サイドストーリー

SILENTLINE EPISODE 2 〜廃虚の集団〜
深夜0:00。ここ、セクション513の旧クレスト支社ビル前。
旧クレスト支社ビル前に16のMTの影がある。未だここは管理者が破壊された後、不審者が住み着くような廃虚の街と化していた。
それに、ここにあるクレスト支社ビルは、クレストが新しい場所に支社ビルを幾つか立てたので、すっかり空家と化していて、
いや、廃ビルとなっていて、ここはもう不審者の住処となっていた。
このセクション513には、MTやFGに乗った武装化した不審者がごろごろと沢山住み着いていた。
さらに、AC乗りの不審者にも協力を受けて、各地の街で略奪を続けて来たと言う噂もある。
セクション513は、彼らの縄張りと化して、関所までもを設けられている始末。
ここを通る通行人は、食い物や金を置いて行けと言われて、おとなしく置いて行けばよし。
さもなくば痛い目にあってもらうと言う、山賊や盗賊がやるような2つの道を選ばされてしまう。


MT乗りの不審者たちは、旧クレスト支社ビルの中で、どこかのコンビニから盗んで来たのか、
おにぎりやサンドイッチの詰まった袋を次々とどさどさと地面に置いて、それを取り出してむしゃむしゃと食い始めた。
不審者たちには知恵があるのか、どこかにこの盗んだおにぎりやサンドイッチの袋、弁当やレトルトの食品、
大量の水を旧クレスト支社ビルの地下室の中に隠し込んでいた。
そして、銀行を襲って奪い去った現金や財産、衣服や武器・弾薬なども隠し込んでいる。
「今日は、通行人はこねえのな」
不審者の1人が、ハムサンドを口の中でくちゃくちゃと噛みながら言う。
「俺たちがここでのさばっているらしいから、あまり通行人が寄らなくなったらしいぜ」
不審者たちはサンドイッチやおにぎりを頬張りながら、噂話をしあった。
「そうそう。少し脅し過ぎたせいかもな」
「何か山賊や盗賊みてえになって来たぜ」
「『人の噂も七十五日』『悪事千里を走る』という諺があるだろう。脅しや略奪なんて逆効果だって。わかってねえなあ、俺たちは・・・」
不審者たちは苦笑いした。それで今日は関所は休業して、このまま夜を明かそうとした。そのとき、
「おい、きいたか。今日は通行人が来ていないらしいだろ。
ミラージュの連中が俺たちの通行人脅しを邪魔するために、ここを通行止めにしたらしいぞ!」
不審者の1人が、どこからか話を聞き込んで来たらしい。2、3人がその周りに集まった。
「昨日の夜から通行止めにされたらしい」
「他の各地の状況とかで忙しいんじゃねえの? クレストやキサラギも自分達に絡んでやがるんだろ?」
「そういう連絡がついていたら、通行止めにならないでここに通行人は来て来るはずだ」
「なんか、あったかとおもったら・・・」
「あのミラージュの連中が邪魔してやがったのか」
「あいつら・・・」
不審者たちのミラージュ社への怒りは燃え上がった。その途端、1人が、
「今夜トレネシティのミラージュ支社ビルを襲撃してやろうか」
と、宣言した。そして、周りの連中も頷きあい、食っていた「食品」を地下室へ運び、燃えていたランタンを消した。
そして、外へ出てMTに乗り込もうとした、その途端、ゲートの外で、ファンファンファン、ファンファンファン、
と、パトカーのサイレンの音が鳴り響いた。どうやらミラージュの警備部隊が来たらしい。自分達を、災いの芽だと思って摘み取るために。
管轄下に邪魔な存在を消すために。
「来たか・・・」
不審者たちはお互いを見合わせた。その途端、MTに乗り込んだ不審者のリーダーの1人が、突然言い出した。
「おい・・・行くぞ」
「行くぞって・・・どこヘ行く気だ?」
「ここに来た木っ端警備部隊を蹴散らし、然る後近くのミラージュの支社ビルを潰すんだ。
ここを出てから、このセクション513の近くにあるはずだ」
「きのくにやッ!」


ドドドドドドドドド!!
ドゴン・・・ドゴン!!
ドッカアン!! ドッカァン!!
ドゴン・・・ドゴン!!
不審者たちの攻撃が旧クレスト支社ビル近くで始まった。
どうやら警備部隊は支社ビル近くのゲートから雪崩れ込んで来たらしく、それもパトカーを中心にした歩兵の警備部隊だけらしい。
他の戦力は各地に向かわせてしまっているようだ。それで、不審者のMT「ランスポーター」の攻撃で次々と押され始めた。
ドッカァン!! ドガァン!!
警備部隊のパトカーがロケット弾を喰らって爆発を起こした。警備部隊隊員たちが盾を構えて飛び散る炎の破片を避ける。
「くそ!! 今の我々には手の施し用が無いぞ!」
「仕方ないですよ、相手が悪いや」
ガードリーダーが地団駄を踏むのを、隊員たちが宥める。その時、別の警備部隊隊員が駆け込んで来て、
「連絡入りました。ミラージュの依頼されたレイヴン2人が、2機のACが已にこちらの方へ援護に来ているそうです」
「なに!? レイヴンが!?」
この時、会話は後ろで隠れて聞いていた不審者の1人の耳に入っていた。そのとき、その不審者は白バイを1台盗んで逃走した。
ある程度4割のパトカーを破壊した後、ランスポーターたちは攻撃を止めた。でも、警備部隊隊員たちは気を緩めようとはしない。
「おーい、こっちだ、こっちだ!」
白バイに乗った不審者が、ランスポーターたちに向かって叫ぶ。
「見ろ、この白バイを! ミラージュの警備部隊からの戦利品だ、我々の初勝利だ!」
「おうっ!!(全)」
「ここに奴等の依頼した2人のレイヴンが来る! ACが来るぞ!」
白バイに乗った不審者が叫んでる途中、いきなり目の前に大きな影が現れた。
「わっ!?」
白バイに乗った不審者は前を見てあわててハンドルを切ろうとしたが、遅すぎた。白バイは転倒し、不審者は投げ出された。
「あれか!!」
「いたぞアドヴェント、目の前だ!」
2体のACはすでにここへ到着していた。
1つはフロート型にマシンガンとライフルを手に持っていて、もう1つは2脚で、両手にライフル、両肩にミサイルと言った、
バランスの取れた武装だ。
フロート型のACのパイロットは、「ロデオアディクション」と言い、ACは「アンルーリー」と言う。
ロデオアディクションは「暴れん坊を乗りこなしてこそが真の男だ」と語り、高性能のブースターとジェネレーターを装備した機体を操る。
だがその暴れ馬を乗りこなす事ができず、振り回されてばかり。これが原因でイージーミスを繰り返す事が多い。
2脚ACのパイロットは「アドヴェント」と言い、ACは「スケアヘッド」と言う。
両手にライフルと両肩にミサイルと言ったバランスの取れた武装をとっている。
そして、知恵が働いて数々の依頼をこなして来て、多くのレイヴンからの信頼も高い。
「レイヴンか・・・応戦する!!」
リーダー格の不審者が指示を出す。


「うおおおおおおおおおおおお!!」
最初にロデオアディクションがOBで突っ込み、ランスポーターの群れに突っ込む。
「ロデオ! 壁に激突するぞ!! レバー引け!!」
アドヴェントの指示が飛ぶ。だがロデオアディクションは、レバーを引こうとも堅くて引く事もできず、ビルに突っ込んだ。
ガシャァァーン、ドガン、バキッ・・・激突したと同時にビルが崩れた。
「あの、バカヤロー・・・」
アドヴェントは仕方なく、後から援護へ向かう。その途端にランスポーターが攻撃を仕掛けて来た。
「フン、馬鹿は放っといてこいつから始末するか」
旧クレスト支社ビル周辺にいる5体のランスポーターが攻撃を仕掛けて来た。
ロケット弾と機銃が放たれるが、アドヴェントはそれを軽々と躱す。この距離なら簡単に躱せる。
「馬鹿は己らさ」
アドヴェントはにやりと笑う。その途端にスケアヘッドの両手の3連ライフルが火を吹いた。
パパパパパ、パパパパパ、と、3連ライフルの銃弾がランスポーターたちを撃ち抜き、爆発を起こさせた。
ドゥン!! ドドゥン!! 
ドゴン! ドゴン! ドゴゴォン!!
「ぐおっ!!」
「どわ・・・!!」
「ごはっ!!」
「バカな・・・!?」
5体のランスポーターは爆発を起こし、跡形も無く消え去った。
「・・・・・」
アドヴェントはビルに減り込んだアンルーリーの姿を見た。
だが、このまま放っておくわけには行かないので、黙々とアンルーリー発掘作業にかかった。
その間に警備部隊は旧クレスト支社ビルに潜入。ビル内を探索してるうちに、地下室内に多数の食料と水、金銭、衣服、弾薬を発見した。
どれも、不審者たちが各地で盗んで来た物だった。
「くそう、こんなに略奪で盗んで来たのか」
ガードリーダーはまた地団駄を踏む。すると、他の隊員からの通信が入った。
「シルバより隊長。我が社より連絡が入りました。武装犯の本隊が、隣の区画に集結しつつあるとの事です」
「何?」
ガードリーダーは地団駄を踏むのを止め、眉を顰めた。すると、別の警備部隊隊員たちからの通信が入る。
「隣の区画には他のレイヴンが向かったとのことです。全て撃破するように言い付けてあります」
「了解した・・・」
「前衛は壊滅か・・・」
隣の区画で、武装犯の共謀者のリーダーが呟く。
また、この区画の中央広場で、武装犯の共謀者とみられる2体のフロートACが待機していた。
1体は両肩に特殊弾倉ミサイル、武器腕エネルギーキャノン、
もう1体はステルスミサイルに3連ロケット、武器腕拡散レーザーといった武装だ。
両肩武装のACは「スレイストーム」と言い、普通の肩武装のACは「スマッシュストーム」と言う。
スレイストームのパイロットが「スレイヤー」と言い、スマッシュストームのパイロットが「スマッシャー」と言う。
「ヘルストーム」と言われた名高い猛者レイヴンの2人組である。
「レイヴンか・・・・迎撃する」
「了解、早めに済ませるか」
その言葉を口ずさむと同時にスレイヤーとスマッシャーは武装犯の共謀者たちのランスポーターの部隊と共に同行した。


「ディリジェント、2体の熱源反応がこっちに向かった。おそらくACだ」
「わかっています。予定通りに済ませましょう、イクスブロード」
隣の区画内を2体のACが進む。1体はド派手なカラーリングの逆関節AC、もう1体は青い特殊なフォルムのカラーリングの4脚ACだ。
逆関節ACのパイロットは「イクスブロード」と言い、ACは「ブレイクショット」。
高火力のミサイルを撃って爆炎と煙りを起こすド派手な戦闘スタイルと、
オレンジとレッドのド派手な迷彩カラーリングという2つのド派手ものから人気を持つレイヴン。
ミサイルを主力武器とするが、途中で乱射し続けて弾切れとなってしまう事があり、撤退を考えればならない事も多い。
4脚ACのパイロットは、「ディリジェント」と言い、ACは「タイムテーブル」。
常に時間厳守を心がけ、手にはいつも懐中時計を持って作戦時間を忘れないようにする女性レイヴン。
特殊なフォルムのACを操り、秒刻みに刻んだスケジュールで敵を葬り去る。また、彼女の私生活が謎に包まれていると言う事もある。


武装犯の共謀者の部隊は、途中で逃げて来る3体のランスポーターと合流した。
どうやら旧クレスト支社ビル区画のMTの生き残りだろう。
「前衛は確かに壊滅したようだな」
「ああ・・・」
共謀者のリーダーのランスポーターと生き残りのランスポーターは話し合う。共謀者のリーダーは2体のACの方を向く。
「スレイヤー、スマッシャー、気合い入れろよ。ミラージュのレイヴンが入ってきたぞ」
「「わかっている」」
リーダーに念押しされ、スレイヤーとスマッシャーは愛機をディリジェント達の進んでいる方向へ向けた。
共謀者の部隊はここで別れた。2体のACは区画内の中央広場で、ランスポーターの部隊は区画内のゲートへ。


区画内の中央広場に向かったスレイヤーとスマッシャーは、こちらの方へ進んでいたディリジェント達と出会す。
「あいつらだ」
スレイヤーとスマッシャーは銃を構えた。
「抵抗を止めてACから降りろ! 騒乱・建造物破壊・器物破損・騒擾・傷害・横領・強盗・殺人未遂の現行犯で逮捕する!」
ディリジェントはチェーンガンを突き付けて叫ぶ。その途端にスレイヤーが、
「できるものならやってみろ」
そう言った途端にミサイルを放った。
バスン・・・シュシュシュシュ!!
特殊弾倉型のミサイルが割れた途端に、中から無数の小型ミサイルが飛び出した。
「!!」
ディリジェントとイクスブロードは慌ててそのミサイルを躱す。
ミサイルは散り散りに飛び回った所で、ビルの土台や硝子とかに命中し、爆発を起こした。
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・ドドドン!!
轟音を巻き上げてビルが崩れ落ちた。それに怒ったようにイクスブロードが、
「ディリジェント、後ろに下がって援護しろ! こいつらを叩きのめす!!」
と、叫んで前に飛び出した。やれやれと言った感じでディリジェントが後方で援護する。
それに応じるかのようにスレイヤーとスマッシャーが武装を武器腕に切り換えて閃光を放って来た。
バシュゥゥン!! バシュゥゥン!! バシュゥゥン!!
バシュゥゥン!! バシュゥゥン!! バシュゥゥン!!
バシュ、バシュ、バシュ、バシュ!! バシュ、バシュ、バシュ、バシュ!!
シュゴォォォォーーーードドン!! シュゴォォォォーーードドン!!
ドドドドドドド・・・!! ドドドドドド・・・!!
シュゴォォーーードドドン!! シュゴォォォォーーードドン!!
中央広場は激しい銃撃戦の場となり、爆発や煙が起こりまくる。


一方、共謀者のランスポーター部隊は、南側の区画ゲートの近くでもう一方のミラージュの警備部隊と出会し、銃撃戦を繰り広げていた。
今度の警備部隊の戦力は、高防御力MT「ギボンMS‐HA」6体。どうやらミラージュ警備部隊の主力らしい。
後に、盾を構えた警備部隊隊員たちとパトカー、ギボンMS‐HAを積んだ大型トレーラー4台がひかえている。
ドゴン!! ドゴン!!
ドズォン!! ドズォン!!
ドズゥン!! ドズゥン!! ドガァァン!!
「ぐわっ!!」
「ううっ・・・!!」
「がっ・・・!!」
「がふ!!」
「ごほっ・・・!?」
さすがに警備部隊の主力は強く、次々と共謀者の部隊は押され始めた。
共謀者のリーダーがサブモニターにスレイヤーたちの様子を見てみると、どうやらイクスブロードたちに押され始めているようだ。
「あ・・・・あ・・・・おいおい、もう少し持ち堪えてくれよ・・・」
共謀者のリーダーが通信を送ると、図太い声が返って来た。
「「わかっている!!」」
その途端に、ドガン!! と、爆発音が響き、「ぐわぉっ!!」と、共謀者の仲間の断末魔の声が響いた。
また、ランスポーターが1体やられたらしい。
「くっ・・・全員に告ぐ! このままだと全滅する、後退しろ!!」
リーダーの後退命令で、共謀者のランスポーター部隊は後退をし始めた。それと同時に、警備部隊が駒を進め、追撃を開始した。


ドゴッ!!
イクスブロードのブレイクショットが、スマッシュストームの頭部に蹴りを入れる。
頭部のセンサーが、ビシッと罅割れを起こし、光を失った。
「くっ・・・」
「くおだっ!!」
イクスブロードはスマッシュストームの頭部に垂直ミサイルの雨嵐を落とす。バググググググッ!! と、頭部を中心に爆発が起こった。
スマッシュストームのコクピット内の計器が非常警報を鳴らし始めた。
ビービービービー!! ビァッビァッビァッビァッビァッビァッ!!
「QUT PUT DOWNだと!? うわっ、熱が・・・!!」
その途端にスマッシャーの体は、スマッシュストームごと吹き飛んでいた。
バグォォォン!!!
大爆発を起こすスマッシュストーム。その途端にスレイヤーが驚いて振り返る。
「スマッ・・・」
スマッシャーの名を叫ぼうとした途端、いきなり後ろからタイムテーブルのチェーンガンの連発を喰らった。
特殊弾倉型のミサイルが誘爆を起こす。その途端に、スレイヤーはスレイストームごと吹き飛ばされていた。
バグォォォン!!
「ぐぁぁぁぁぁ・・・・」
スレイヤーの断末魔の声が響く。そしてまた、大爆発が起きた。
「ふぅ・・・」
イクスブロードは胸を撫で下ろして溜息をつく。ディリジェントは手に持っていた懐中時計を見て、こう呟いた。
「予定通りだわ」
と。どうやら時間厳守は達成出来たらしい。そのあと2人でACの中で語り合う。
「呑気に懐中時計なんて見ていてられるよなあ・・・」
「いいじゃない、これが私のお決まりの日常だから。さ、戻りましょう」
「おう!」
遠くで2つの爆発音が響く。これに気づいた共謀者たちのMTは驚いて飛び上がった。
「識別信号消滅! スレイストーム、スマッシュストームの撃破を確認!!」
「そ、そげな〜〜〜〜〜!?」
「バカな・・・あの「ヘルストーム」と呼ばれた2人組が・・・!?」
共謀者たちは動揺した。その途端・・・
「待てーーーーーーーーーーーーーーーッッッ!!」
「むこうだ!!」
「逃がすなーッ!!」
後から追って来た6体のギボンMS‐HAが斬り掛かって来た。
「うわああっ!!」
「も、もう駄目・・・うわぁぁぁぁぁぁ!!」
「ぐはっ!!」
「ぐわっ」
「うぐぁぁ・・」
「ごぼ!?」
「ぐほぉぉ!!」
ここにセクション513を占拠していた不審集団は全滅した。長くも渡って続いた激戦は、幕を閉じたのだ。
「全目標の撃破を確認。帰還するぞ」
「了解!!(全)」
ミラージュ警備部隊は依頼されたレイヴンたちと共に何処へともなく帰って行く。そしてまた、廃虚の街が、夜の闇に沈んで行く。





武田です。
今回は「不審集団排除」を描かせて頂きました。
この後も、沢山の人物やレイヴンが出て来そうですね。
次は「警備部隊陽動」の予定です。
では、今回はこれにて!

〈今回登場したレイヴン〉
名称:イクスブロード(28)
ミサイルを沢山撃ちまくって爆煙を起こし、
さらにド派手なカラーリングを施した愛機を操る事から高い人気を持ったレイヴン。
主に主力武器はミサイルとするが、途中で撃ちまくって弾切れを起こす事から、負けや撤退を余議せざるを得ない事もある。
また、強さよりも人気を選んだと陰口を叩かれる事もあるが、本人はそれをものともせず戦っている。
武器腕逆関節AC「ブレイクショット」を駆る。
(ブレイクショットのAC設定なのですが「AC3 設定紹介(2)」でブースターの設定をし忘れました、
ブースターは「MBT-NI/MARE」にしておきます。スイマセン)

名称:ロデオアディクション(30)
「暴れん坊を乗りこなしてこそが真の男だ」と語るスピードマニアのレイヴン。
高性能のブースタとジェネレータを搭載したフロートACを操って戦いの日々を送るが、
それに振り回されてイージーミスを繰り返す事も多い。フロートAC「アンルーリー」を駆る。

名称:アドヴェント(35)
両手にライフル、両肩にミサイルと言ったバランスの取れた武装を搭載したACを駆り、
知恵を働かせて作戦や依頼を必ず成功させる文武両道のレイヴン。
他のレイヴンたちの信頼も高く、さらに多くの企業からの信頼も凄く高い。
3大企業が信頼を寄せる優秀な成績を残すレイヴンである。
AC「スケアヘッド」を駆る。

名称:ディリジェント(26)
時間厳守を心掛けており、いつも手には懐中時計を持っている女性レイヴン。
特殊なフォルムとカラーリングを施したACを駆り、秒刻みに刻んだスケジュールで、敵を確実に葬り去る。
作戦行動中でも、懐中時計を手放す事はない。
また、彼女の私生活は謎がその全てを包んでいる。
4脚AC「タイムテーブル」を駆る。

〈今回登場した敵レイヴン〉
名称:スレイヤー&スマッシャー(年齢不詳)
「ヘルストーム」と呼ばれた名高い強さを持つレイヴンのコンビ。
疾風のごとく速い動きで敵を錯乱し、迅雷のごとく攻撃力の高い武器を叩き込む。
その強さはまさに「疾風迅雷」と言ってもいい強さである。
今回、武装犯の共謀者のメンバーとして戦うが、イクスブロードとディリジェントに倒された。
AC1:スレイストーム(PILOT:スレイヤー)
頭部:MHD-MM/003
コア:MCL-SS/RAY
腕部:MAW-DLC/POWER(武器腕・変更可能エネルギーキャノン)
脚部:CLR-00-MAK
ブースタ:None
FCS:PLS-SRA02
ジェネレータ:MGP-VE905
ラジエータ:RIX-CR10
インサイド:None
エクステンション:None
右肩W:MWX-LANZER
左肩W:MWX-LANZER
右腕W:None
左腕W:None
オプション:OP-SP/E++ OP-TQ/CE

AC2:スマッシュストーム(PILOT:スマッシャー)
頭部:CHD-MISTEYE
コア:CCL-01-NER
腕部:MAW-DLC/FIN(武器腕・高速連射可能拡散ビーム)
脚部:MLR-MM/PETAL
ブースタ:None
FCS:PLS-SRA02
ジェネレータ:MGP-VE8
ラジエータ:RIX-CR10
インサイド:None
エクステンション:None
右肩W:MWM-SM36/1
左肩W:MWR-AR/602
右腕W:None
左腕W:None
オプション:OP-E/SCR OP-E/SCR OP-L/AXL OP-E/RTE OP-TQ/CE
作者:武田 慎さん