第一話目 (ブレイン編) 「Velseuse〜ベルセウス」
ここは文化が発展した街「ノーティラス」位置的に現在で言うオーストラリアになる。夜でも朝でも毎日人でごった返し、
別名「眠らない街」
就職先をここにする人も多い。
ブレインがレイブンになるその日の話
普通の中学生が普通に生活していた・・・
「キロ・・・ぉきろ・・・起きろ!!橋崎!!」
「ふぁ?」
バシコーン!!
「いってぇ・・」
「「クスクス・・・」」
周りの奴らが笑う。
寝ぼけててよくわからんがむかつく・・・
貴様らは寝るより学校のほうが好きか?まったく・・・
「まったく、授業中に寝るとはけしからん奴だ」
えらい古風な喋り方をする先生である。
まったく睡眠中に授業をするとはけしからん奴だ。
寝ていたのは、橋崎俊エドワード中学校の一年生だ。ちなみにセシルもこの中学校である。
エド中(エドワード中学校)は、設備、防衛用MTなどが立派であり、
スポーツの名門中学校だ。
この前俊(ブレイン)がデータハッキングをしてMTをかってに動かし1週間停学させられたのである
不良がMTにのろうとしてもバカだからデータハッキングなしではいっては警報がなり、乗れない。
かなりのシステムだが俊は例外である。オペレーターやレイブンの勉強
をしているためおちゃのこさいさいである。
「ぁあ、んん?もう一人けしからん奴がいるぞ」
一斉に全員が後ろを見る。
「zzz」
「起きんかばかもん!!!」
バシコーン
「あいたぁ・・・」
「まず授業時間を減らされたみんなに誤れ!」
「みんなお休み・・zz」
「瀬賀ぁぁ教師をなめとるのかぁ?!」
パシ!瀬賀(セシル)が軽く先生の必殺本アタックを受ける。
そう、こいつが俺の人生を左右する人物の一人。
俺にとってはこの場面では親友だ。
「くっ!いいか勉強ができてもこういう場面でしっかりせなダメな人間になるんだ!」
「やだなぁ・・・俺先生みたいになりたくねえよ」
「「「ハハハハハ」」」
「橋崎、瀬賀、後で職員室に来い!」
「え?何で俺まで?」
「つべこべ言うな!!」
キーンコーンカーンコーン
「ちっ!今日はここまで」
「俊、かえろーぜぇ」
学校の制服をふてくされた着方でポケットに手を突っ込みながら歩いているのは我らが副主人公
セシルーーーー(悪かったな副で・・・)
しかし名門中学校でこの格好かつ茶髪とは先生に対していかにも挑戦的である。
自分で染めたわけでないのだが・・・
「ああ・・・絶対お前のせいだ」
ブレインは”エド中”きっての秀才だ。まぁセシルも学校で成績は上のほうだが
制服はきっちりきているのだが髪が・・・青い・・・そして後ろで束ねている。
まぁこの髪の毛では上級生からの戦闘は避けられないだろう・・・
極めつけは先生の説教である。セシルのおかげで先生からの説教は回避しているが・・・
セシルは自分のことを絶対不良でないと語るが・・・。
「しっかし帰るとしても・・・ほらあのはげ先、正門で待ち伏せしてるぜ。」
はげ先とはさっきブレインとセシルをどついたセンコウである。
名の由来ははげてるから
セシルはもっとオリジナリティな名前がいいといったのだが呼びにくいのではげ先である。
「大丈夫こっから行けば良いんだ」
見るとそこは二階の窓で給水タンクがあってそこから出れそうである。
なぜ下水管を使わないかというとかなりの設備の研究所などでない限り
下水管に毒を入れて殺すという事件が多発していたのである。
文化的な町には殺人が多い。学校のはかなり高性能な器具をつかって管理しているため安全と
言ってしまえば安全である。
まぁここまで発達したら警備隊もどうしようもない・・・
「よいしょ、OK、俊来いよ」
「わかった」
二人は軽々幣を飛び越えた。
「あ、」
「ん?どした?」
「香錬といっしょに帰るんだった。なんか付き合ってほしいところがあるんだって。」
「でもはげ先が・・・」
「香錬のほうが怖いさ」
「そっかじゃ。」
「バイバーイ」
香錬とはセシルの彼女だ。こいつも俺の人生を左右する人物の一人だ。
別れを告げ俊は帰路に着いた。
「ああダルー。学校ダルー。」
ブレインもセシル同様15歳になったとき。レイブンになることを決意していた。
が、親に反対され、縁を切られ、いまや一人暮らしをしている。
家賃や食事代は義理の姉が払ってくれる。
「あ!早く帰らないとアリーナが終わっちまう!!」
この学校が終わる時間帯テレビでアリーナの中継をやっている、
俊は走りながら、いつも気味が悪くて通らない裏通りを通った。
(この道も慣れてきたなぁ・・・)
パン、パン、パン
(ん?何の音だろう)
すぅ、と女の子が通り過ぎる瞬間俊と目が合う
「うわっと、あぶなっ・・・(あんなかわいい子いたっけかなぁ)」
その少女は肩までのロングヘアーの緑でウェーブがかけられている。
かなりの美人だ。
「!!」
「おわっ!?」
よく見ると女の子は銃を持っておりそれにサイレンサーがついている。
俊が前を向くと銃殺された男がいた。
「な、なんだぁ!?」
「見たわね?」
女の子が俊のあごに銃をむけてきた。
すばやく胸倉をつかみ壁に叩きつける。
「まて、話せばわかる。」
「そのようね」
「え?」
「あなたに与えられた選択肢は二つ。ここで死ぬか、私達に手を貸すこと。」
「もうひとつある。」
「?」
「お前を殺してここから逃げる。」
「無理ね。万が一できても後で消される。」
「じょ、冗談だよ」
「さぁどっち」
「手をかすってどうゆうこと?」
「今みたいに人を殺したりする部隊もあれば、パソコンやACを使って三大企業をこまらせたりする
部隊、”ユニオン”に入ることよ。あ!でも安心して、殺すのはユニオンの邪魔をする人。」
「そしておれか・・・待てよ・・・ユニオンってあれか反管理者組織だった奴らか!?20年前の!?
でも壊滅したじゃ・・・」
ユニオンとは20年前管理者に反対したテロリスト集団と言われていたが、
管理者の破壊により一人のレイブンとユニオンは英雄となったアニメにもなったり
もしたACが主体の大部隊だ。
しかし何者かによってアニメは中断されたのは言うまでもない・・・
「ええ、そうよでもある人物が第二の管理者を作ろうとしているの。それでユニオンが
再び立ち上がったわけ。わかった?」
「でもなんで君みたいな子供が・・・あっそうか君も俺みたいに」
「ちがう。私は好きでユニオンをやってるの。さて、そろそろ時間がないわどっち?」
俊はこのとき思った。
組織に入ったふりをして、抜け出せるのではないか。
そもそもなんでユニオンは活動しているのか?
ただのお人よし集団か?
なんの利益があるんだ?
しかし確実に俊は焦っている。そんなところで大事な一生を終えたくないからだ。
かといって死んだらすべて終わりだ。
「答えは・・・YESで。」
「ファイナルアンサー?」
「(古っ!?)」
「嘘よ。ふふっ賢明な判断ね♪」
なぜか少女は笑っていた。
「さぁC・・・!、あなたの名前は?」
「橋崎俊・・・です。」
「私はシェリル、ちなみに子供じゃない!私は15だ!・・・ところで俊あなたのなずけ親は誰?」
「え?そんなのお母さんとお父さんに決まっているじゃないか。」
「そう・・・素敵な名前ね。」
「?」
シェリルは少し切ない顔をしていた。
そして銃を腰にしまう。このときシェリルは悲しいと言う感情を覚えた。
だぁがしかぁし!!油断大敵
シェリルの心配をよそに・・・
「(ふふふふ、これでACに乗れるぞぉ。ああ、圭佑にも見せたい。この俺の勇姿を!)」
セシルがこのときレイブン試験を受けていようとはブレインもさも思いつかないだろう。
「いつまでもここにいちゃまずい。こっち!」
「え?ちょっ、おい!」
半ば強引に俊を引っ張り路地の反対側の駐車場にあった赤いスポーツカーに俊をのせた。
「シートベルト締めて!!」
俊はとっさにシートベルトを締める。
やや俊はこれから起きる出来事に予想はついていた。
そして現実は俊を裏切った。
前進すると思いきや。
下に急落下
「「ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」」
俊は愚かシェリルさえも余り慣れていないようだ。
二人そろって大絶叫。
高速エレベーターに乗り終わり、何処かについた。
AC倉庫だが、漠然と広い。
設備の整ったところのようだ。
至る所に軍人という感じがする。ややカモフラージュしており、駐車場にあった車
全てがフェイクだ。しかもあまり人気のなさそうな所を選んでおり
抜け目がないといった感じだ。
エレベーターが途中で止まり扉が開く。
「AC倉庫・・・」
このAC倉庫はかぎがかけられており部隊の連中しか入れない。
エレベーターから降りて少し歩きカードキーをとうして中に入った。
壁も白で統一しており、清潔感をアピールしている。
「ここはユニオンノーティラス支部・・・あなたはここで働くわ。・・・!!!???」
横にいたはずの俊はもういなかった。ACに携帯を向け写真を取りまくっている
「これみせたら自慢になるな。」
それはつい最近テレビで見たアリーナ19位レイブン、「「ジェノバ」」の機体なのだから・・・
「これこれいい加減にしなさい。」
半ば粘ったが、さっきとは反対側エレベーターにつれてかれる。
チン (エレベーターの音)
「いい、今からここの支部長のジェノバさんに会いに行くから。くれぐれも失礼のないように
く・れ・ぐ・れ・もよ!もう一度言うけど・・・」
「ハイハイわかったわかった。(圭佑がいたら何ていうだろうなぁ・・・
「え?まじであのジェノバさんに会えるの?感動するなぁ・・・」・・・って言うかなぁ。)
「君さぁ・・・」
「ん?」
「怖い・・・とか感じない?」
「さぁ?何ででしょうね・・・不思議と・・・なんか・・・」
「(やっぱりそういうシステムがついてるのかしら・・・?)」
B6階
そこは高級ホテルの一室という感じでまさに社長室と言った感じだった。
中年にしてはややダンディな男性がそこにいる。
「ん?シェリル君か・・・誰だその餓鬼は・・・」
怖い・・・
なんというかカリスマを思わせる感じの人物だ。
圭佑、あいつのファンはやめとけ・・・
「彼は今後ユニオンで働いてくれる方です」
「よろしくお願いします。」
明らかに二人の肩が上がっている・・・。
「おお、そうかそうか、で、AC部隊希望か殺人部隊希望か?」
俊が小声で言う。
「(おい、シェリルお前どっちだ?)」
「(ACよ、あ、さっきのは支部を突き止めようとしてたから殺しただけ。)」
「じゃACで。」
「わかったではきみのACを組み立てたい。アセンを書いてくれ。」
そういいつつパーツのメニューを取り出しデスクの上に置いた。
「え〜と・・・じゃあ・・・ん?こ、これ」
俊は驚いた表情でジェノバにメニューを見せた。
見るとそこにはカラサワにに何かしたようなカラサワがあった
「なんだ?ああMK'2か」
「MK'2?」
「カラサワを黒く染めENを増やし走行を限界ギリギリまで減らした我が社の傑作だ。
銃口にENシールドを発生させることにより銃口は燃えんがENは減りまくりだ・・・
その代わりEN貯蔵率と連射が可能になったすぐれもんだ。」
ここで説明・・・本来ゲーム中で出てくるカラサワの威力を出すのにはEN100%
な中から2%消費しなければならなかったが今回のカラサワMR'2はそれを1%に減らしたものだ。
EN発射時にたとえば40%を消費すればその分の威力を敵に与えることができる。
しかし最大50%と決まっている。がMK2の場合最高40%なのだ。
なぜなら攻撃するENとシールドが本来50%と50%で保たれている。
が、MK’2は装甲を極限に減らしたかわりにシールドを強めにしなければならない。
「まったく企業も落ちたもんだカラサワの能力も発揮できないで・・・」
「今すぐにとは言いません、そこの部屋で考えてて。私はここで話があるから・・・。」
「わかった。」
その立場と顔に似合わず今風の喋り方をしたが突っ込まれることもなかった。
そのことは気にせずいそいそとデスクの右側の部屋へ俊は入った。
そこには会議室といった感じの部屋で、長い机と多くのいすがあった。
「いいアセンね・・・。」
「報告します。対象の捕獲成功いたしました。」
「そうか・・・名演技だったよ。」
「見ていらしたんですか?」
「次の任務はノーティラスシティの中央AC倉庫の破壊だ。多忙だな・・・」
「テスト中の連中は・・・?」
「テスト中か・・・もうそんな時期だったか・・・こちらの邪魔をしてきた場合により破壊
を許可するただし、コクピットははずせ。あとサブパイロットとして奴を乗せろ。あと、奴をお前
の部隊に配属させる。異存はないな?」
「奴?」
ジェノバは親指で右の部屋を指した。
「それにしてもなぜ中央AC倉庫を?」
「あれもミラージュ社の倉庫だ我々を見つけ出そうとしている。故に高性能ステルスを装備しろ」
無論、帰りも行きも見つからないように、だ。
AC倉庫の出入り口は海中にあり、ACのOBを持ってすれば人に見つからずに
行き帰りが可能だ。なにせ海には誰も近づかない。
ユニオンの調査が続いてはいるが調査した部隊はユニオンが壊滅しに来るため
発見できずにいる。
カタパルトは海岸についていてACを輸送機に乗せ上空から強襲することによって今まで見つかっていない。
「支部長・・・」
シェリルは表情を変えて質問した
「なぜあれに名前があり親がいるのですか?そしてなぜ隠すのです?」
「きずかない方が好都合だ・・・逆切れして奴らに突っ込まれて死んでも困るのでな・・・
まて、名前があるのか・・・言ってみろ・・・」
「橋崎俊・・・」
「・・・!そうかわかった。家族構成は・・・」
「完成しました!!」
「早いな。」
「しかしなぜこんなに早く?」
ミラージュはわざと不思議そうに聞いた。
「俺レイブンになったらこの機体を使おうって決めてたんだ。」
「なんであなたがカタログ持ってんの?」
「姉ちゃんが持ってたけど・・・」
「俊君、お姉さんの名前は?」
「義理だけどね。アンナって言うんだそれが何?(俺名乗ったけかなぁ)」
「アプローチをかけようと思ってね。(アンナ、アンナ?ん?わかったぞあいつか!)」
適当に嘘をつきごまかすジェノバ。
「!!?」
一人本気で言ってるのかと思ってる女が一人いた
「姉ちゃん19だよ?それと・・・機体はいつできるの?(そのときに逃げてやる。)」
「5日後だ。所有権はお前だから壊れた場合は自分のものは自分で治せよ。
任務中危なくなって基地に帰るのは自由だが事故以外で何処かに消えた場合
一生監獄生活だからな。」
「(ぎくぅ)(ん?いや待てよ何でここまでしてくれるんだ?)」
確かに少し変だった。事は早く進むは最新型まで使わせてくれるは・・・
しかし今のブレインにとってはどうでもよかった。
「安心しろ私が付いているからな。君は私の部隊に配属されることになった。
心配するな学校には行かせてあげる。」
「あっそう。若者部隊?(よかったごつい兵隊さんばっかりかと思った)」
「いや、お前ら以外にユニオンに十代前半はいない。しかも戦闘重視の部隊だからな。
シェリルを入れて全8人でシェリル以外全て男だ。安心したか?ちなみにシェリルが隊長だ。」
「・・・・・・」
「じゃあここにレイブンネームとACアセンとACネームお願いね。あと呼び捨てはやめてくれ。」
「何でレイブンネーム?」
「ジェノバの紹介ってことでコーテックス社に登録するので・・・あっもちろん
ユニオンの専属でね。」
「・・・決めた、レイブンネーム・・・ブレイン、ACアセンはこれね・・・
ACネームは・・・ベルセウスで。ちなみに学校はもういいや。」
無駄にきれいな字でネームを書く。
「さて部屋を案内してやれ。キーは・・・・・これだ。」
やや選んで409と書かれた鍵を渡す。
「こっちよ。」
さっききたエレベーターに乗っていった。
「ゲップ」
「何ゲップしてんだよシェリル〜」
「・・・・安心してげっぷが出たのよ。」
シェリルは人の目を気にしないタイプだ。
「改めてよろしくブレイン。」
「よろしくシェリル・・・ゲップ!・・・くくくく」
「・・・・」
ガン
「いった!!」
でたー!!シェリルチョップ!
ゴホン、そんな話はおいといて・・・
「そんなに怖いのか?」
「怖いね・・・」
「そうか・・・」
「明日私の部屋にきていろいろ教えてあげる。」
「!!??」
「いや、そういう意味ではなく・・・」
「なんだ・・」
チン
さっきとは違い部屋のドアが一列に並んでいる。
割と高級感あふれるドアだ。
「あなたはこれから戦闘部隊の四番隊9番だから9号室を使ってね。
あたしは一番室だから困ったことが合ったらいつでも・・・あ!これから一時間後に出撃するから備えててね
!じゃ!」
部屋に入りぎわに鍵をブレインに投げ渡した。
ブレインも返事をし、自分の部屋へ帰った。
「へぇ〜こりゃなかなかいいへやだなぁ〜」
壁は白で塗り尽くされてベッド、冷蔵庫、テレビ、水道、バス、トイレがある。
「さぁてひと眠りするか。」
ぴぽんぴぽんぴぽん!ガンガンガンガン!
「起きて〜ブレイーン!!」
「ふぁ?」
さっきからすでに一時間経過していた。
「出撃よ!」
「あ!しまった!」
急いでドアを開ける。
「何?その格好!そこのロッカーに耐圧スーツがあるから着替えてきて!」
「え?あ、はいはい、・・・ちょっと見ないでくれよ〜」
「失礼。」
自動ドアを閉め俊が着替えるのを待つシェリル。
「ごめんな。」
「いいえ。」
挨拶を交わしエレベーターに乗る
「へ?俺のACもうできたの?」
「いいえ私の今回は私のACを使うのよ。」
「じゃ何で俺まで?」
「サブパイロットよ。一度実践を見たほうがいいと思ってね。」
チン
倉庫の四つ前の食堂についた。
「お!シェリル隊長今から出撃っすか?」
金髪で背が高い20代後半といった所の男がエレベーターに乗る。
シェリルと俺の間に入ってくる。なれなれしい奴だ・・・
「この子誰〜?あ!もしかしてシェリル隊長のボーイフレンドっすか〜?だめっすよ〜ここ秘密
主義なんだから〜。」
「ちがいます!今日から4番隊所属のブレイン君です!」
ブレインとシェリルは少々顔を赤らめるがもともとそんな気もしないし
そもそもブレインもそんな目的入ったわけでもない。(たぶん)
自分から入ったわけでもない。
この男もブレインの入った理由をわざと聞かなかったのだ
「はじめまして、えっと・・・」
「俺はゼントラン。ゼルって呼んでくれ。よろしくなブレイン君。」
「はい。あなたも四番隊なんですか?」
「そうよ、この人はあたしのサポートを担当しているの。」
「そう!わが階級は後衛主幹補佐!かっこいいだろう。」
「は、はぁ・・・」
チン
「じゃ俺は支部長んとこ行くから。」
「じゃ!」
ゼルはエレベーターを降りまたエレベーターが動き始めた。
「なんで秘密主義なんだ?」
「ミラージュは私らがいると色々と不都合らしいよ。」
「へぇ〜いつまでも秘密主義ってわけにもいかないんじゃないの?」
「そうね、戦闘部隊がいるようじゃね。」
チン
AC倉庫についたのだがジェノバの倉庫とは違いボロボロの機体ばかりで乗れそうなものはない
そのため修理にすごい轟音がなっていた。
倉庫とゆうより処理場と言ったほうがいいだろう。
ガガガガガガガガガガガ!!!!
「へぇ〜素敵な倉庫だね!!!」
ガガガガガガガガガガガ!!!!!
「え!!?なんて!!?」
ガガガガガガガガガガガ!!!!!!
「す・て・き・な・そ・う・こ・だ・ね!!!!!」
「・・・・・・」
ブレインが皮肉を言ったのだがシェリルは言い返す術はなかった。
耳をふさぎながら整備員の上着の裾を引っ張る。
ガガガガガガガガ!!!!
「換えの機体は!!!!!?」
ガガガガガガガガ!!!!
「それなら三階です!!!!!!!」
ガガガガガガガガ!!!
「え!!?聞こえなーい!!!」
ガガガガガガガ!!!!
「三階です!!!!!」
「そう、ありがとう」
そのころ3階・・・・
「ふぁーあ・・・オイ誰の機体だそりゃ?」
気分が悪いと自分でアピールするように不機嫌そうな男
設備はいいと言っても殺風景な倉庫である。これでは機嫌が悪くなるのもわかる。
密閉感がする倉庫である。
そんな倉庫でも愚痴る奴は一人しかいないのでメカニック達の機嫌が悪くなるのである。
彼の名はアイザックこの倉庫の主だ。
彼は機嫌が悪いと他人に冷たくするのでわざとアピールしているのだ。
「シェリルちゃんのですよ。アカシックGが壊れたとか何とか・・・」
その機体の足元にいる男が答えた。
「先の先行任務か?上もひどいことやらしやがる。」
十人中死者が一人でたという戦闘部隊の中でもなかなかハードな任務だった。
その内容はミラージュの名銃"カラサワ”の奪還作戦だった。
シェリルのおかげで任務は成功したが隊員が一人死んでしまった。
それをもとに造られたのがMR’2である。
「ガチガチじゃねぇか。他にねぇのか?」
そこにあったのはACと言えども重装備の機体だった。
「他の機体は全て修理中です。」
チン
エレベーターが来た。中にいたのはシェリルとブレインだった。
「あ、静か・・・」
さっきのとは違い、少人数で静かだった。
「こんにちは。機体は出来上がってますか?」
「こんなんでいいならな。」
明らかに嫌そうな顔をするシェリル。
武装はグレネードにコンテナミサイル、ナイフ型(3771)ブレード、高威力マシンガ
ンで黒の重装備だった。
「今回の作戦ではこの機体はなかなか適用しているのでいいでしょう。」
任務はどちらかと言うと奇襲なのでいいのだが・・・
「ですが何ですかこのミサイル?」
シェリルが見つけたのはコンテナミサイルだった。
コンテナミサイルをつかえば万が一シェルターを破壊してしまう可能性が出てくるのだ。
「しょうがねえよシェリルちゃん。」
「しょうがなくありません!はずしてくださ・・・」
シェリルははっとした表情で携帯の時計を見る。
案の定時間はなかった。
「時間ねぇよな・・・」
「ごめん・・・」
ブレインがあやまるがシェリルがうつむいて話そうとしない。
コンテナミサイルなどACの背丈から落としたら爆発してしまう。
「ようは使わなければいいんです。出撃します。」
シェリルがそういうと・・・
「おーい三番ハッチを開けてくれー!」
とアイザックが叫んだ。
「ブレイン。先に昇って!」
「なんで?」
「いいから!!女の性(さが)よ!」
ACには脚部についているワイヤーガンを使ってもいいが本来それは緊急時のもので、
普段レイブンははしごから上る。
そして橋がコクピットまで端が出ているのでわたっていく。
意外と難儀だ。
「ちょっと!なんでパイロットシーツに座るの!?君はサブシーツ!!」
「はいはい。(うるせぇ隊長だなぁ・・・)」
「準備できたぞ〜!!発信してくれ〜!!」
アイザックから発信の合図がでる。
ACが滑走路まで歩いてから足を固定し体制を低くする。
「どうぞ!!」
スキージャンプのようにACがハッチから飛び出す。
下は海だった。フェイクの岸壁が開きACが飛び立つ。
シェリルは上にOBを起動させ同時にジャマーも起動させた。
「すげっ!!」
ブレインは初めて乗るACに感動していた。
あたりはすっかり夜だった。
OBを起動させ輸送機に飛び乗り、目的地へと向かっていった。
「着いた!」
「降下します!体制よろしいでしょうか!?」
「OK降下開始。」
着陸と、同時にミサイルが飛んできてそれを回避し外れたミサイルがビルにあたる。
どうやら街の防衛部隊のようだ。
街を守ってるのか破壊してるのかどっちかわからない。
「こっから死ぬかもしれないから気をつけてね!」
「え?ちょっと」
やや戸惑ったがブレインは逃げようとはしなかった。
あんま機械とかむずかしいリアクショはなしね。努力するから。w
副主人公は最後まで敵にしようかな?ちなみにこれから出てくる主人公達以外のレイブン達の本名とか性格とかはメモ出すんでよろしく!
作者:バビロンさん