AC3外伝B・C・G 〜潜入〜
「ここが中央研究所か・・・。」
3人は中央研究所の前にいた。
「中央研究所の敵はMT部隊が破壊してくれたのでいないはずです。」
コールがまた電子メモ帳を見ながら言った。
「ああ、分かってる。行くぞ。」
ついに3人はクレストのテリトリーに足を踏み入れた。
ウィィィィィィン!!ガシャン!!!
正面の自動ドアが開いた。
そこにはクレスト社のMTの残骸がころがっていた。
「とりあえず地下へ続く入口へ急ごう。」
3人はどんどん研究所の奥に進んでいった。
「ここから先が地下へ続いているのか・・・。」
3人はさらに奥へ進んでいった。
「ん?これは・・・・・・。」
「どうした?コール。」
それはミラージュ社のMTの残骸だった。
大きな風穴が3ヶ所ほど空いていた。
「おい・・見てみろ・・・あそこにもMTが・・・。」
すぐそこにもMTの残骸がころがっていた。
それを見たブラスはこう言った。
「どうやら相手は複数のレイヴンか、それとも超一流のレイヴンが単独で
MT部隊を破壊したことになるってことっすね・・・。」
3人は思わず身震いしてしまった。
「しかもどのMTにも風穴が・・・。」
コールの言うとおりどのMTにも風穴が空いていた。
「とにかく・・まだ生きてる奴がいるかもしれない。急ごう。」
しかし3人のうち2人は気づいてしまった。
だんだん奥に進むにつれ強まる殺気・・・・
無事に帰れるのか・・・
無事に任務を達成できるのか・・・
無事にまた3人で・・・
「・・・・おい、コール。・・・コール!」
「・・・ああ、なんですか?ゲドさん。」
「お前も感じるだろ?あのドアの向こう。」
その先には一つドアが立っていた。
「・・・?いや・・別になんにも・・。」
するとブラスは驚いてこう言った。
「・・・嘘だろ?コール。俺でも感じるぞ・・すごく嫌な殺気だぞ・・。」
何かが違う・・・
なんだか分からないけど何かが違う・・・
いつもと違う・・・
殺気・・・?そんなもの全然感じない・・・おかしい・・・
コールの体全体に不安が襲ってきた・・・。
ザー・・ザザーザー・・ザザー
「もうすぐそこまでB・C・Gが来てるぞ。」
クレストの幹部が男に言った。
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」
男は何も答えない。
「期待してるぞ。思う存分暴れて構わない。」
幹部の言った言葉に男はうなずいた。
もちろん3人のうち2人が気づいた殺気の正体はその男だった・・・。
作者:RYOSUKEさん
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