サイドストーリー

第一章「鋼の彼女」
登場主人公・・・
主人公
ブレイン(橋崎俊)(はしざき しゅん)機体名ベルセウス
 
性格、冷静かつ臨機応変、一部の人には冷酷(自分よりレベル下の友達等(本人は冗談のつもり)、etc・・)
血液型 なし
特徴 髪が青い 身長168cm 体重47kg
年齢13
副主人公
セシル(瀬賀 圭佑)(せが けいすけ)機体名クレイモア
 
性格 温和 なんか違う熱血 
血液型B
特徴 髪が茶色 身長161cm 体重42kg
年齢13
 

プロローグ
ゴォォォォン
「やはり破壊されたか、、、」
「やはり?心外だな我々も全力をつくしたつもりだがね」
今では人もすんでいないような旧都市で大規模な戦闘があった。
片方は数百機もう片方は一機だけだった。
戦争をもたらし人々や自然に災害をもたらす悪魔の機械”AC ”
その巨体にもかかわらず高速移動、長時間の戦闘に優れたモノ。
たった一機だけACはMT百機にもかかわらず少しの損傷しかしていない。
おそらく機体の動きには何の問題もないだろう。
呆然と立ち尽くすその真紅の悪魔・・・
その武装は・・・
右手には重量が重くなるが威力増強と弾数を100に増やした「カラサワMR-2」が装備されて
左手にはおそらく月光らしきものが装備され
肩にはミサイルとレーダーを同時装備のコンテナレーダーが装備され
もう片方の肩には大型ビームランチャーがある。にもかかわらず
軽量2脚が備わっている濃い黒色の機体だ。
(なぜ重量過多にならないかって?それはまだひ・み・つ(は〜と)
この市街地にはかつて人がたくさんすんでいて活気もあった。
しかし設備や戦場が近いこともあって人々はここを離れていった。
 

つい最近ミラージュと言う大企業がこの近辺に基地を作ったせいだ。
他の企業も攻めて来て街も暮らせない所まで追い詰められた。
市長はさも悩んだだろう。
民衆のクレームにももろともしない三大企業・・・
その中でも信頼を得ようとしている企業もひとつある。
クレスト。
一時期は社員の中の選ばれた美女が子供達に
キャラメルを配っていたと言う。(赤字になってやめたが・・)
しかし生み出すのは破壊・・・人類は今の所減りつつもあれば増えつつもある。
当然家族を殺された者もいる。
やはり恨みを買うのは三大企業と”レイブン”である。
しかしこの二つがないとこの世界が崩壊する。
以前、三大企業が破滅にまで追いやられた。超高性能AI”管理者”
昔の奴らが”戦争を終わらせるために”と言うプログラムを仕込んだのだが。
管理者は戦争を終わらせるためには人類を滅ぼすのが一番いい、と考え、
人類は崩壊寸前にまで追いやられた。たまったものではない。
 
 
 

「AIの調子は?」
「安定です」と、部下らしき人物が答えた。
見るとそこは司令塔のようだ。
よくみると上司のほうが若くみえる大体19〜25くらいに見える。
そいつと話ていたやつは60代くらいだ。
壁は茶色で塗られており外からはカモフラージュによって見えない。
その色合いが陸軍を感じさせる。
社長も結構なセンスであろう。
「量産計画は?」
「それは無理だ彼女は一人しかいない」
「どういう意味だ?」
若い方の奴は慌てた様子もなくむしろこの事を初めから言うつもりだったようだ。
長い沈黙が続く
・・・・
・・・・
・・・・
・・・・
「あの機体にはAIしかのっていないのだろう?」
「・・・・」
「答えろ!!!!」
バン!老人が机を叩くと同時に怒鳴った
「フ、いいだろう」
老人があきらめたような声で言った。そして立ち去ろうとした。
「心配しなくともあの計画は受理しているよ」
老人が帰り際にいった。
正面には帰る気も失せる不恰好な自動ドアがあった。
「もうすぐで我々の求めていたモノが実現する」
「なぁミラージュ?どんなきぶんだ?」
老人が笑いながら若い男に聞いた。
 
「最高だよ。フフフ」
「我々の計画は完璧だ。」
「それを聞いて安心したよ。」
「さて、厄介なのはユニオンだな」
「案ずるなすでに手は打ってある。おい、お前」
「はっ」
「C4を呼べ」
「お呼びでしょうか」
大柄な男が部屋の隅にいた。
性格が内気なのだろうか?
デクの棒とは言ったものだ・・・
周りの者は何かに怯えている。
中には隣の奴にしがみついている奴もいる。無様な光景だ。
だがそうせざるを得ない状況だったのだ。
「なぜそんなところに?まぁいい」
「やつは?」
「実験体だ。今テストを「精神異常発生!!!」
「なっっ?!」
「ぎゃぁぁぁぁぁ」
突然C4は首を180度回転したり回りの人間をなぎ倒したりしだした。
人間ではないナニカ、狂ったように体温のある人を殴りまくる。
獣・・・否、化け物だ・・・
人は色々なものを作り出し自分自身に怪我をさせる。
「フフ。これだから量産型の強化人間は使えない」
メキ、グチャ
一瞬だった老人の目の前でミラージュが消えた。
そして目で追うとさっきいたかなり大柄なC4が倒されていた。
ミラージュの拳がこめかみあたりを殴りC4はピクリとも動かなくなった。
「社長!!!」
回りの社員は怪我はしたものの死者はいない。
「ミラージュ、お、お前・・。強化人間化か?」
「そうだ」
え?知らなかったの?といわんばかりの顔で老人を見つめるミラージュ。
強化人間と言うのは人工の臓器、筋肉、知能、を手術で手に入れた人間のことだ。
しかしその大半は精神異常などにより禁止となっている。
禁断の技術だ。
「しかし、オリジナル以外は三日しか持たんので困っている所だ...それより...」
冷酷な顔で社員の一人を見つめる。
おそらくこいつがC4の開発者であろう・・・
こいつがいなければ周りの者は怪我をしなかった。
こいつがもう少し優秀であればC4は完全だった。
こいつさえいなければ・・・。
「ひっ!!」
社員が反射的に手をあたまにやるがミラージュには殺意はない。
「持ち場に戻れ。」
「は、はい!!!」
「よしすぐにC5に取り組め!」
「「「「「はっ」」」」」」」
「ほう、信頼が厚いなミラージュ、それが”バズー”と恐れられた男か?」
「その名はゆうなゼロ・・・」
END
作者:バビロンさん