アルガイン破壊命令 後編
バゴーーーーーン!!!!!ガガガガガガガガ!!!!!
セイバーの戦艦『カーリッジステージ』は、黒い凶星率いるAC部隊の攻撃を受けていた。
「弾幕薄いぞ!!!!何やってんの!!!!!!」
懸命に弾幕を張り敵を近づけないが、攻撃はもろに受け続けている。
「えーい!!!!アルガインはまだ来んのか!!!!!」
「新型さえいなければこんな戦艦など!!!」
「油断するな、いつ奴が戻ってくるかもしれんのだ。」
「大丈夫ですよ。3機もいれば倒すのにもっと時間がかかりますって。」
「……とにかく油断はするな。」
「大丈夫ですって少佐っ……!?」
ズギューーーーン!!!!!!
音と共にボレンが爆発した。
「奴です!!!!!新型が現れました!!!!」
「馬鹿め…私の忠告を聞かないからだ!!」
「お前たちの好きにはさせない!!!!!」
アルガインは高くジャンプしてそこから蹴りを放った。
ガキュア!!!!!!
アルガインの蹴りはボレンの腹部にめり込んでいた。
「5つ!!!!」
「今だ!!!!!」
アードの合図と共に無数のボレンが森から現れた。そして一斉にアルガインに向かってバスーかを撃った。
ドゴン!!!ドゴン!!!ドゴン!!!
「うわぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!!」
いくらアルガインでもこの攻撃は辛い。たちまちその場に倒れこんでしまった。
「くそっ!!立て!!立ってくれ!!!!」
「新型もこれまでか…恨むなよ…」
銃口がアルガインを狙う。とその時!!!
バゴーーン!!!ズゴーーン!!!
突然数機のボレンが爆発した。
「何ぃ!!!何が起こったというのだ!!!!!」
「少佐あれを!!!!!」
カーリッジステージの上に2つの機影が。
「あれは……ショットビュアス!!!!」
「こちらショットビュアスパイロットのジェーツだ。遅くなってすまない、これより攻撃を開始する。」
ショットビュアスは肩に装備してある2門のキャノンから拡散弾を発射した。
バゴバゴバゴバゴバゴ!!!!!!!
それによりボレンが次々に破壊されていく。
「ええい!!まだ新型がいたのか!!!!」
「少佐!!戦況は不利です。一旦退いて作戦を練りましょう!!!」
「……やむを得んな…」
クスト軍は撤退を開始した。
「ジャスティ、ジェーツ、敵は撤退した。帰艦しろ。」
そして僕たちを回収した後、カーリッジステージはすぐさま出航した。
地表の建物が小さくなっていく。僕達は宇宙へと飛んでいる。
作者:エマイルさん
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