第四話 紅のトルパー
大道路にMTが3機MTたちマグナスたちを探していた。
クレスト隊員1「いたか?」
クレスト隊員2「いえ、まだ見つかりません……」
クレスト隊員1「なぜレーダーに映らない!ステルスとでもいうのか!」
クレスト隊員3「隊長!第2小隊との通信途切れました!」
クレスト隊員1「くそ!またやられたのか!」
クレスト隊員3「第2小隊によると、新たなACを確認したそうです」
クレスト隊員1「何!?さらにややこしいことになりやがって、そのACは何所にいる?」
クレスト隊員3「それが、そのACもレーダーに映っていません!」
クレスト隊員1「何!?2機ともステルスなのか!?…………………いや、ステルスがこんなに持つはずが、『ECM』!」
『ECM』 狭範囲だけ、レーダーを妨害できる物だが、これを使うレイヴンは少ない、そのため今まで頭に思い浮かばなかった。
マッドナグ「ちっ、ばれたか」
突然後ろから声が聞こえ、振りかえると、そこに黒いACが立っていた。
クレスト隊員2「な!うしr」
彼が言い終わる前に紫の閃光がMTを横切った、そしてMTは一文字に斬れた。
クレスト隊員3「きゃ、きゃー!」
Eライフルを構えようとすると、黒いACの後ろから光線飛んで来た、そして光線はMTを貫いた。
クレスト隊員3「た、隊……長…」
そしてMTは爆発した。
クレスト隊員1「ヨ、ヨネーーーー!は!」
彼は味方をやられた、表意を突かれた。そして彼のMTも一文字の斬れ、そして爆発した。
クレスト隊員1「ヨネ……今…俺も行く…」
マグナス「ふぅ、狙撃成功」
マッドナグ「新人にしてはよく出来たな」
マグナスは前もってマッドナグが配置したECMから狙撃した、気付かれた時の保険として。
マグナス「そりゃどうも」
マッドナグ「さてお次に…」
ハヤト「おい!聞こえるか!マッドナグ」
突然通信機から声が聞こえた。(突然とかいきなりとか多いな(汗)
マッドナグ「ハヤト!どうした!?」
ハヤト、ということはこの声の主が依頼人か!
ハヤト「敵本隊がそちらに気付たようだ、どうやら先程の部隊は囮だったようだ、すぐそちらと合流する、それまで耐えてくれ!」
マッドナグ「うぇ〜〜!気付かれたか!マグナス、迎撃するぞ」
マグナス「本隊ってどのくらいの規模で?」
マッドナグ「……MT一個大隊ぐらい」
マグナス「多!多いよ!それは、俺たち大丈夫なのか!?」
マッドナグ「とりあえずハヤトが来るを待つか」
マグナス「敵は待ってくれないけどね」
その言葉どうり、レーダーに多くの赤点が映った。
マッドナグ「よし、行くぞ」
マグナス「了〜解」
それから少したった。そこには最初と大きく異なった光景が広がっていた。
そこには数多くの巨大な鉄くずが煙をだして無残に倒れていた。
マッドナグ「はぁはぁはぁ、こいつらきりが無い」
マグナス「もう弾が………」
いくらAC2体でもMT一個大隊を相手するのは、かなり苦しい。そのおかげで『ブラックキャット』の右腕は中破、
ミサイルは弾切れし、ロケットの弾も残りわずかであった。そして『エーテリオン』もEライフルとミサイルの弾はわずかであった。
マッドナグ「ハヤトの奴、一体何してんだ!?」
マグナス「来る途中でやられたとか」
マッドナグ「………かもな……」
それは冗談で言ってるのか、本気で言ってるのか、マグナスにはわからなかった、
だが二人ではこれ以上耐えることは出来なかった、そう二人では。
ハヤト「だ〜れが、やられたって?」
レーダーを見ると緑の光点が正面に映っていた。そして赤い機体が目の前に着地した。
マッドナグ「おっせいぞ!何してた」
もうがみがみと怒る、マッドナグ。
ハヤト「いやいや、敵の妨害部隊がいたから遅くなってさ〜」
マッドナグ「たく〜、遅れた分きっちり働いてくれよ」
ハヤト「了解!マッドナグ、マグナス援護してくれ」
その赤い機体は敵陣にますっぐに突っ込んでいった、しかし敵の攻撃を確実に避け、一機また一機と倒れていくMTたち、
それは明らかに圧倒的だった。
クレスト隊員4「な、なんだこいつは!?」
クレスト隊員5「くそ!攻撃が当たらない!」
クレスト隊員4「データ照合………な!「紅のトルパー」だ!」
クレスト隊員5「何!うお!」
ハヤト「何故この異名が付けられたかは知らないが、俺は意外と気に入ってるぞ!」
マグナス「『紅のトルパー』って?」
マッドナグ「あいつの異名だよ」
その動きを見たクレスト部隊は威圧に押され、動きが鈍っていた。
ブレードに斬られ、マシンガンに貫かれ、ミサイルに打ち落とされて行った。
クレスト隊員4「だ、誰か。援護を!援護を!」
彼は叫んだ、とにかく叫んだ、しかし誰も答えてくれなかった、彼は周りが見えなくなっていた。
彼が自分一人と言うことがわからなくなっていた。
ハヤト「これで………終わりだ!」
緑の閃光がMT切り裂いた、その光景ははっきりとマグナスの目に映っていた。
マグナス「これが、ベテランレイヴン………………………」
後書き
できたー、祝メインキャラ全登場、皆さん以後このキャラたちをよろしく!
作者:リストウィックさん
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