サイドストーリー

第五話 アリーナ
輸送機「管制塔、管制塔、こちら『エアスカイ』今から着陸体制に入る」

管制塔「了解、予定どうり4番滑走路に着陸せよ」

輸送機「了解、着陸する」

大きなエンジンの音を響かせて着陸する輸送機。そして輸送機の後部ハッチが開き、ACが3体出てきた。

マグナス「ふぅ〜、今日も何とか生きて帰ってこれた〜」

ハヤト「ご苦労さん、報酬はちゃんと振り込んでおく」

マッドナグ「新人にしては上等だ」

マグナス「そりぁどうも」

3機(正しくは3人)は会話をしながら格納庫に入っていく、すると入り口付近に見覚えある人物がいた。

リストウィック「よう!初ミッションどうだった?」

マグナス「リストウィック!」

???「あれがアンタが言ってた『マグナス』?」

横にはメカニックの制服に帽子を被った金髪の女性が立っていた。(ポニーテールみたい)

マグナス「どちらさん?」

リストウィック「ああ、俺のメカニックだよ」

ユーリ「ど〜も、ユーリだ〜よ〜♪」

なにやら乗りのいいメカニックだ。

マグナス「どうも、ユーリって言うんだですか、以後よろしく」

ユーリ「うん、礼儀はいいね。こちらこそよろしく♪」

マグナス「さてと、パーツはどうもありがとうございました。大切に使わせていただきます」

リストウィック「いいよいいよ、使わないものだし」

リストウィックは横に手を振りながら言ったが、マグナスにはかなりうれしいことだ。
マグナスは元々借金を返すためレイヴンになったため、弾薬費をできるだけ少なくしたかったのだ。

ハヤト「リストウィック、ちゃんと言われた通り僚機にしてやったぞ」

リストウィック「どうもどうも、ごくろうさまでした」

マグナス「はぁっ?どいうこと、ていうか知り合い?」

リストウィック「ははは、なに〜ハヤトにお前を僚機にしてくれって頼んでやったんだよ、ちなみにハヤトはライバル+戦友という関係」

つまりリストウィックが依頼を提供してくれたという事。

マグナス「何から何まですみません」

リストウィック「ところで明日アリーナへ行ってみたらどうだ?金稼げるぞ¥」

マグナス「よし!明日行こう!」

金には弱いマグナスです。

そして帰宅。そして就寝。







翌朝

マグナス「ZZZzzzZZZzzzZZZzzz………」

3・2・1・0!
目覚まし「ジリリリリリリリリリリリリリリリリリリ!」

バン!(銃声じゃないよ)
目覚ましのボタンを押し、目覚ましは沈黙………お休みなさ〜い♪(二度寝)

マグナス「こら!作者、勝手に決めるな!」

by作者(作者に突っ込むな!ストーリー進めて!)

マグナスは起きてすぐ朝食の準備をする、がマグナスは借金です。
借金=ビンボー、朝食はカップ麺!(お湯で3分!)

マグナス「ビンボーは辛い……」

麺をすすりながら着替える。(どうやって?)そして着替え終わり(朝食も)、
拳銃を腰にしまい込み、コーテックスにGO!(乗りがいいな)


コーテックス到着
ガレージへ向かう廊下、アリーナのことはドークスから聞いていたが、実際に行ったことはなかった。

ミリー「あ!マグナスおはよう♪」

廊下でミリーがこちらを見付けたらしく、声をかける。

マグナス「あ!おはよう」

ミリー「今日はどうするのですか?」

マグナス「今日は昨日リストウィックに言われた通りアリーナに行ったみよう思う」

ミリー「あ!だったら今日は、マッドナグとリュウの試合があったわよ」

マグナス「マッドナグ……あのSAMURAI使いの人か!」

ミリー「昨日のことでしょ。普通覚えてるでしょ」

マグナス「忘れやすいから(また)」

ミリー「はいはい。チケットはアリーナの入り口で買えるから」

マグナス「…………金取るの?」

ミリー「あ!そうか!」

何回も言うがマグナスは借金です。当然マグナスはあまり金を使いたくありません。
(↑強調すな!)

マグナス「じゃ、やめ」

???「お困りかい?」

マグナス・ミリー「!?」

振りかえるとそこには一人の男性が立っていた。

???「アリーナの試合がただで見れる場所知ってるぜ」

その男は金髪で歳は………とりあえず20歳以上に見える。

ミリー「え〜と………あ!」

ミリーが手を打って言った。

ミリー「アリーナの語り草『G』!」

G「正〜解!」

マグナス「『G』?」

マグナスはレイヴンになったばかりであり、最初はレイヴンに興味は無かったのでレイヴンの世界のことはまったく知らなかった。

ミリー「そ!アリーナはミッションと違って、始めからAC同士の戦いだからとても激しいの。
その中でも『アイアンマン』と『G』との戦いが特に激しいからアリーナの語り草って言われているの」

マグナス「ほ〜う、でその『G』ってのがあなたと」

G「ああそうだ!……で…アリーナ………ただで見れ所……知ってるぞ!」

マグナス「マジ!」

…………ほんっと金に弱いマグナスです。

ミリー「………?…そんなと所ありました?」

首を傾げて聞く。
ミリーは元レイヴンだ。そのミリーが知らない場所とは?

G「実は有るんだよ。その場所が!」

と言い、歩き出す。それについて行く。一様アリーナは見てみたい、それをただで見れるというのだ。知って置いて損にならない。

Gは無言のまま廊下を進んでいく。すると一つのことに気付く。アリーナと逆方向に歩いていることに!
しかしそれでも無言のまま歩いて行く。

………そして数分後……
Gが突然止まった。

G「ここだ!」

と指を刺す。その先には………一つのカフェがあった。何所にでもありそうなカフェだ。カフェの名前は『最後の灯火』。

マグナス「………カフェ?…ですよね?」

G「ああそうだ」

ちなみにアリーナは普通TVで放送されることはない。グローバルコーテックスにより禁止されているのだ。
レイヴンの機密性を守るためである。

ミリー「カフェで見れるわけないでしょ!」

G「じゃ、入るぞ」

無視。

カランコロン

???「いらっしゃい!」

中に入るとカウンターに一人の若めの老人がいた。

G「よう、じーさん!お邪魔するぜ!」

???「なんだ『G』か。他の奴らはもう集まってるぞ」

カフェ店内はなにやら大勢の人がいた。その人々は若い人や女性などさまざまだった。

ミリー「あ、あれ?もしかして………シルバーフォックス…さん?」

ミリーは何だか驚いて聞いている。
『シルバーフォックス』
過去Bランクのベテランレイヴンだったがもう歳なので、去年レイヴンを退職した。

シルバーフォックス「ん?おお、ミリーじゃないか!ひさしぶりだな!」

するとウェトレスらしい女性が一人現れた。

???「ミリー!お久しぶりー!」

ミリー「フレアまでいるの!?久しぶりー!」

G「ここはな、じーさんとフレアとで経営しているカフェなんだよ」

マグナス「フレアって管理者が存在していた時のランカーでしたっけ?」

フレア「そうそう、よく知ってるわね」

マグナス「零からウンチク聞かされたからね〜(汗」

ミリー「へぇ〜…ところで、何でフレアは一緒に働いてるの?」

G「そう言えばそうだ」

他の客もGと同じように思ってるようだ。
一様このカフェもグローバルコーテックス内部のカフェであるため、アルバイトなどは行っていない。これも機密性を守るためである。
そしてフレアが口を開ける。

フレア「父さんの手伝いよ♪」

…………シーン…………

客一同「ええええええぇぇぇぇぇーーーーーー!!!!!!!」

G「じゃっ!何か!つまり、シルバーフォックスはお前の父親というこかぁーーーーーーーー!?」

Gは激しく問い詰める。というか怖い(汗

フレア「うっうん、そうだけど、知らなかったの?」

G「激しくうなずく」

他の客もうなずく。
今思うと、ここの客は皆普通の人と何か違う気がした。見た目は何所でもいそうな人たちだが、何か違う気がした。
うまく言えないが、雰囲気が違った。

マグナス「ここにいる人、もしかしてみんなレイヴン?」

G「まぁ、そんなところだ。でアリーナがただで見れるからみんな来てるんだ」

ミリー「で、何所で見られるの?」

G「そこ」

と指を刺す先は……………大型テレビ!その大型テレビの周りには先ほどの客たちが集まっていた。

ミリー「ちょっと待って!アリーナの試合は一般放送されてないわよ!」

フレア「普通はね。でもここは特別に回線を繋でもらっているのよ」

マグナス・ミリー「へぇ〜(×60)」

G「おい!そろそろ始まるぞ。そこ!場所少し開ける!」

Gはお客をどけてスペースを作ってくれたが………他の人のことも考えようよ(;T∀T)
Gは客をどけるとカウンターに向かいシルバーフォックスと話を始めた。

G「じーさんはどっちに賭けてんだ?」

シルバーフォックス「マッドナグに賭けた」

G「ほう!理由は?」

シルバーフォックス「うむ、リュウの機体はハンドガンで動きを止めて切ると言う戦法を取るが、マッドナグはECMを搭載している」

G「ああ!そうか!か〜〜忘れてたーー!……くそ!」

シルバーフォックス「なんだ?リュウに賭けててたのか?」

G「ああそうだよ!っだがよ、結果はわからないぜ!?」

シルバーフォックス「どうだか?」

……マッドナグとリュウ……
この二人はどちらも腕利きの剣豪であった。そのため多くの人々が注目している対決でもあった。
そしてSAMURAIと月光の対決でもあった。

所変わってアリーナガレージ

アナウンス「試合開始まであと1分。両者、自機に搭乗し待機してください」

アナウンスが響くガレージに約1名やたらに気合が入っているやつがいた。

マッドナグ「っしゃー!ぶっ潰してやるかー!メンテは大丈夫かー!?」

主任「おお!上等に仕上げてるぞ!」

マッドナグ「OK!じゃっ、一発やってくるかー!ぜってー勝つ!」

何かかなり気合を入れてコックピットに乗りこむマッドナグ。

メカニック「今日は何か気合が入ってんなー」

主任「ありゃー………賭けだな……」

メカニック「賭け?」

主任「ああ、あれは誰かと賭けしてんだ……ん?噂をすれば……」

メカニック「?」

主任が指差す先には二人の男がいた。

ハヤト「リュウに5000C!」

リストウィック「じゃ、リュウに4000C!」

ハヤト「じゃ、マッドナグ!自分に6000Cということでいいな?」

マッドナグ「ああ!(怒)少しは戦友に賭けたらどうだ!?んん〜?」

ハヤト「いや、こっちの方が儲けるかr(汗」

ACの足が目の前に落ちてきた。(落ちた?)

マッドナグ「パードゥン?(ブチ)」

ハヤト「いあや(汗)不利なほうに賭けるの良いかと………」

マッドナグ「ほう?じぁまぁ行って来ますか」

マッドナグはACをゲートに向かわせた。

今回の対戦はマッドナグがリュウに挑戦する形であったため、二人はリュウの方が上と読みリュウに賭けたのだ。

リストウィック「…………一難去ったか?………」

ハヤト「まぁ、多分負けてこっちを儲けてくれるでしょ!」

両者「はははははははははは!(笑)」

いきなりACのMGのマガジンが飛んできた。そして二人に………………………かすめた!
Σ(゚口゚:)
ハヤト「あ!あぶ!」

リストウィック「いやー!ひんやりした風が一瞬吹いたね!」
ガクガク(((((((((((゚∀゚))))))))))))ブルブル

ACが持つMGのマガジンだ。そんな物につぶされたら、はい!人肉ミンチの出来上がりと。(怖!)



そして、アリーナ会場。

アナウンス「え〜これより第4試合、C−3:マッドナグ対C−2:リュウの試合を開始します」


あとがき
ふ〜う、やっと終わったー!なんか普通より長し(汗
まぁ以後これぐらいを基準にして書こうかな?
作者:リストウィックさん