サイドストーリー

01話:きっかけ
「ここは何処だ?」
目がゆっくりと開いていく。
ゆっくりと体を起こし辺りを見回す。しかし暗い・・・・
瓦礫が見える、光は見えない。

「いったい何があったんだ・・・」少しづつ記憶をたどっていく。
朝、俺は家を出た、そして彼女のマリアとショッピングセンターで落ち合ったはずだ・・・・
その後、・・・・そう、大きな音がした・・・・ そこで記憶は途切れている。

そしてじっとしていても仕方がないので、とりあえず立ち上がり辺りを探索してみる。
ちょうど懐中電灯を持ってきていた(見つけた洞窟などを探検する癖があるため)。

瓦礫と瓦礫の間を歩いていく・・・・ 「がっ・・・」 何かが足に当たった。
しゃがんで触ってみる。柔らかい。 「何だろう?」懐中電灯で照らしてみる。

靴が見えた。そして足伝いに照らしていく、そこには男の人の見るも無残な死体があった。
「うわあああああああああ!!」驚き、後ろに倒れこむ。
手に冷たい感触を覚えた。照らしてみる、手が赤く染まっていた。
「うわあああああああああ!!」二度目の絶叫の後、俺は気絶した。


しばらくたって俺は目覚めた。手はまだ赤く染まっている。
俺は意識が遠のきつつも再び歩き始めた、時々足に何かが当たる しかし俺はもう驚きもしなかった。

そして、ショッピングセンターの中央辺りに来た。
「噴水があった場所だ・・」
今はもう噴水はなくただ水があふれている。
そこで彼は倒れている人を見つけた、女の子のようだ。

顔を照らしてみる、そこで俺は見てはいけないものを見てしまった そう マリアの顔を・・・・・。
「マリア!!」駆け寄り体を抱き起こす。
冷たい。
体を揺さぶってみる、しかし反応は無い。
自然に頬に涙が流れる。
「マリアァァァァァァァァァァァァ!!」 瓦礫の中に絶叫がこだまする。


しばらくの沈黙が流れた。

「ドドドドドドド・・・・・・!!」
上のほうで銃撃音がした。
見上げると、光が瓦礫の間から漏れていた。
瓦礫を上り地上に出てみる・・・・まぶしい・・・・
目がだんだん慣れてきた。
少しづつ見える風景。
完全に目がなれたとき、目の前で青と赤の人型のロボットが打ち合っていた。

「ドドドドドドド!!」
青いロボットからマシンガンの銃弾が発射される。

赤いロボットはすべて回避する。
「ドゴオオン!!」
すさまじい音とともに、青色ロボットから青い閃光が放たれる。
胴体に当たった・・・・。
その場にしゃがむロボットそして、コックピットが開いた。
コックピットに銃口を向ける赤いロボット。
そのとき俺は、走り出していた・・・理由は・・わからなかった・・・・
すばやくコックピットに飛び乗り、苦しんでいるパイロットを後ろに押しのけた。
パイロット「お前は・・・誰だ・・・?」
     名前を言うのがめんどくさかったので
     「俺は俺だ!!」
するとパイロットが答えた。
パイロット「ふ・・・まあいい・・お前操縦できるのか・・?」
     知るわけが無い・・・
     「知らない。第1こいつの名前も知らないんだぞ?」
パイロット「そうか・・・今から間単に説明する・・よく聞け」
 そのとき赤いロボから通信が入る。
 赤いロボ「おい 今さっき入っていったやつは誰だ?」
     低い嫌な声だ。
パイロットが答える。
パイロット「俺も・・・よく知らないが・・民間人らしい・・今から操縦法を・・教えるから・・少し待ってくれねえか?」
     待ってくれるはずが無い・・・・・と思った瞬間、
 赤いロボ「いいだろう武士の情けだ・・・5分23秒待ってやる・・・」
     「マジかよ!! しかも時間が中途半端だぞ・・」
と思っていると、パイロットが説明し始めた。
パイロット「いいかよく聞け。これは戦争だ。負けたら死ぬぞ。」
と言われ、俺も死にたくないので 一生懸命聞いた。
パイロット「これが操縦桿だ、そしてこれが・・・・・・・・・(略)」
     延々と話続けた。おかげで一応操縦法が分かった
     そしてまた通信が入る。
 赤いロボ「時間だ。行くぞ!!」
突如加速して向かってくる。そして閃光を放ってきた。
「ドゴオオン!!」
ぎりぎりでよける。
近くのビルが崩れ去った。
パイロット「あれに当たるなKARASAWAだ。当たれば腕が吹き飛ぶぞ!!」
 赤いロボ「死ね死ね死ねええええええ!!」
ブレードで切りかかってくる。俺は機体を後ろに下げながらマシンガンを撃った。
「ドガガガガガガ!!」
しかし 初心者が撃ったところで所詮当たるもので無い。
なおも赤いロボットは向かってくる。
そのとき俺はブレードを出し腕を切り裂いた。
赤いロボの片腕が落ちる。
 赤いロボ「このおおおおお!!ちょこまかと!!」
「バゴ!!」
体当たりをモロに受け、機体が倒れる。
そして、相手が止めを刺そうとブレードを振りかざしたときだった
「ザン!!」
赤いロボの左腕が落ちる。
赤いロボ「お前は・・ファランクス!!」
ファランクス「ベルセルク。そこまでにしとけ・・・・今日はおとなしく引き上げろ!!」
ベルセルク「ちっ!!覚えとけよ!!」
ベルセルクは引き上げていった。
ファランクス「大丈夫かライン?」
ライン(パイロット)「ああ、なんとかな」
  「あの〜すみません」
ファランクス「誰か他に乗っているのか?」
   ライン「ああ 民間人の少年だ。名前は・・ええっと・・」
ケルベロス「ケルベロスです。助けていただいてありがとございました。」
ファランクス「よろしくな、ケルベロスくん。しかし見たところ初心者のようだが?」
  ライン「当たり前だ。今さっき教えたばかりだからな。」
ファランクス「何!?今さっきだと、それは本当か??」
ケルベロス「はい。本当です。」
ファランクス「それで、ベルセルクと互角に戦えるとは・・・。いい後継者を見つけたな。ライン?」
  ライン「ああ。これから忙しくなるぜ。」
ケルベロス「あの・・・話がつかめないのですけど・・」
  ライン「お前はレイブンになるんだよ。」
ケルベロス「レイブン?」
ファランクス「どうした嫌か?」
ケルベロス「いえ、やってみます。」



この返事が後の俺の人生を変えてしまうのであった・・・・・・

あとがき:初めて書いてみました。文法おかしいところもありますが、そこら辺は勘弁してください。
作者:闇鎌さん