サイドストーリー

機動兵器再排除
コアが家に帰ると、パソコンに一通の依頼が届いていた。
コアはそれを見た。

ユニオン
アヴァロンヒル

前払報酬 200000
成功報酬 400000

先日アヴァロンヒルに現れたものと同様の機動兵器が出現。これを排除してほ
しい。
だが厄介なことに奴らは複数でこちらに向かってきている。
こちらからも僚機を派遣する。共同で作戦に当たってくれ。なんとしてでも食
い止めてくれ。以上。

「何だよこれ。」
今日は合コンに行く約束をしていた。だから依頼を断った。
「あ、金がない。」
仕方なく銀行に行くと既に200000Cが振り込まれていた。
「へっ?」
実は依頼を断る手続きを間違えてしまい、契約してしまったのだ。
プルルルル。
「コア、てめー遅えよ。今何してるの。」
「ヘッジホッグか。悪いけど急用が入ったからまた今度な。じゃーな。」
「おい、コア、用事って何だ。おい。」
コアは電話を切った。そして急いでコーテックスの施設へ行った。
「遅い。」
そこに待っていたのはヘッジホッグとフライレだった。
「へっ?何でヘッジホッグとフライレがいるの?」
実はヘッジホッグとフライレにも依頼が来ていたのだ。
「お前が来ると聞いて俺達も来たんだ。」
ヘッジホッグの怪我は治っていないが、操作に支障が出るほどではない。
「お前、依頼すっぽかすかと思って心配してたんだ。」
「それはともかく早くACに乗り込め。」
コアはACに乗った。白く美しい機体が動き出した。
「そこのパネルの上に乗ってください。」
今回のオペレーターはレイン。まあ当たり前だけど。
「乗ったけど、何か。」
「新開発したワープマシンです。これでアヴァロンヒルへ向かって下さい。」
すると、周りの景色が消えていった。そして周りの景色が全て消えると周りが
暗くなり、無重力状態になった。
しばらく経つと、アヴァロンヒルの景色が見えてきた。
「これは輸送機より早い。」
コアが驚くように言った。しかし、巨大な、大きな、多量の機動兵器がこちら
へ向かってきている。
「あれか・・・。」
あまりの数の多さにコアたちは言葉を失った。少なくとも10機はいた。
「あの数をどう相手にする。」
コアはいろいろ考えたがいい案が思いつかなかった。そこに・・・
シュウシュウシュウシュウシュウシュウ
ミサイルが雨のように襲ってきた。かろうじて避けたが、またミサイルの雨が
襲う。
「助けにきたぞ。」
そこに来たのはAAの愛機、デヴァイストだった。
「AA、助かった。」
フライレが苦しみながら言った。
「グレーネードを貸してくれ。」
ヘッジホッグはAAに言った。
「分かった。でもこれは旧式のだから使えるかどうか分からない。」
「一応パージしてくれ。」
「分かった。」
AAの機体は火星でクーデターが起きたときに先代の笑いの風が作った機体だ
。
「十分使える。」
ヘッジホッグはグレーネードを乱射した。
「おし、まずは一体破壊したな。」

「食らえー。」
コアは二つの大型EN砲を同時に発射した。
「2機目を破壊。」
しかしまだ子機のほうが動いていた。
「死ねー。」
特攻状態に入ったコアはもう誰にも止められなかった。
次々に機動兵器を破壊していき、残り後3体になった時にはもう弾が空になっ
ていた。

「あと三体か。」
「ああ」
フライレとAAはKARASAWA&バズーカで2機をかたずけた。しかし・
・・
「もう弾が残ってない。」
すると、AAが奇妙な事をした。
「俺のジェネレーターを暴走させた。それで、自爆する。」
「AA、バカな事を言うな。」
フライレが止めたがもう遅かった。既に自爆のタイマーが起動していた。
「AA、脱出しろ。」
コアの叫びも届かない。
「AA戻って来い。」
AAは通信を切った。そしてOBを発動させた。機動兵器に向けて。
3,2,1
ドカ―――――――ン
機動兵器は爆発した。AAとともに。
「・・・目標の全破壊を確認。・・・・・帰還しましょう。」
そのとき、機動兵器のものと思われる装甲の破片が飛んできた。
「こ、このエンブレムは・・・。」
コアが見たエンブレムとは・・・
「ああ、間違いない。これはユニオンのだ。」
実はユニオンはコアたちを狙っていたのだ。この依頼も罠だったのだ。
コアはユニオンへの復讐を誓った。
作者:アナザーエイジさん