サイドストーリー

デスパレット・ストゥラグル:1R パーストメモリー
英雄たちの活躍により、人類はまた地上えと進出した。管理者のいない世界え。
3大企業のミラージュ、クレスト、キサラギは地上開発に力を入れていた。
レイブン達も地上での依頼をこなしていた。
しかし、まだ戦いは終わってはいなかった。

管理者の居た地下で2体のACが残骸と化していた、
「・・・うっ。」
「大丈夫か?ヴィズル。」
「ん?ああ。大丈夫だ、ラキリス。」
「しかし、派手にやられたな。」
「ああ。あの強さ、半端じゃなかった。」
どうやら実働部隊の2人らしい。
「多分管理者もやられたな。」
ゲートの方を向いて言う。
「しかし、俺達にはまだやる事がある。」
「・・・ああ。『あれ』をあの人の所へ。」
2人はACを降りて管理者の部屋へと入っていった。
「確かこの辺に・・・。」
どうやら『あれ』を探しているらしい。
ゴソゴソゴソ
「あったぞ!」
「確かに、この箱のようだ。」
二人は箱を開けた。中身はフロッピーディスクだった。
ラキリスはそのフロッピーを取り出した。
「これで間違いないようだ。」
二人は残骸となっているACへ飛び乗った。
「何とか動きそうだな。そっちはどうだ?」
「何とか!ちっ、左腕が使い物にならないか。」
ヴィズルはACの左腕をもぎ取った。
「確か自然区だったよな?」
「ああ。」
二人はブーストをふかし自然区へ向かった。

二人はあの巨大な機動兵器とレイブン達が戦った
場所まで来ていた。
「あったぞ。」
二人は残骸の前でACを止め飛び降りた。
残骸には扉がありその横にコードを入力する機械がついていた。
ヴィズルがコードを入力すると扉が開いた。
そこにはエレベーターがあった。
二人はエレベーターに乗り最下層へ向かった。
「待っていたぞ。」
そこには一人の老人が立っていた。
背は低く白衣を着て杖を突き髪は灰色をしていた。
「久しぶりです。Dr,ゼノン。」
「管理者がやられたと聞いてからずっと待っておった。
あれは持ってきたか?」
「はい。」
二人はあのフロッピーディスクを渡した。
「おお、『パーストメモリー』。」
ゼノンはフロッピーを見て言った。
「Dr、頼みますよ。」
「ああ分かっておる、これさえあれば。」
ゼノンは奥へ二人を案内した。
そこには管理者の居た塔があった。
「後はこれを。」
ゼノンは目の前の機械にフロッピーを差し込んだ。
塔全体に光が走る。
「・・・ワタシハ・・ナゼココニ。」
「管理者よ、あなたは一度破壊されました。
だからここに居るのです。」
「ソウダ・・・ワタシハ・・イチド・・・。」
「管理者よ、人間共は地上に。」
「・・ソウカ・・・ドクター・・コノフタリヲアソコヘ。」
「はい。」

その時、管理者は復讐を誓った。
また人間を支配すると・・・・・。
作者:クロウさん