…あれ?
ガイス達が中枢にあった兵器を破壊してから5年後…
レイン「今日も仕事したなぁ〜〜」
フォアMkU「んだな〜〜、しっかし驚いたな〜たった数年で戦闘補助型AIのオプショナルパーツが大量に作られるんだもんな〜」
レイン「あんた達のことを公表したからね、あのときのみんなの反応はすごかった…」
フォアMkU「そりゃな…搭乗者が降りたのにACが勝手に動いて喋るんだもん」
レイン「ま、もう隠す必要が無いけどね〜〜」
フォアMkU「ま〜な、っと家に到着」
ズズゥゥン…
レイン「んじゃ、また明日もヨロシクね〜〜。アリーナがあるからね〜〜」
フォアMkU「おう、お休み」
レイン「お休み〜〜」
シュィィン…バタッ
レイン「(疲れた…けど弱音なんて吐いてる暇無いよね…明日はアリーナあるし…もう寝よ…)」
???「ママ〜〜…」
レイン「あら?ベル、起きちゃった?もう寝ないと…」
ベル「うん…けど眠れないの」
レイン「じゃぁママが一緒に寝てあげる。ベットに入りなさい」
ベル「うん」
モゾモゾ…パタッ
レイン「それじゃベル、お休み」
ベル「お休み、ママ」
−翌日ACアリーナ−
解説者『さ〜〜、4年ぶりに新レイヴンがAランクトップに挑戦しに来ました!!
今まではずっとゲイルがレインに挑み続けているだけだったからな〜〜!!しかしゲイルを破るとはなかなかの強豪だな!!
んじゃさっさと行ってみよう!!挑戦者、ゲレガの入場だ!!』
ゲレガ「…」
解説者『そして!!アリーナのトップの座を守り続けること4年!!アリーナAランクの紅一点!!レインの入場だ!!!』
レイン「よっしゃ!!誰だか知らないけどさっさと倒しちゃうよ〜〜!!!」
READY…GO!!!
ギュィィ…ドゴォォォォォ!!!!ガキィン!!!
レイン「!!ブレードが受け止められた!?」
フォアMkU「ん?」
レイン「フォア!!戦闘中にどうしたの?」
フォアMkU「ん、いやあの動きとあの奴の持ってる武器…なんか見覚えあんだよな…」
ゲレガ『さすがはフォア、もう気付いたか?』
フォアMkU「まさか…」
レイン「まさか?」
ゲレガ『さて…それはどうでしょう…んじゃ勝ちに行くぜ…!!』
ギュィィ…ドゴォォォ!!!ザン!!
レイン「く!!」
ゲレガ『レイン、まだまだ甘いな。これでよくゲイルに勝ち続けれたな』
レイン「まさか?の先の答えが気になってしょうがないの!!」
ゲレガ『…相変わらずだな』
ビュォ!!ザザン!!
レイン「きゃ!!やばAPが…」
フォアMkU「仕方ねぇレイン、『グラビティ・コントロール』だ。100Gぐらいなら死にはしない」
レイン「OK!!『グラビティ・コントロール』発動!!100G!!」
ズズズズズズズズズズ!!!!!!
ゲレガ『甘い、この程度では足止め程度にしか使えないぞ、レイン』
レイン「足止めで十分!!これで終わりだよ!!」
ギュィィィィィィィィィ!!!!!
フォアMkU「チャージ率80%突破!!」
レイン「発射!!『ガラン・クオリティ』!!」
ドギュォォォォォォン!!!!!!!
ゲレガ『ぐ!!』
ピーピーピー
解説者『お〜〜っと!!ゲレガ選手のAP切れだ!!よって勝者は…レインだ〜〜!!!!』
ワ〜〜〜〜〜!!!!!!
レイン「あぶなぁ…負けそうだったし…」
フォアMkU「まぁ勝ったからいいじゃんレイン」
レイン「まね」
フォアMkU「しっかしガイス、お前相手がレインでも手加減しねぇな…」
レイン「!!ガイス!?」
ゲレガ『今はゲレガだ、レイン。レイヴン名はな』
ゴン!!!
ゲレガ『いってぇぇ!!!!!ACの拳で殴るか普通!?』
レイン「昔言ったでしょ?戻ってきたら殴る!!って」
ゲレガ『…あははははは、変わってねぇなレイン』
レイン「ま〜ね」
ゲレガ『んじゃ、その辺の喫茶行こうぜ、話がしたい』
レイン「ん、わかった」
−1時間後 ACアリーナ出口−
タッタッタッタッタッタッ
ガイス「わりーわりー、遅くなっちまって…」
ゴスッ!!
ガイス「ぐぉ!!」
レイン「ガ〜イ〜ス〜!!」
ガイス「ま、待て!!レイン!!話し合おう!!な!!」
ドゴォォ!!!
ガイス「!!!」
ドサッ…
レイン「寝んな!!」
ゴスッ!!
ガイス「…理不尽…」
ベル「ママ、こわい…」
レイン「あ、ごめんね。ベル」
ガイス「その子は…?」
レイン「私たちの子供」
ガイス「そうか…ってえぇぇぇ!?」
バッ!!!
レイン「うるさい!!ベルが怖がるでしょ!?」
ガス!!
ガイス「ぐぉ…そんなこと考えてんだったら…殴るなよ…」
ベル「ねぇママ、この人だぁれ?」
レイン「この人はねぇ…ベルのパパだよ」
ベル「ベルのパパ?」
レイン「そう、パパだよ」
ガイス「ベル…か、レインそっくりだな」
レイン「…ガイスにだってちゃんと似てるよ、しっかしこれまで大変だったんだからね!!一体どこでなにしてたの!?」
ガイス「待て!!殴るな蹴るな投げるな!!」
レイン「…まぁいいか、いったん家に帰ろう?」
ガイス「OK」
−家−
レイン「じゃぁベルはフォアと遊んでてね」
ベル「は〜〜い」
タッタッタッタッ
ガイス「フォアと遊ぶって!?」
レイン「あぁ大丈夫大丈夫、『ネオリミットジャンクション』
で人型のロボットにジャンクションしてベルと遊ばせてるの。いつも」
ガイス「フォアも大変だな…まぁそれはいいとして、あの子本当に俺らの子なのか?」
レイン「うん、血液型ではっきりしたよ、ガイスの血液型って特殊なやつでしょ?」
ガイス「そう、RBV-201型だったかな?」
レイン「ベルはその血液型よ、世界に数名しかいないこの血液型の持ち主」
ガイス「まぁその話はいいとして…聞きたくないんか?俺がどうして生きてるか…」
レイン「…聞きたいよ」
ガイス「んじゃ、話すか…俺が最後に核爆発を起こすために残っていた時核をセットしスイッチを入れた瞬間に
イーグルがワープしてきて俺をつかみ再びワープした、ただワープ空間に機体が入りきってないがそこで核爆発が起きた…
俺が乗ってた機体は半壊程度ですんだ…けどあとは俺自身の修復作業だ。
俺はバイタルだったからバイタルを外し、新しいバイタルへ交換した。
これは定期的にバイタルへ電力を供給していればかなりの時間動く」
レイン「あの時は「もう手遅れだ」って言ってたくせに…」
ガイス「イーグルのおかげさ…」
レイン「え?」
ガイス「イーグルによってワープしたどり着いたのは『シャドウアサシン』の本拠地、『管理者』があった所だ、
そこで俺は治療を受けていた。今より過去の方がよっぽど技術が発達しててな、普通なら手術中に死ぬはずだったが…
俺はまず仮死状態にされ、心拍数が急激に減りバイタルへの負担も減った、そこで古いバイタルを取り出し新しいバイタルへ変えた…
ただ、ちょっとした後遺症が残っちまった…」
レイン「後遺症?」
ガイス「俺の右目はもう全く見えない、見た目はちゃんとしてるが実は作り物だ。他にも右手も義手だ…一時的に記憶喪失だったしな」
レイン「そんな…」
ガイス「仕方が無かったんだ、本当なら俺はここにいなかったんだぜ?まぁ自分がセットした核の爆発だ。
右目と右腕ぐらい安いもんだぜ?世界のためと思えばさ」
レイン「でも…」
ガイス「もういいって、過去のことだ」
レイン「記憶喪失の期間はどれぐらい?」
ガイス「3年と半年だな…本当に生きてる実感がしなかった…あの時は「自分が何者で周りにいるこいつらは何者だ?
特にこの親しげに話しかけてくる『イーグル』という奴は…」ってね、他にも「なぜ人は生きなければいけない?」
「なぜ人は結局は死ぬのだ?」「俺はここで生きる意味などあるのか?生きて一体なにをしようと言うのだ?」って具合に大変だったぜ。
ある事件がきっかけで記憶がフラッシュバックのごとく迫り来て…俺は記憶を取り戻した」
レイン「大変…だったんだね…」
ガイス「まぁな、しっかし話変わるけど俺いつの間にか親父になってた訳ね…ベルは今何歳?」
レイン「今年で5歳」
ガイス「てことは俺が死んだあとか…」
レイン「ガイスは死んでない…生きてるじゃん…」
ガイス「…俺は2回死んださ…走馬燈まで見たしな…」
レイン「…うぅ…ガイス…」
ガイス「レイン?」
レイン「ぅ…ぅぅ…本当に…ぐず…ガイスが生きてて…ずず…よかったよ…」
ガイス「おいおい泣くなよ…」
バッ!!
レイン「…うぅ…ぅぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…ぁぁぁ…ぁぁぁぁぁぁ…」
ポンポン
ガイス「よしよし、泣くなって」
レイン「もう…死なない…ぐず…よね?」
ガイス「寿命までは死なないつもりだけどな」
レイン「約束だよ?ぐず…」
ガイス「あぁ、約束する…」
(レインが落ち着くまで待つこと30分…)
レイン「そういえばさフォアはどうするの?」
ガイス「あぁ、フォアはもうレインの相棒だ。返せなんて言わないよ」
レイン「けど…」
ガイス「あいつも分かってくれるって…な?」
レイン「…分かった…」
ガイス「さてっと…墓参りに行ってこなきゃな…」
レイン「誰の?」
ガイス「フォグさん、父さん、母さん、その他にも5年前の戦争で命を落としてしまった人達にだ」
レイン「分かった」
ガイス「あと、父さん、母さんにも報告しなきゃな」
レイン「なんて?」
ガイス「…『俺結婚する』ってね」
レイン「…それって」
ガイス「レインに決まってんだろ?」
レイン「…うん…」
ガイス「んじゃ行こうぜ、報告にさ」
レイン「あ、ベルも連れて行こうよ。てゆ〜かあの子一人にすると何するかわかんないから」
ガイス「ほいほい、じゃぁ上で待ってるから」
レイン「分かった、んじゃ待っててね。私の夫…」
ガイス「…いざ言われると…ハズいな…」
レイン「はい!!さっさと行く!!」
ガイス「はいはい…」
−墓地−
ガイス「やぁ、父さん、母さん。ただいま。今日は報告に来たよ…隣のこの子と俺結婚することにした…
ちょっと性格が厳しい所もあるけど…けどそれでも俺はレインを…愛してるから…それにもう子供いるしね…
あはははは…まぁそんなところだから…じゃぁね」
スタスタスタスタスタ…
ガイス「そういや俺の葬式ってここでやったんか?」
レイン「物騒なこと言わないでよ…あそこに墓標があるよ…」
ガイス「…なに?これ?」
レイン「ガイスの墓標、ちょっとでかいけどね…」
ガイス「これは…でかすぎだろ…高さだけで10mあんぞ…なんでこんなもの…」
レイン「グローバルからの贈り物…こんなでかくなくてもいいのにね」
ガイス「…まぁ、いいか。早急に撤去してもらわないとな…っとまだフォグさんの墓行ってねぇんだった…行くぞレイン」
レイン「うん、ほらベルおいで」
ベル「うん、ママ」
−5分後−
ガイス「……………………………って訳なんだ、フォグさん。
話が長くなったね…んじゃまたね」
レイン「帰ろっか、ベルも退屈してるし」
ガイス「そうだな、ベル〜。帰るよ〜」
ベル「は〜い、パパ」
ガイス「…パパって呼んでくれた…」
レイン「嬉しいもんでしょ?ふふふ」
ガイス「子供はやっぱかわいいよなぁ…」
レイン「でしょ?私が手塩かけてベルを育て上げたんだから…
」
ベル「パパァ、おんぶ」
ガイス「はいよ、おいで」
ストッ
レイン「こうやっていると…ほんと幸せだなぁ〜って思うよ…」
ガイス「そうだな…昔はこんなに暇はなかったもんな…本当に…幸せだな…」
ギュッ
ガイス「おいおい、この年になって腕組みか?」
レイン「仕方ないじゃん、手はベルを持つので精一杯だからね」
ガイス「はいよ、んじゃ帰ろうか」
レイン「うん」
ベル「パパァ、帰ったら遊ぼ〜〜」
ガイス「いいよ!!今まで遊べなかったからね。たっぷり遊んであげるよ」
ベル「やった〜〜〜!!!」
レイン「コラ、ベルパパの上で暴れるんじゃないの」
ベル「はぁい…」
スタスタスタスタスタスタスタ…
−家−
ベル「わ〜〜〜〜〜」
ガイス「がおぉ〜〜〜〜!!!」
ベル「きゃ〜〜〜」
ガイス「だぁ〜〜〜〜!!!!」
ベル「だぁ〜〜〜〜」
ガイス「にゃ〜〜〜」
ベル「わお〜〜ん」
………遊びが続くこと3時間…
ガイス「疲れた…」
レイン「ふふふ、お疲れ様」
ガイス「なぁレイン、ベルってなんであんな体力あんだ?足はえぇし」
レイン「あの子はねぇガイスの体内にある『OP-INTENSIFY』をダウンロードしちゃってるからよ」
ガイス「…なるほどな、そゆわけか」
レイン「まぁ、まだちっちゃいからパワーのコントロールが出来てないから気を付けないとね」
ガイス「まぁ俺も同じ『OP-INTENSIFY』を付けてるから大丈夫だけど、
しっかしDNAを使って子を『OP-INTENSIFY』をダウンロードさせるとは…すごいな」
レイン「すごい、ことだね。ふぅ…なんか今日は疲れちゃったな…もう寝よう?」
ガイス「そうだな、寝るか。ベルも自分の部屋に戻ったからもう寝るっしょ」
レイン「あ、そうそう。ガイスの部屋を寝室として今使ってるから」
ガイス「はいよ〜〜」
さらに5年後…
ガイス「さてと…クレストさん。今回のミッションは?」
クレスト「今回は要塞の制圧だ、10時間ほど前に我が社が管理している要塞が武装勢力により制圧された。取り返してくれ」
ガイス「はいよ、んじゃ行くぞ。レイン、ベル」
レイン「了解!!」
ベル「は〜〜い、パパ」
ギュィィィ…ドゴォォォ!!!!ドゴォォォ!!!!ドゴォォォ!!!!
クレスト「ふむ…あれが死神の家族か…数多の戦場へ行き、必ずミッションは成功させほとんどが無傷で帰還する…
アリーナではAランクを総取りしている…敵には回したくないな…」
ピピッ
ガイス『こちらガイス、武装勢力の全排除を確認』
クレスト「…了解、直ちに帰還せよ」
ガイス『了解』
クレスト「やはり…強いな」
ガイス「いや〜〜、そんなこと言われると照れますって」
クレスト「はや!!」
ガイス「俺らはいつもこんなもんですよ。んじゃ成功報酬振り込んどいてくださ〜い」
クレスト「了解した」
ガイス「んじゃ、帰るぞ。レイン、ベル」
レイン「はいは〜い」
ベル「つまんな〜い」
ガイス「仕方ないだろ?みんな弱かったんだから…」
−END−
ども〜〜!!朱雀です。
今度こそ本当に終わりです。いや〜〜、新しき試み「効果音での戦闘」戦闘シーンが分かりずらい…
今度のは通常に戻しますのででは今まで見てくださった方々どうもありがとうございます!!
作者:朱雀さん
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