サイドストーリー

前へ・・・〜プロローグ〜
ダダダダダダダダダダダダダダ!!
ザキィィ!!ズガァッ・・・・シュゥゥゥゥ・・・・
「決着!新たなる王者がここに君臨しました!!!」
 
この瞬間、会場が凍りついた。
あのベテランBBを敗り、不敗神話を轟かせていた゛前゛王者エースが
まだレイヴンになって間もない青年に完膚無きまでに敗北したのだ。
 その青年の名は天龍門、ACの名は月光斎といい黒と銀のフォルムに身を包んでいる機体を操っている。
 アリーナに参戦後、次々と他のレイヴンを敗り、驚異的とも異常ともいえる早さで一気に王者の位にまで上り詰めた。
以前からもレイヴン達の間で「あいつはやばいぞ」、「心して掛からないと死んでしまう」などと噂され、
恐怖されていたがこの決着で天龍門への恐怖心は一層高まってしまった。
 しかしこの試合を観戦していた赤い眼帯の女性、ファナティックは以前、一撃も彼に攻撃を当てることができずに敗北し、
恐怖したにもかかわらず、天龍門の試合は必ず観戦していた。今回の試合で彼女はある決心をした。
 
「やつなら・・・・大丈夫かもしれない・・・・・。」
作者:遊遊月さん