サイドストーリー

MISSION1 DESTRUCTION
−旧未調査地区 新発展地区−
ガイス「レイン大丈夫か!?」
レイン「なんとか!!も〜〜なんで『中央軍』がここまで攻めてくるの!?」
ガイス「知るか!!くっそ!!!こんなところで死ねねぇんだよ!!」
ベル「パパ、ママ大丈夫?」
レイン「ベルは大丈夫なの?」
ベル「全然へっちゃら、先読みしてるからね」
レイン「も〜〜、私は普通の人間なのよ!?こっちの苦労も考えてよ!!」
ガイス「あと20機!!」
ベル「んじゃ私がトドメさしてあげるよ〜〜!!」
ベルの機体『ヘーゼル』が両手に持っているJPN/SWORD改で敵のまっただ中にオーバーブーストで突っ込んでいく
ガイス「ベル!!突っ込みすぎだ!!」
ベル「なんでやねん!!」
ガイス「それはただの『ツッコミ』だ!!しかもなんのひねりも無いし」
レイン「はいはいはいはい!!どいたどいた!!撃つよ!!『ガラン・クオリティ』!!!」
レインのAC『フォアMkU』の最強のレーザーキャノンが火を吹く
ドゴォォン!!!
レイン「よし!!8機撃破!!」
ベル「こっちも4機撃破したよ!!」
ガイス「んじゃあとは俺の獲物ってことで、行くぞ!!」
ガイスのACは『レイダー』2脚のACだが超高機動型のACである。そしてその『レイダー』の背中に装備されている大鎌を左腕で掴む
ガイス「…逝け!!愚かなる者達よ!!我は死神!!我に刃向かう愚者達よ!!その命を持って大罪を洗うがいい!!」
ビュォォン
大鎌『グロゥン・デスサイズ』にエネルギーコーティングがなされる
ガイス「消え去れ!!!」
バシュゥゥゥゥ!!!!!!!
とてつもなく大きな光波が出て残りの敵AC、MTを横真っ二つにしてしまった。
ガイス「はい、終了っと。しっかしいつもセリフ言わなきゃ発動しないってのがめんどくさいんだよな〜これ」
レイン「まぁいいじゃん、おかげでダメージ量半端なく高いし」
ベル「ぷ〜〜、38機しか倒せなかったぁ〜〜」
ガイス「まだいいじゃん、パパなんか24機だぞ?」
ベル「へっへ〜〜ん!!パパに勝ったぁ!!!」
レイン「ざ〜〜んねんでしたお二人さん、私は67機で〜〜す」
ベル「えぇ〜〜!?」
ガイス「まぁ『ガラン・クオリティ』をかなり連発してたから当然と言えば当然か」
レイン「まぁそんなこといいから家に帰ってご飯にしましょ」
ベル「ごっはん!!ごっはん!!」
ガイス「食べ過ぎるとデブるぞ、ベル」
ベル「デブらないですよ〜〜だ」
レイン「はいはい、とにかく帰りましょ」
ベル「は〜い」
ガイス「ったく…人使い荒いんだからな〜…『あの人』は…こりゃ今日1日分の飯おごって貰わなきゃ割に合わねぇな」
レイン「1日じゃ全然足りないって…」

−新発展地区 ガイス宅−
PM8:42
モグモグモグ…ガイス達は自宅にて食事中
ガイス「それにしても『あの人』は人使い荒いよなぁ…確かに『新発展地区』では俺らが一番強いかもしれないけどさぁ…」
レイン「食事中に文句言わない、そういえば『あの人』に今日の結果報告したの?」
ガイス「飯の後でいいだろ、それぐれぇ」
レイン「ま、いっか」
ベル「ママおかわり!!」
レイン「食べ過ぎるとデブるよ、ベル」
ベル「デブらないですよ〜〜だ」
ガイス「はいはい、そこまで。そろそろ『戦闘状況』が始まるぞ」
レイン「あ、そうだったね。テレビテレビ」
ヴゥン…
アナウンサー『……………で、天気予報は終了です。では続きまして『戦闘状況』を報告致します』
ガイス「お、ちょうどだったな」
レイン「シ〜〜」
アナウンサー『では新発展地区代表『マリナス』さんどうぞ』
マリナス『新発展地区にお住まいの方々こんばんわ、では本日の戦闘状況を報告致します。
まず北地区代表の『アップルボーイ』のチームは本日も攻め来る敵を全滅しました。撃破数は289機です。
西地区の代表、『ガイス』のチームはそれを上回る603機を撃破しました』
ガイス「相変わらずウチんとこ敵が多い訳ね」
マリナス『南地区の代表『ゲイル』チームは本日341機でした。東地区の『イーグル』チームは152機撃破です。本日の戦闘で死者は261人です』
ガイス「しっかしこの星もまた戦争か…懲りないねぇ…」
レイン「戦争はどんな時代でも起こるよ、きっかけが起こっちゃったら後戻りするも戦争に入るもその時代の人達次第…」
マリナス『あと本日『新発展地区』『中央軍』『レイヤード軍』のどの部隊に属さないACを確認致しました。
十分おきをつけを、では『戦闘状況』を終わります』
アナウンサー『ありがとうございました』
ヴツゥン…
ガイス「未確認のACか」
レイン「強いのかな」
ガイス「多分な、あんなふうに言うんだ。強いんだろ」
ベル「ごちそ〜〜さま〜〜!!」
レイン「はいはい、じゃ台所に片づけておいてね」
ベル「は〜〜い」
ガイス「さて…と俺も連絡しなきゃな」
レイン「マリナスさんに?」
ガイス「当たり前」
レイン「分かった、手っ取り早くね」
ガイス「はいはい」
ピッピッピッ
テーブルに埋め込まれているダイヤルを押しテレビ電話で電話をするのである
ピッ
オペレーター『こちら首領邸』
ガイス「ガイスだ、マリナスさんに繋いでくれ」
オペレーター『了解』
ピピッ
マリナス『なんでしょう?』
ガイス「報告です、今回の敵殲滅の」
マリナス『あ、そうですか。ならもう大丈夫です』
ガイス「あと、も一つ。報告じゃないんですが」
マリナス『なんです?』
ガイス「俺らの地域だけめっちゃ敵多いんで給料上げてくださいよ」
マリナス『この前給料上げたでしょう…』
ガイス「いやぁ〜〜、こっちの機体の修理費も馬鹿になんないぐらい高くて…」
マリナス『…分かりました』
ガイス「いよっしゃ!!」
マリナス『では、また』
ガイス「わっかりました〜〜」
ブツゥン…

−後日 『新発展地区』西側 荒野−
ドルルルルルルルルルル!!!!!ドゴォン!!ドゴォン!!
!
凄まじい乱戦の中ガイス達はACを踊らせていた
ガイス「ったくいつもより断然多いな〜〜」
レイン「ガイス気を抜かないの、前から100機来るよ」
ガイス「あらま、ホントだ。ちょっとめんどくさいな…よし『あれ』使うか」
シュィィ…ガイス機が一度撤退する
レイン「ガイスどこ行くの!?」
ガイス「『あれ』の実戦テスト、まぁ実際テストすらしてないから丁度いいかな〜〜と思ってさ」
レイン「早く戻ってきてよ!!まだいっぱい残ってるんだから!!」
ガイス「へいへい…」
ベル「先読みぃ!!!」
シュィィザザザザン!!!!!
ベルの使用する『先読み』、これは『OP-INTENSIFY』の隠れた力。『OP-INTENSIFY』にはまだ解読しきれていない部分が多く
存在する。
そしてその効力の一つが『先読み』、敵の思考をACから読みとり画面に表示する。そうして敵がこの先どの様に動
きどの様な攻撃をしてくるか分かるのである。
過去にフォグシャドウが身体能力や五感の強化率を調節していたことがあったがこれも『OP-INTENSIFY』の未知の効力の一つである。
長期にわたり使用していると効力が出てくると言われている。
ギュィィィィィィィ!!!!!
ガイス「おまた〜〜〜」
レイン「遅い!!私APがそろそろやばいんだからね!!」
ベル「こっちは弾切れ〜〜」
ガイス「二人とも補給と修復を、こいつらは俺が殺る」
ベル「は〜〜い、じゃパパまたあとでね」
レイン「それ大丈夫?」
ガイス「多分な、今んとこちゃんと動いてる」
レイン「じゃ私も修復してくるよ。フォアが死ぬ死ぬうるさくてさ〜〜」
フォアMkU『マジ死ぬうぅ〜〜〜〜!!!APがぁ〜〜〜!!!!ぎゃ〜〜〜〜〜!!!!』
レイン「ね?」
ガイス「…ほんとうるさいな、早く行ってくれ…気が散るよ…」
レイン「はいよ〜〜」
ギュィィ…ドゴォォ!!ドゴォォ!!!OBでレイン、ベルが戦線離脱
ガイス「さて…と、それじゃ実戦テストと行きますか…機動!!『ポッド・ブースター』!!!」
ギュィィィィィ!!!!!!ガイスのAC『レイダー』の背中に見たこともない『モノ』が装着されていた
中央軍A『なんだあれは!?』
ガイス「ふふふ…これは追加ブースター及び追加武装でもある。
KODE NAME『ルシフェル』大型ブースターを2機、多角型ブースター12機、ミサイル迎撃装置6個、レールガン式グレネード2丁、
超弩級エネルギー砲2丁、ホーミングレーザー大量」
中央軍A『そ、そんな言葉にだまされるか!!』
ガイス「?騙すつもりは全く無いんだけど…」
中央軍A『ふざけるな!!もういい!!全機『レイダー』に総攻撃だ!!!行けぇぇぇ!!!』
ガイス「ありゃま、まぁおかげでいいテストになりそうだ。行くぜ!!」
ドゴォォォォォォォォォ!!!!!大型ブースターがさらに火を吹き加速していった
ガイス「手始めに音速出してみますか…」
ギュィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!ビュゴォォォォォォォォォ!!!!!!音速を突破して敵軍に突っ込んでゆくガイス
中央軍A『な、なんのつもりだ!?』
ガイス「あんた、音速を超えると何が出来るか知ってる?」
中央軍A『しらん!!』
ガイス「答え、圧縮された空気。そしてその圧縮された空気は刃となる、
ということはこれだけのでかいモノで作るソニックブームだから攻撃範囲も少々広がるってもんよ、
まぁ時速が増すほどソニックブームの効果範囲が狭まるけど、けどそれでも威力は絶大だぜぇ」
ギュゴォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!ガイスが敵陣の中央をM3以上のスピードで通過、MT、ACともに一度に100機以上が破壊された
ビービービー!!!!
ガイス「おっと、温度上がりすぎたやべぇやべぇ、『ポッド・ブースター』OB解除」
バシュゥゥン…
ガイス「蒸発した冷却水を廃棄」
ガシュバシュゥゥ…
ガイス「あち〜あち〜、こりゃAC自体に耐熱加工施さなきゃだめだな…えっとコックピット内温度は…80度か…あち〜わけだ…」
ガイスは『OP-INTENSIFY』により身体能力が急上昇しており、
本人自身の耐久力も上がっているので100度のお湯に30分以上つかれる(ただガイスの場合のぼせる)
バシュゥゥ!!!
どこからともなくエネルギー弾が飛んできて『レイダー』に直撃
ガイス「うぉわっち!!いってぇな!!誰だよ!!」
ガシュンガシュンガシュン…ACが歩いて『レイダー』の方へ歩み寄る
???『…』
ガイス「聞こえなかったか?お前は誰だ?ってきいてんだよ」
???『…』
ガイス「あっそ、シカトね。それじゃ消えてもらうけどいいかな?」
???『…』
ガイス「…死ね、FULL BLAST!!!」
右腕、左腕、コア、エクステンション、後部に装着されている追加装甲の武器、すべてを発射!!!
ドゴォォォォォォン!!!!!!!
敵ACに命中!!辺りに粉塵が舞い上がる
ガイス「GOOD BYE SEE YOU NEXT THE WORLD BEYOND」
バシュゥゥ!!!!粉塵の中からエネルギー弾が射出された
ガイス「なに!?」
???『…』
ガイス「おいおい…生きてるよ…なぜに〜〜」
???『オ前…テキ?』
ガイス「さてね、あんたの正体がわかんないと敵か味方かわかんないね」
???『…ココ…ドコ?』
ガイス「惑星ゾグルデ地表、『新発展地区』西部の荒野だ」
???『惑星…ゾグルデ…ゼンブ…テキ…』
ガイス「は?」
???『オ前…テキ…シネ…』
ドドドドドドドドドドド!!!!!!
敵がマシンガンを乱射してきた
ガイス「うぉっと!!あぶねぇな…まぁいい、今度こそ消えてもらう…バックユニットパージ、ノーマルモードへ移行」
バシュゥゥゥ…後部に付けられていた『ルシフェル』をパージ
ガイス「いくぜ、遠距離攻撃じゃ何が起こったか分からなかったけど…ブレードなら分かるはずだ」
ヴゥゥン…ヒュゴ!!!敵ACがガイスの斬撃を回避
ガイス「なに!?」
???『…オ前ノ攻撃…ヨケヤスイ…』
ガイス「そうかい…ならこれなら攻撃が分かるかい?」
バシュシュシュシュシュガイスが空中でコアに内蔵してある補助ブースターでランダム運動を行い始めた
???『…分カラナイ』
ガイス「それじゃ今度こそ消えろぉ!!!」
シュシュシュシュザザザザン!!!!ガイスのブレードが敵ACを斬りつける
ガイス「どうだ!?」
???『AP…ゼロ…負ケ…タ…』
ドゴォォン!!!!敵ACが爆発した
ガイス「!!そんな、ACが爆発を起こすぐらいまで斬りつけてないぞ…まさか、自爆か?」
ピピッ
レイン『ガイス〜〜』
ガイス「お、レイン。補給と補修終わったか」
ガコ〜〜ン!!!!フォアMkUがレイダーに跳び蹴りをかます!!
ガイス「いってぇぇ〜〜〜〜!!!なにすんだ!?」
レイン『なにって、私の分残さずに全部倒しちゃったじゃない。だから仕返し』
ガイス「んなことで蹴るな!!あぁ〜〜…レイダー離脱する…AP2000
切っちまった…」
レイン『あ…ごめん…』
ガイス「レイン、今回の修理費はお前持ちな」
レイン『なんでぇ!?』
ガイス「AP2000あればまだ耐えれたんだ!!けどお前が跳び蹴りなんかかますから…これじゃグレネード一発喰らったらおわっちまうよ」
レイン『わかったよ…けど珍しいね、ガイスがAPをそこまで減らしちゃうなんて』
ガイス「ん、ま苦戦したってことだ、まぁ今日は多分これぐらいで敵も引くだろ…俺は家帰ってるから、っと『ルシフェル』
忘れてくところだった。回収回収」
シュィィィ…ガシュン!!『ルシフェル』はガイスのACで遠距離でも操作出来る
ガイス「それじゃ帰ってるから、も少し見回り頼むな」
レイン『私に仕事を押しつけるな!!』
ギュィィィィィィ!!!!!!ガイスがOBのチャージを始めるガイス「じゃ!!!」
ドゴォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!OBでその場を離脱…
レイン『ガ〜イ〜ス〜、帰ったら覚えてなさいよぉ〜〜』
フォアMkU『レイン、AC、MT反応だ。距離1Km。西北西の方角に約50』
レイン『了解、じゃ撃破しに行こうか。ベル行くよ』
ベル『あ、居たのばれてたんだ…』
レイン『気付くよ…ACで岩陰に隠れたって熱源反応は消えないからね』
ベル『まぁいいからママ早く倒しにいこ〜〜?』
レイン『はいはい、じゃ行くよ』
ギュィィィ…ドゴォォォ!!!ドゴォォォ!!!OBによりレインとベルが敵陣に突っ込んでいく
中央軍『く!!死神どもだ!!迎え撃て!!!』
ドゥンドゥンドゥン!!!!
レイン『ふふ〜〜んだ、こんな攻撃当たらないよ』
ベル『いっくよ〜〜〜!!!!』
ドドドドドドドドドド!!!!!!!!

−PM6:39ガイス宅 リビング−
ガイス「……………戦闘の報告は以上です」
マリナス『分かりました、それではまた…』
ガイス「あ、待ってください。もひとつ報告が」
マリナス『…給料を上げて欲しいというんじゃないでしょうね』
ガイス「違います。今日、俺も未確認型のACと遭遇し戦闘を行いました」
マリナス『なんですって!?そういうことは早くいいなさい!!』
ガイス「まぁまぁ、それで敵に話しかけたのですが…『ゾグル
デは全部敵』とか言ってました。まぁ攻撃喰らいつつもなんとか倒しましたけど強かったです」
マリナス『そうですか、分かりました。公表しますがいいですね?』
ガイス「いいっすよ〜〜、てか公表しなきゃやばいね。強いんで。『警戒発令』ってことで」
マリナス『了解しました、では後ほど』
ブツゥン…

−ガイス宅 リビング−
PM9:00
マリナス『………………以上で『戦闘状況』を終わります。それとPM11:00より『議会』を行います。
各地区の代表、及び代表補佐は本部『セントラル』まで来てください。では』
ブツゥン
ガイス「議会か…仕方ねぇか、ほれレイン行くぞ」
ガイスは西地区の代表、レインは代表補佐の席についている
レイン「はいは〜い…ベルは緊急戦闘に備えてね」
ベル「はぁ〜〜い…ぷぅ〜〜つまんないの〜〜」
ガイス「ベル〜、議会の方がよっぽどつまんないぞ」
ベル「わかったぁ〜、早く帰ってきてね〜〜」
レイン「は〜〜い」
ガイス「『セントラル』か…久々だな、みんなとも会えるし」
レイン「そだね」

−『新発展地区』中央地区 本部『セントラル』−
ガイス「やっほ〜〜、元気に仕事してる?」
門番「お疲れ様です、ガイス様レイン様。仕事の方は…まぁ上々ですね」
シュィィン…ガイス、レインが本部内に入る
ガイス「様ってのはなんか落ち着かない呼ばれ方だよな…」
レイン「そう?私は結構気分いいけど」
ガイス「かぁ〜〜…どうせまた『議会』長いんだろうな〜〜…めんどくせぇったらありゃしねぇよ…」
レイン「文句言わないの」
カウンターの女性「ようこそお越し下さいました、議会室までご案内致します」
ガイス「はいよ〜〜」
レイン「はぁ…早く終わって欲しいねぇ…」

−本部『セントラル』 議会室−
PM10:53
シュィィ…パシュゥゥ
ガイス「おまた〜〜」
ゲイル「お前はもっと早く来ようとする努力をしないのか?他の者達はもう来ているぞ?」
ガイス「まぁまぁ兄貴、まだ集合時間まで時間あんじゃん、もっと気楽にいこうぜ」
ゲイル「…お前は気を抜きすぎだ」
シュィゴォォン!!!!シュィィ…
イーグル「いてててて…もっと早く開けよ…このドア…」
一同『……………』
イーグル「あ、皆さんどうもどうも、もしかして俺遅刻?」
ガイス「ギリギリだな…しっかしお前相も変わらず…」
ゲイル「落ち着きがないな…」
シュィゴォォン!!!!シュィィ…
エマ「いった〜〜〜い!!!!」
一同再び『………………』
エマ「ててて…あ、皆さんども〜〜。も〜〜イーグル!!あたしを置いて走っちゃうんだもん!!ひどいよ!!」
イーグル「だってお前…鈍足じゃん…」
ドスッ!!エマの正拳がイーグルの土手っ腹に食い込む…
イーグル「げほぁ!!」
バタッ…
エマ「鈍足ゆ〜な!!!」
ガイス「まぁまぁ…ギリギリ間に合ったんだし…いいじゃん…」
エマ「間に合ったの!?よかったぁ〜〜」
シュィィ…
マリナス「11:00です、議会を行います…ん?イーグル、どうしたのです?そんなところで寝て」
エマ「起きろ!!!」
ゴス!!今度はエマの蹴りが横っ腹に命中…
イーグル「理不尽…」
エマ「…まぁ、椅子に座って。気分が良くなるまで待つか…」
マリナス「ゴホン、よろしいでしょうか?では議会を始めます。ではガイス代表、報告を」
ガイス「はい、本日PM3:17に私の担当する西地区の荒野に未確認型ACを確認、私と戦闘を行いました。
敵ACの防御力はかなり高くFULLBLASTで通常のACのダメージ量でいうとAPダメージは15639です。
しかしそれでも奴は普通にこちらに攻撃を仕掛けてきました」
ゲイル「それで敵破壊までの総ダメージ量は?」
ガイス「総ダメージ量は通常のACのダメージとして計算しますと約34025です」
アップルボーイ「そ、そんなにですか!?」
ガイス「はい、ついでに『レイダー』映像記録から映像を摘出しましたので再生して見ましょう、レイン」
レイン「はい、ではまず未確認型の戦闘場面より少々手前からの映像になります…」
ブゥン…
レイン「まず、最初に未確認型よりエネルギー弾が射出、このときガイスが搭乗する『レイダー』のAPをご覧下さい、
先ほどまでは8000はあったのですが今は6000を切っています。これをMTが喰らうと例えAPが減っていなくても一撃で破壊されます」
イーグル「ふぅん…それでそのあとは?」
レイン「はい、次からはガイスと敵の搭乗パイロットとの会話を含め見ます」
ジジッ
???『…』
ガイス「聞こえなかったか?お前は誰だ?ってきいてんだよ」
???『…』
ガイス「あっそ、シカトね。それじゃ消えてもらうけどいいかな?」
???『…』
………………………
レイン「以上です」
マリナス「なにか質問は」
ゲイル「質問と言うより気付いたことがある、どうやらこの未確認型はAIのようだ、
話し方、声質、あの動き…動きは強化人間ならともかく通常の人間には出来ないモノだ。
話し方や声質は聞いてて分かる通り少々片言で電子音声のような感じだ」
ガイス「兄貴もそう思うか…なんだか元からこの星にいた奴な
ら片言で話すはずは無いからな、全国共通語だからな」
アップルボーイ「しかし…もしそうとしたら一体このACは一体どこから来たんですか?」
ガイス「俺の推理だとまだ惑星ゾグルデ自体すべてを調べきった訳じゃない、
もしかしたらこの星の反対側にまだ文明があるかもしれないが…もう一つの可能性として…」
ゲイル「別の惑星から来たとでも言うのか?」
ガイス「あくまで推理、決定的な証拠は無い。ACの残骸を調べようにも自爆したせいで証拠になるかどうか…」
イーグル「残骸を調べて『中央軍』『レイヤード軍』『新発展地区』のACと照合すれば少しは情報が得られるかも」
ガイス「…残骸と言っても極少数しか無いぞ、調べるにはせめて1パーツ分ぐらいの量が無いと…」
アップルボーイ「まぁ調べるだけ調べてみましょうよ、もしかしたら分かるかもしれませんよ?」
ゲイル「そうだな…一応調べさせておくか…」
マリナス「では回収した残骸を速急に調べる様手配致します」
ガイス「俺の持ってきた情報はこれまでです」
ゲイル「…打ち切りだな」
イーグル「もうこれといって話す情報は無いですね」
アップルボーイ「ですね」
マリナス「それでは議会を終了致します、皆さんお疲れ様でした」
一同『お疲れ様です』
マリナス「では」

−本部『セントラル』 議会室前廊下−
スタスタスタスタ…
ゲイル「ガイス」
ガイス「ん?なんか用?兄貴」
ゲイル「『ファル・スティズ』を調節しておけ…俺の考えだと奴は他の惑星から来た可能性が高い」
ガイス「OK〜〜、それじゃまたいつか会う日まで」
ガイス&ゲイル『我ここに誓う、我は真実をのべし者』
ガイスとゲイルとの間に密約が交わされる時この合い言葉を言う
ガイス「じゃ、またな。兄貴」
ゲイル「今度連休を取って皆ですごそう」
ガイス「了解」
スタスタスタスタ…
レイン「ガイス、ゲイルとなんの交渉をしたの?」
ガイス「ん?『ファル・スティズ』を展覧会に出展したいから微調節と外装を直しといてくれってさ」
レイン「それじゃ帰ったら格納庫に行って調節始めなきゃね」
ブゥゥーン!!!ブゥゥーン!!!
放送『西地区に『中央軍』が攻めてきた!!西地区No,1〜100を投入!!西地区代表、及び代表補佐!!至急戻ってくれ!!』
ガイス「やべぇ!!急ぐぞレイン!!」
レイン「うん!!」
ダダダダダダダダダダダ!!!!!!

−『新発展地区』西地区 荒野−
AM3:28
ギュィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!
ガイス「待たせた!!みんな」
No,4『ガイスさん!!お手を煩わせるようですみません!!議会の方は?』
ガイス「ちょうど終わったところだ!!」
No,4『敵はACのみで編成された部隊です!!数は約200!!気を付けて下さい!!新型機です!!』
ガイス「了解!!」
No,4『ところでレインさんは?』
ガイス「あぁもう少ししたら来るはず、あいつのACあんま速度出ないからさ。俺が先について被害を抑えようと思ってな」
No,4『了解しました!!ではNo,20からNo,100に次ぐ!!ガイス代表がご到着だ!!全機巻き添えを受けないように戦線を離脱せよ!!
戦闘はガイス代表、レイン代表補佐、ベル隊長、他No,4からNo,19は戦闘に参加せよ!!』
No,とはアリーナでいうランクである、数字が減っていくほど
その強さは上がる。ガイスはNo,1、レインはNo,2、ベルはNo,3のポジションにいる。No,4は総司令官の役割を行っており全軍
に指令を送っている
ガイス「新型か…こっちも新型の『ルシフェル』があるし、まぁいいホーミングレーザー多数ロックオン」
ピッピッピッピッピッピッピッピッピッ
ガイスのバックユニットの『ルシフェル』に装備されているホーミングレーザーは複数の敵をロックオン出来る(最大30機)
ガイス「撃てぇぇ!!!!」
バシュゥゥゥ!!!!!!同時に100発以上の量のエネルギー弾を発射!!
ガガガガガガガガガガガガ!!!!!敵ACに命中する
ガイス「被弾させたレーザーの数は…87か…まだまだ修正しないと駄目だな…」
レイン『お待たせ!!敵は?』
ガイス「わかんね、ホーミングレーザーぶちこんだから半分は減ってると思うけど」
フォアMkU『まだだ、AC反応確認。粉塵の中に36機』
レイン『それじゃ後は私がケリをつけて上げるよ〜〜!!『ガラン・クオリティ』!!!』
バシュゥゥゥン!!!ドゴォォォ!!!!敵ACを20機撃破
レイン『よし!!』
No,8『頂き!!』
バシュゥゥ!!バシュゥゥ!!No,8が2機撃破
No,4『残り14機!!』
ガイス「全員下がれ!!行くぞ!!FULL BLAST!!」
ドゴォォォォォォォン!!!!!!ガイスの装備している武器全てが火を吹く
ドゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!
ガイス「敵全滅、みんなお疲れぃ」
No,4『お疲れ様です、おい、残骸の回収を』
ガイス「ん?なんで?」
No,4『残骸からでも結構な情報が入手出来ますからね。これだけの残骸があればかなりの情報が入手出来ますよ』
ガイス「OK、それじゃぱぱっと回収してくれ」
レイン『ところでベルは?』
No,4『ベルさんは…あちらにいるのですが…ちょっと…』
ガイス「ちょっと?」
No,4『いじけております…』
シュィィィ…『レイダー』『フォアMkU』がベルの元に寄る
ゴリゴリゴリゴリ…ベルがACの指で地面にのの字を書きまくっている…
ベル『うぅ〜〜…つまんない…パパ…ママ…遅い…』
ガイス「ベル?」
ベル『!!パパ!!お帰り!!』
ガイス「おう、ただ今。何いじけてんの?」
ベル『パパとママいなくて寂しくて…敵さんも弱いし…』
ガイス「まぁいいから、帰ろう」
ベル『はぁ〜〜い』
ガイス「No,4、残りの5〜10を率いて辺りの見回りをしてくれ
。また敵がいたら俺たちにも連絡を」
No,4『了解しました』
ギュィィィ…ドゴォォォ!!!ドゴォォォ!!!ドゴォォォ!!!ガイス、レイン、ベルがOBで帰路につく

−ガイス宅 リビング−
AM5:10
ガイス「ねみぃ…」
レイン「そだね…早く寝よ…」
ベル「ベルもねむ〜〜い」
ガイス「じゃぁみんなお休み…明日に備えてもう寝よう…」
レイン「明日って…今日のこと?」
ガイス「…細かいこときにすんな…寝る…」
スタスタスタスタ…全員がそれぞれの部屋へ入っていく
ガイス「ぐぉ!!!ぐぅぅ…!!!くそ…またか…」
レイン「ガイス!!大丈夫?」
ガイス「だい…じょ…ぶだ…このごろ…疲れ…も…たま…って…たしな…ぐぅぉ!!」
レイン「早く横になって!!もうなんで『OP-INTENSIFY』はそんな発作が起こるようになるの…」
ガイス「代償だな…」
レイン「大丈夫?」
ガイス「あぁ…だいぶ落ち着いた…」
レイン「で、代償って?」
ガイス「あぁ…『OP-INTENSIFY』は使用者本人の能力値を急上昇させるモノだ…けど、それに応じて代償をこちらも払わなくてはならない…」
レイン「その不定期で起こる全身の痛みのこと?」
ガイス「本当はそれだけじゃない…」
レイン「どういうこと?」
ガイス「『OP-INTENSIFY』は有能なACパイロットのみに力を発揮する…しかし、『OP-INTENSIFY』は自らの意志を持つモノだ」
レイン「初耳なんですけど…」
ガイス「使用者本人には分かるさ…痛みと共に俺に語りかけてくる声が聞こえる。
気付くまで時間がかかったがレム睡眠時には夢の中で会話が出来るようになった」
レイン「なんだか…やばそうな感じがバリバリするんですけど…」
ガイス「代償は大きいからな…まず一つ、これは不定期で起こる全身の痛み。
二つ目、なにか新しいモノを身につけた場合、これに応じて痛み等の代償が増す三つ目、これが一番重要だ…
『OP-INTENSIFY』を装備した本人が『OP-INTENSIFY』に認められた場合…ACから降りてはならない」
レイン「降りると…どうなるの?」
ガイス「…使用者本人を爆発させる」
レイン「今は大丈夫なの?」
ガイス「あぁ…こいつに許してもらっている」
トン…ガイスが胸に手を置く
レイン「へぇ…」
ガイス「まぁこんな所だな」
レイン「OK、それじゃお休み。バイタルの充電忘れずにね」
ガイス「はいよ」

−???−
???『ガイス…』
ガイス「…ん?またあんたか…寝させてくれよ…」
???『君は今は寝ているよ…ここは夢の中…』
ガイス「こうしてると脳の働きが活発化して疲れが取れないんだぞ…」
???『…そろそろ君に新しい『力』を与えようと思ってね…
上げよう…『Gモード』を…』
ガイス「『Gモード』?」
???『今日の戦闘で使ってみなさい、効果は絶大ですよ』
ガイス「OK,ごきげんよう。俺の中に住む人」
???『ごきげんよう。また会う日まで…』

MISSION1 END





朱雀です!!新章突入です。ガイスに与えられた『Gモード』
さてどんなものなんでしょうか…って書いている本人は知ってるんですけどね…(汗
作者:朱雀さん