サイドストーリー

あるアリーナでの出来事
ズガァァァァァァァン
爆音と共に観客の歓声が高まる

「く・・・ここまでか・・・・」
ロイヤルミストは観念した

「ふん、時間の無駄だな」
エースは捨て台詞を言いつつアリーナを後にした
そして次の対戦相手を確かめた

「またアイツか・・・・」
モニターには「必見!!エースVS BB!!   BB、リベンジなるか・・・・!?」と書き記されている
またもやエースのオファーを取らずに対戦が決まっていた

「このままではつまらんな・・・よぅし!!ハンデを付けよう!!」
その夜、不気味な声を上げつつハンデを練った
今思えば、この時点で彼は壊れていたのかもしれない・・・・・

翌日、ついに対戦が始まった
エースは目の下にクマが出来ていた

そう、彼は朝までハンデを練っていたのだ!!

BBはもの凄い表情でエースを睨んでいた(これぞまさしく鬼の形相と言えよう)
それはそうであろう、今まで散々馬鹿にされたのだから・・・

「なんだぁ?その顔は?貴様、もしかしたら恐くて眠れなかったのか?」
BBはエースをあざ笑った

それに負けじとエースはこう言った
「いやぁーハンデを練っていてね、丁度良いハンデを思いついた頃には朝だったんだよ、
ちゃんと楽しませてくれよ?暴ちゃーん(笑)」

「フン、勝利の祝杯を味わっていられるのは今の内だ・・・・」
{それよりこいつ、キャラ変わってねーか?}
BBが疑問に思う間もなく闘いが始まった

と、思ったらエースはいきなりパーツをパージし始めた

「き・・・貴様ぁ!!やる気はあるのかぁぁぁぁぁ!!!!」
BBは狂った様に声を上げた

「はははは・・・・お前にはこれだけで充分だよ」
と言い、初期ブレードを誇らしげに見せつけた

「後悔するなよ!!!!」
BBは猛攻撃を加えた

ズガァァァァァァァァァァァァァァァァァァン
ドガァァァァァァァァァァン
ドシューン  ビシューン  ズワシャァァァァァァァン・・・

―――20分後

「ヒャーハハハハハハァハハアァフゥふぅ・・・くくく・・・
あんな事言ってながら全部ハズレとはなぁー、このノーコンめ!!!!(笑)」

「・・・・・・・・・・」

「ハハハハハハァヒャハハハハハハフフフフゥフゥふぅ・・・・クックック
・・・黙りこくっちゃってぇ、恐くなったのかな?(笑)」

「ブツン」・・・・・その時、BBの中で何かが切れた

「ウグォォォォォォォォォォォォォ!!!!」
BBは奇声と共にブレードを投げつけた!!
シュパァァァァン!!
ブレードはアルカディアの左腕部に見事に命中した

「ちょ・・・・ちょっとタンマ!武器がな・・・」
エースがしゃべる間もなく今度はロケット砲が飛んできた
続いてバズーカ、続いてグレネード砲・・・

鈍い音と共にアルカディアは地に落ちた
同時にBBは勝利の雄叫びを上げた
「ウオォォォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!」


「な・・・・ば・・馬鹿な・・・・・・」
エースがそう言うのも無理は無い
目の前には見たこともない、恐ろしい獣がいたのだから・・・・
作者:ランクアウトさん