、コール、ブラス。」
ACの準備を終えたゲドが言った。
「はい、ばっちしですよゲドさん。」
コールは自身ありげに言った。
「こっちも大丈夫です。はやくこのクールヘッドでクレストの奴らを
 ボコボコにしたいっすよ。」
ブラスも武者震いをしながら言った。
そのときちょうどコール達に一つの足音が迫っていた。
 
コツコツコツコツコツ・・・・
 
「む?」
ゲドが足音に気づいた。
「あと15分ほどで突入してください。」
足音の正体はミラージュの社員だった。
「ああ分かっている。敵の情報は?」
ゲドは少し敵の情報を気になっていた。
「中央研究所の敵は先に出撃したMT部隊が、
 全て破壊し、ただいま地下で機動兵器を捜索中です。」
「分かった、じゃあそろそろ行くとするよ。」
ゲド達はACのもとへ歩き出した。
「頼みますよ、B・C・G・・・。」
3人は自分達のACに乗りこんだ。
「準備いいな!コール、ブラス!」
「OKです!ブラスは?」
「こっちも大丈夫っす!」

「よし行くぞぉぉぉぉぉ!!」
ゲドは自分に気合を入れるように叫んだ。

キュイーン・・・・・グオォォォォォォォ!!!

「中央研究所は特殊実験区に
 ありますからあと5分ほどで着くと思います。」
携帯用の電子メモ帳を見ながらコールが言った。
ちょうどその時だった。

ザー・・ザザー・・ザー・・・

「通信だ。一体誰からだ?」
ゲドは無線機のロックを解除した。
「B・C・G!!今どこにいる!!」
MT部隊からの通信だった。しかし少し様子が違った。
「今、中央研究所に向かっているが・・何かあったのか?」
ゲドが答えた。
「今、レイヴンと戦闘中だ!!」
隊員は大声で言った。
「何?レイヴンだと?わかった!
 今からそっちに向かう!!それまで耐えるんだ!!」
「無理だ!!このままじゃ奴には勝てない・・・。
 頼む・・俺達の仇をとってくれ・・・・・ズガン!!!ドゴォォォ!!・・・。」
強い衝撃音と共に通信が途絶えた。
「おい!!どうした!!おい!!・・・・くそっ!!!」
さっきまであった自信が嘘のように無くなってしまった。
「急ぐぞ!コール、ブラス!!」
「やはりクレスト側もレイヴンを雇ったらしいですね・・・。」
コールが緊張しながら言った。
「ゲドさんもコールも緊張してたら負けますぜ!」
そういったブラスが一番緊張していた・・・。
その間にもう中央研究所が見えてきた。

彼らはクレストのテリトリーに突入しようとしていた・・・・。
作者:RYOSUKEさん