サイドストーリー

第二章   第四話 新たな企画
「ミッションお疲れさん。ACも出てきて結構大変だったな。」
「でもあれは、エクレールさんたちが倒してくれたじゃないですか。」
「そうです。私たちは、なにもしてません。」
「まぁそうだけどMTも倒せたし、初ミッションクリアを祝って飯でも食いに行くか、なぁインフェルノ?ってあれ?
インフェルノ?どこ行ったんだあいつ。」
「インフェルノさんなら、さきほど向こうの扉から出て行きましたが。」
刹那がそう言ったころには、インフェルノは、クラインのもとに着いていた。
「あの無人ACは、どこの所属でもないらしい。」
「帰還中に調べたのか、インフェルノ?だが、どこの所属でもないならいったい誰が何の目的で無人ACなんかを・・・。」
「少し調べてみる必要がありそうだな。」
「ああ。」
 
その晩、刹那とシャナは、エクレールに晩御飯をおごってもらった。
「ありがとうございました、エクレールさん。」
「いや、いいって。じゃあまた明日からもがんばってね、シャナ。じゃあ部屋に戻ろうか、刹那。」
「はい。では、シャナさん。おやすみなさい。」
「うん、ばいばい。刹那ちゃん。」
そういってシャナとエクレール、刹那は、別れた。
 
「今日の協力ミッションは、どうだった、刹那?」
「はい、無人MTとの訓練では、攻撃が単調になりやすいので、いい経験になりました。明日からは、いつも通りの訓練ですよね?」
「ああ、そのつもりだけど何かしたい訓練でもある?」
「機動性を活かした訓練がしたいのですがまだ機体とかの装備が不十分なため訓練は、今のままで十分です。」
「機動性を活かした訓練か。じゃあ刹那の機体構成は、軽量機体ってことか?」
「はい。」
「いいんじゃない?それぞれ自分にあった戦い方があるし。さて、今日は、もう寝よっか。明日からまた訓練始めなきゃいけないしさ。」
そう言って部屋に入って、ベッドの中に入った。
 
「インフェルノさんどこ行ってたんですか?あ、さっきエクレールさんがご飯おごってくれたんですよ。」
「ん、そうか。まぁちょっと調べ事をな。今日は、ミッションで疲れただろ?先に寝てろよ。」
「はい。インフェルノさんは、まだ寝ないんですか?」
「ああ。ちょっとまだ調べ事が残っててな。あと新しい企画も作ってるからそれが終わってからな。
だから午前2時になると思うから先に寝てろ。」
「新しい企画ってどんなのですか?」
「う〜ん、まぁそれは、できてからのお楽しみってとこだな。ささ、12歳の少女は、寝た寝た。」
「む〜。そう言う方されるのは、あまり好きじゃありません。」
「ははは、悪かった。じゃあ俺は、情報センターに行ってくるから。じゃあな!」
インフェルノは、部屋を出て情報センターに向かった。
 
「八相の復活準備は、整っているのか、昇運?」
「はい、あと1ヶ月で第一相スケィスが復活します。それから5日ごとに第二相、第三相順々にと復活していきます。
八相すべてが揃うまでは、2ヶ月ぐらいだと。」
「なるほど。あと2ヶ月か。その間は、無人ACを敷地内の警備を重点的に行わせておけ。
侵入者が、来たら絶対に逃がさず、その場で消せ。いいな。」
「はっ!」
作者:テロメラーゼさん