サイドストーリー

求めた物
ここ最近新規登録されたレイヴンが異常なぐらいのスピードでアリーナの強豪達を倒していた。
そのパイロットの名前は「レヴィア」ACの名前は「M・FINAL」

 アリーナ A.RANK BATTLE 「フォグシャドウVSレヴィア」

「お前か…ここ最近アリーナで勝ち上がってくる愚か者は…」
「…」
「恐怖のあまり声も出ないのか?」
(俺はただ戦いを挑んでいるだけだ…ただ対戦相手が皆雑魚なだけだ)
「今なら棄権してもいいんだぞ?さぁどうするよ?」
(俺はどんなに犠牲を払っても禁断の【OP-INTENSIFY】が欲しいだけだ…
 ここならそれを使用している者もいるはずだと思ったが…皆弱かった…
 機動力はあるモノの決め手に欠けるモノや機動力が全く無く簡単に蜂の巣に出来る奴…
 ほんとに今まで戦ってきた中で【OP-INTENSIFY】を使っていた奴はいるのか?弱すぎてわからなくなってきた…)
「…!聞いてんのか!?もういい跡形もなく破壊してやるよ…!!」
「五月蠅い…雑魚が…」
「…!!」
(さすがにA.RANKの奴らならもっとマシなACの操り方や【OP-INTENSIFY】の使い方をちゃんとやってくるだろう…)
 BATTLE SET…GO!!
アリーナのバトルが開始された。
「M・FINAL」は右腕に持っているMWGーMG/1000をひたすら撃っていた。「シルエット」は回避しつつ様子をうかがっていた…
しかしその内「シルエット」とMWG-MG/1000の弾幕が近づいていき「シルエット」に弾の雨を当て始めた。
「シルエット」が耐えきれずOBでその場を回避、アリーナの反対側の壁まで移動した。
その間に「M・FINAL」はMWG-MG/1000からCWC-GNL-15に持ち替えOBをし
「シルエット」の背後に回り込み左腕のMOONRIGHTで背後から斬りつけた。
「うぐっ!!おのれっ!!」
「シルエット」が反撃に出るがCWC-GNL-15を1発かまオーバーヒートさせた。
「くそったれ!!早く直れ!!!」
反撃しつつも放熱が終わるのを待ち放熱が終わった頃にはAPは2157と表示されていた。しかしそこに再びCWC-GNL-15の弾を喰らい
「M・FINAL」の姿を見失った。
「どこだ!?」
そのころ「M・FINAL」は「シルエット」の頭上でMOON RIGHTを縦に振り降ろすところだった。
そしてAC「シルエット」を一刀両断してしまった。
 WINNER IS 「M・FINAL」 YOU WIN!!
電子音声でそう言った他にはもうACの残骸が小さな爆発やバチバチッという電気のショートいかけている音が
アリーナ全体に響きわたっていた…
「つまらない…【OP-INTENSIFY】を使っている「フォグシャドウ」さえこの弱さだ…
 俺の求めていた物はこんなにも役に立たないモノなのか?
 しかし【OP-INTENSIFY】よりもショックなのがこのアリーナの弱さだ…
 数年前はもっと白熱したバトルが繰り広げていたのに…」
しかし「レヴィア」の他にも同じ意見を持つ者がいたのであった…
作者:朱雀さん