第三話 黒猫
ひっそりとした地下世界のセクション、昔ここは管理者によって封鎖された場所セクション513。
このセクションのゲートに1機のACが降りてきた。
マグナス「うわ!このセクションボロボロだな!」
マグナスの目に入ってきた光景は、マグナスの想像と大きく違っていた。
ミリー「ずっと放置されてきたセクションですからね、復旧どころか破棄されることが検討されますからね」
マグナス「ふ〜ん。それで、依頼人ともう一人の僚機はもう来てるんだろ?」
ミリー「はい、そのはずですが?」
マグナスはレーダーを見るが、レーダーには反応が無い。
マグナス「とりあえず進んでみる」
マグナスはACを進ませ、ビルの一角を曲がると。
マグナス「うわ!何これ!?」
一角を曲がると何かがあった、マグナスは驚きEライフルを構えた…………………しかしそれはACの残骸だった。
マグナス「ざ、残骸か、脅かすなよ」
ミリー「いがと怖がりなんだ〜」
マグナス「た、ただ驚いただけだよ!」
ミリー「はいはい、え〜とそのACはと……………旧ランカーACグラッククロスです」
『ブラッククロス』ドロールのAC、突如アリーナから姿を消したレイヴンであった。
マグナス「なぜ、ここにACが?ここは封鎖されていたんだろ!?」
ここは元々封鎖されていた所、ACいたのはおかしい。
ミリー「わかりませんが、先を急ぎましょう、作戦時間はすでに過ぎています」
マグナス「あ、ああ了解、さらに前進す」
ミリー「!、左に避けて!」
ミリーが叫ぶと、いきなり横からミサイルが3発飛んできた、2発は直撃コースだったがコアの迎撃装置で落とせた、
残り1発は右側にはずれた。さすがクレスト製コア!
マグナス「ま〜た、不意打ちですか!(な〜んで俺は不意打ちばっか会うんですかね?)」
ミリー「MT3機確認!全機カイノスEO2です、上級MTだから気をつけて!」
マグナス「了解!斬る!」
マグナスは3機に向かっていく。
ミリー「あ!接近戦は望ましくないです」
だが、マグナスは突進をやめずMTに向かっていく、がミサイルとEライフルの弾幕でうまく近づけない。
マグナス「く、くそ。うまく近づけない」
???「接近戦ってのは、こうやるんだよ!」
いきなり誰かの通信が入った、すると3機のMTの方で紫の閃光が一瞬見えた。
すると3機MTは胴体が斬れ、爆発した。そして、そこには1機が立っていた。
そのACは、SAMUREI2を装備していた。先程の紫に閃光はSAMUREIだった。
???「あと、もう少し早く来てくれよ、敵が多いから辛かったんだぞ!」
マグナス「もしかして依頼人!?」
???「いや、俺も僚機だ。もう一人の僚機ってのは俺のこと。レイヴン名はマッグナドだ、まぁよろしく」
マグナス「どうも、こちらはマグナス、新米レイヴンですがよろしく」
手短に挨拶をする二人だが、マグナスは現状況がよくわからなかった。
マグナス「今どんな状態で?」
マッドナグ「ああ、じゃ説明するぞ、ハヤトが敵本隊正面から陽動を掛ける、その時に俺たちが奇襲を掛ける、という感じだ」
『ハヤト』依頼人のレイヴン名だ。
マグナスはその言葉を聞き、少し安心した。向こうが囮をやってくれるわけだからこちらの危険性が減るわけだ。
マッドナグ「じゃっ、早速やりますか」
マグナス「了解!」
後書き
ふぅ、疲れた、ちなみにこの小説に出てくる人は実際にいる人をモデルにしました。(友人です)
作者:リストウィックさん
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