サイドストーリー

The Hammer of ASTERISK B -- 迎撃 --
「もうあれから15分は経ったぞ。ネイリス、二人に通信を入れてくれ。」
エネルギー施設ではB・C・Gとアステカとネイリスが二人が来るのを待っていた。
「わかったわ。」
ネイリスが二人に通信を入れる。しばらくしてトーメントと通信が繋がった。
「トーメント、一体何をやっている?ロストはどうしたんだ。」
ゲドが少し焦り気味にトーメントに現状を聞く。

「それが別れた後まだロストは追いついてきてないです。」
やはりロスト一人で残したのがまずかったか・・・。
「トーメント、ここまで来るのにあと何分かかる?」

「あと5〜6分くらいで行けると思います。」
5、6分か。ここから防衛施設まで10分弱とすれば・・・。
「すまんがそこで待機していてくれ、今から俺がそっちに向かう。」
たとえ任務といえども仲間を見捨てるようなことはしない、それがゲドである。
「ゲドさん俺たちも一緒に行きますよ!」
通信を聞いていたコールとブラスも乗り気である。
「二人はここで残ってくれ、万が一の場合もあるしな。」

「その万が一の場合になったとき、お前がここにいなくてどうする。」
B・C・Gの話にアステカが割って入る。

「おそらくトーメントはすぐこちらと合流できるはずだ、問題はロストだな・・。」

「ゲド達はここで待っていてくれ。俺がトーメントと合流したらロストを拾う。」
この任務、容易いものではないとは思っていたがこれほどとは・・。
「アステカ、あのACを使うのか?」
あのAC・・・?あ、ここにあったあの2機のACか。軽量2脚と重量2脚のAC・・・。

「本当にいいのか?」

「俺だってレイヴンの端くれさ。」

















































「ああー!ロストは一体何やってんだ〜。」
トーメントはすでにゲド達の所へ向かっていた。ちょうどその時、通信が入った。

「トーメント。今アステカがそっちに向かってる。合流したら二人でロストを探してくれ。」
アステカさんが・・?
「了解です。じゃあここで待機してます、ロストがくるかもしれないので。」

「ああ、わかった。」













「ん・・。」
後から追跡していたキーフレイムとサイプレスもトーメントの行動を監視していた。
「どうしたキーフレイム。」

「あのAC急に止まったぞ。」
二人は様子を伺っていた。
「俺らに気づいたのか・・?」

「いやそんなはずは無い。向こうのレーダーの距離には入ってないはすだ。」

















数分してトーメントとアステカが合流した。

「そのAC・・・アステカさんのですか?」
アステカが乗っていたACは重量2脚で右腕にバズーカ、左腕にシールド、肩にはロケットとミサイルを搭載したものであった。

「ああ、こいつは俺のACってわけじゃない。万が一のために施設に設けられたやつさ、名前はダブルフェイクって言う。」
万が一のため・・。とりあえずロストを探さないと・・一体何をやってるんだ。






「トーメント、これからロストを探そうと思ってるんだが・・・その前に聞きたいことがある。」
聞きたいこと・・?

「なぜ敵につけられてるんだ・・・!」
アステカはそう言ったと同時にバズーカを1発2発と打ち込んだ。
トーメントは敵につけられてることなど全然気づいてなかった。


アステカとトーメントが見つめてる先からゆっくりとACが2機現れた。


「まさか俺の追跡がバレるとは・・・。」
「そんなこと気にするなキーフレイム、ここでこいつらを始末すればいいことだ。」


こいつらいつの間に・・・クレストか?アスタリスクか?
一方は4脚のAC、もう一方はフロートのAC、どちらも機動重視か。

「トーメント、あのフロートの奴の攻撃はあまり受けるな。くるぞ!」

アステカが話し終わったと同時に2機のACが動き出した。

「キーフレイム!俺が両方破壊する。お前は得意な妨害攻撃で援護してくれ!」
「了解だ!」

4脚のACが空中でチェインガンを発射する。あたり一面に銃弾の雨が降り注ぐ。

「くっ、こいつはまさか!!ネイリス、応答しろ!」
アステカは何を悟ったのかネイリスに通信を入れた。その後ネイリスに敵2機の詳細を調べるよう告げた。

4脚ACは休まず地上、空中とブーストを吹かしながら肩のチェインガンを発射し続ける。
エンカレイジは上手くかわしていたがダブルフェイクは何発か被弾していた、しかし重装備のダブルフェイクの被弾率は微量であった。
その間にネイリスからアステカに二人の詳細データが転送されていた。

「分かったぞトーメント、あのフロートのACはロードブロック、パイロットはキーフレイム。問題はあの4脚のACだ。」

あの4脚のAC、空中の状態で肩の武器を使用しているが・・まさか。

「4脚のACはテンコマンドメンツ、パイロットはサイプレスだがこいつはおそらく強化人間だな。」
やはりそうだったか、そういえばあのサイプレスって奴。管理者崇拝で有名な奴だったな。

「まずあのサイプレスから攻撃するぞ!キーフレイムはとりあえず後回しだ!」

ダブルフェイクの垂直ミサイルがテンコマンドメンツに襲い掛かる。
同時にエンカレイジも左腕のマシンガンで挟み撃ちにする。

「俺を完全に無視か、なら無視できないようにしてやるよ!」
ロードブロックはテンコマンドメンツを狙ってる垂直ミサイル目掛けて肩のスラッグガンを発射した。
広範囲にわたるスラッグガンの弾がミサイルに直撃し空中でテンコマンドメンツに命中せず消滅した。
エンカレイジのマシンガンも軽く被弾した程度だった。

「つっやはり上手くいかないか。トーメント、俺がもう一度ミサイルを撃つから・・。」
・・なるほど、さすがアステカさんだ。

空中を飛び回るテンコマンドメンツに対してロードブロックは右手のハンドガンで牽制する。

ダブルフェイクは再びテンコマンドメンツ目掛けて垂直ミサイルを3発撃ち込む。

「何発撃っても同じだ!」
すかさずロードブロックがスラッグガンを構える、だがこれがアステカの思惑であった。

「逆関節の奴がいない。まさか・・・キーフレイム、罠だ!!」

タンク以外の脚部で型の重火器型武器を使用する時、強化人間でない場合は必ず構えるのに多少の時間を必要とする。
しかし地上なら4脚も構えて撃つまでの時間は必要としない。
アステカはこれに目をつけていた。

すかさずエンカレイジが目の前でロードブロックにスナイパーライフルを向けた。
「なっ!!??」
ロードブロックも構えをやめよけようとするが少し遅かった。

エンカレイジが放ったスナイパーライフルの弾はロードブロックのコアと脚部の間の関節部を入り込んだ。
関節部を削る音と軽い火花が飛んだ後、ロードブロックの動きがよろける。

「ちっ、キーフレイム問題ないか!?」
テンコマンドメンツも垂直ミサイルを一発被弾した。

「こいつ、フロートの関節部分に撃ち込んできた・・。だがまだ動ける!」
すかさずロードブロックが肩のミサイルを撃つ。

「・・・これは垂直ミサイル!?」
上を見上げてそう呟いたトーメントだったが垂直ミサイルではなかった。

エンカレイジの真上でミサイルは爆雷へと変化したのだ。一瞬の出来事でトーメントも戸惑う。

「トーメント!!」
「まだまだ大丈夫です!」











































「・・・・・あれは・・。戦闘か?」
ちょうどトーメント達が戦闘してるときにその様子を1機のACが見つめていた。

「・・・なんとか意識が戻ってきたけど、ここからじゃ誰が戦っているのかわからないな・・。」
両腕ブレードを装備し肩にはオービットキャノンを装備したAC・・・。

「・・・もう少し近づいてみるか・・。」









































「こいつらしぶといな・・・。強化人間だけのことはある。」

戦闘は長期戦になりつつあった。相手が一人強化人間という以外、戦力はほぼ互角。









ちょうどその戦闘に1機のACが参戦しようとしていた。



その1機の参戦により戦局が大きく傾くことは言うまでもない。




























Name:トーメント・ブロウ

AC:エンカレイジ
頭:CHD-SKYEYE
コア:MCL-SS/RAY
腕部:MAM-SS/ALS
脚部:MLB-SS/FLUID
ブースター:CBT-FLEET
FCS:VREX-ND-2
ジェネレータ:KGP-ZS4
ラジエータ:RGI-KD99
インサイド:None
エクステンション:CWEM-AS40
右肩武器:CWR-S30
左肩武器:CWR-S50
右手武器:MWG-SRFX/70
左手武器:MWG-MGL/300

オプション:
 E/SCR    E/CND    LFCS++   L/TRN    CLPU     
 

ASMコード:IOGsKv3W66J0mnIW41




Name:アステカ

AC:ダブルフェイク
頭:MHD-MM/003
コア:MCH-MX/GROA
腕部:MAH-RE/GG
脚部:MLH-SS/RS
ブースター:MBT-OX/002
FCS:AOX-X/WS-3
ジェネレータ:MGP-VE905
ラジエータ:None
インサイド:MWI-DD/10
エクステンション:CSS-IA-64S
右肩武器:CWM-VM48-6
左肩武器:CWR-M70
右手武器:CWG-BZ-80
左手武器:KSS-SS/863B

オプション:
 S-SCR    E/CND    CLPU     

ASMコード:4f4iCfG6gYJo2gG042




Name:キーフレイム
   クレストではデスクワーク派と呼ばれていた。
   自身、自分のACロードブロックも対ACより列車護衛や施設調査、データ回収などといった補助支援的な依頼をこなす。
      
今回の防衛施設任務でサイプレスと組み、現在アステカ・トーメントと戦闘中である。

AC:ロードブロック
頭:CHD-04-YIV
コア:CCL-02-E1
腕部:CAL-MARTE
脚部:CLR-03-SEOLF
ブースター:None
FCS:VREX-F/ND-8
ジェネレータ:CGP-ROV10
ラジエータ:RIX-CR14
インサイド:None
エクステンション:CWEM-AS40
右肩武器:CWC-SLU-44
左肩武器:CWM-BM60-1
右手武器:CWG-HG-150
左手武器:CES-ES-0101

オプション:
 S-SCR    E/SCR    S/STAB   E/CND    L/BRK    
 E-LAI    M/AW     CLPU     

ASMコード:6Snm10YW6AIPcJnGa3







※サイプレス(テンコマンドメンツ)は次話で詳細を書きます。
作者:RYOSUKEさん