サイレントライン:レイブン VS D機関
時はさかのぼり、リリスが依頼を遂行し
帰還しようとしていたとき、「そいつ」は
あらわれた . . .
「ふぅ、さすがは訓練の成果ね
この程度の攻撃じゃあカスリもしないわ。」
「リリス、目標の沈黙を確認しました。
帰還しましょう。」
「分かりましたレインさん。」
「 . . . いい腕になったな、004 . . 」
「敵!! . . 何処にいるの!!」
ズガガガガッ!!
「くっ!!上!?」
「反応もいい . . まさかここまで事が運ぶとは
思わなかったな . . 」
「その声 . . . カーライルね!!」
「覚えてもらえて光栄だよ、004 . . 」
「 . . . 004ですって!!何の事よ!!」
「 . . . いいだろう、かかってこい . . .
そうすれば全てが分かる。」
「 . . . 墜ちなさい!!」
バシュン!!バシュン!!
「正確な射撃だ、初対面 . . いや、
以前の時とはまるで別人のようだな!!」
ズガガガガッ!!
「きゃあ!!直撃!?」
「リリス!!どうしたの!!応答して!!」
「増援と思われる敵ACと交戦!!
相手はカーライルです!!」
「リリス、そこから急いで離脱して!!」
「 . . . 退避などさせん . . 以前も
そう言ったよな?」
ズガガガガッ!!
「うっ!!機動力3割低下!!」
「どうした!!反撃しないのか!!」
ズガガガガッ!! . . . ガシュ!!
「ブレード!?ならこっちも!!」
ガシュン!!
「白兵戦か . . 面白い!!」
「うわあぁぁぁー!!」
ガシュン!!ズバワァァァァン!!
「くっ!!銃が!!」
「もらったぞ004!!」
ズガガガガッ!!
「きゃあぁぁぁ . . .」
「リリス!!応答して!!リリス!!」
「 . . . 聞こえているか?レイブンの
オペレーター?」
「あなたは!!リリスをどうしたの!!」
「返して貰いに来たのだよ。
来るべき時に備えてな!!」
「ちょっと!!まちなさい!! 」
「 . . シャウシュッツに伝えておけ、
我々はポイントP−356に拠点を
構えているとな . . . 」
「何ですって!! . . 待ちなさい!!」
「おっと、時間が来たようだ . . .
私はこれで帰還させてもらう。
楽しみにしているよ . . . 」
「 . . . はっ!!シャウシュッツに伝えなきゃ!!」
そのころシャウシュッツ達は地下の格納庫で
ハンクのシュミレーターに付き合っていた
バガガガガガッ!!
「しまった!!直撃か!!」
「もらった!! . . オーバーリミット!!」
「やば!!避けきれねぇ!!」
キュワァァァン . . . ズバワァァァァン!!
「機体損傷度が99%を超えました。
シュミレーションを終了します . . . 」
「シャウシュッツの圧勝だな。」
「ああ、実戦なら確実にハンクが死んでたな。」
「相変わらず恐ろしいヤツだ。」
「ふぇ〜 . . . 」
「だから言っただろう、自惚れるなと . . 」
「さて、そろそろ部屋に戻るか . . . 」
「ああ、そうしよう . . 」
その時、レインが血相を抱えて走ってくる!!
「おいおい、何があったんだい?」
「はぁ、はぁ. . 大変よ!!
リリスが . . . 」
「リリスちゃんがどうしたって?」
「D機関のACに誘拐されたわ!!」
「何だって!!そりゃ本当か!!」
「 . . .レイン、それで相手は!!」
「 . . . カーライルよ . . . 」
「あの野郎!!まだ懲りてないのか!!」
「シャウシュッツ、今はリリスのことが先だ。」
「そうだな、ブレイカー . . . 」
「(ダブルキャノン発射チャンス!!)」
「で、場所は何処なんだい?」
「P−356と言ってたわ。ハンク . . 」
「そうか、あの山岳地帯か!!」
「もともと居たところなんじゃないのか?
シャウシュッツ?」
「いや、奴らは空中要塞を使っているため
色々なところに拠点を移動させている。」
「空中要塞とは厄介だな。」
「ダブルキャノンでぶっ飛ばすか?」
「あの要塞には特殊なバリアが張られていて
ACが運用できるレベルの兵器じゃあ
破壊は不可能だ . . . . 」
「じゃあどうすればいいんだよ!!」
「オーバーリミットとコアのダブルキャノンを
同時に当てることが出来れば可能かも知れない。」
「それは危険すぎる!!」
「ゲンズィの言うとおりだ、それで失敗したら
跡形も残らねぇぞ!!」
「だが、それ以外に方法がない。」
「 . . . ここはシャウシュッツを信じよう。」
「おいハンク!!」
「 . . . 確かにハンクの言うとおりだ。」
「斬鬼まで!!」
「今までシャウシュッツは不可能を可能にしてきたんだ!!
今回だってきっと上手く行くはずさ!!」
「 . . . 取り敢えずオレは今から出撃する。
どうせ、カーライルのヤツがオレを指名したんだろうからな。」
「 . . . . オレも行くぜシャウシュッツ!!」
「ハンク . . . 」
「私も行こう、乗りかかった船だ。
ここで乗らないのは失礼だろう。」
「ブレイカーまで。」
「俺らも行くよ、なにせ管理者の戦いからの
つき合いだからな!!」
「みんな . . . ありがとう!!」
「それじゃあ、機体の整備が完了しだい
出撃しますか!!」
「ああ、そうだなコア . . . 」
「それじゃあ、早速仕事に入りますよ
シャウシュッツさん?」
「いつもすまない、ミガキさん . . . 」
「輸送の時はオレが担当するぜ、旦那!!」
「親父さん . . . 」
「これはもう、グローバル社と
D機関との戦争だな。」
「ああ、この戦い負けるわけには行かないな!!」
「シャウシュッツ、さっき会社が全レイブンに対して
D機関壊滅の依頼を提示したわ!!」
「いよいよ本格的になってきたな!!」
「シャウシュッツ、勝算はどれくらいある?」
「現時点では7:3で敗北だな . . . ハンク」
「そうか . . . だが、負けるわけには行かないよな。」
「ああ、決してな。」
「 . . . 何も、戦力はレイブンだけではないぞい。」
「ん?てめぇはあん時のジジイか!!」
「コア!!なんてこと言うんだ!!」
「ほっほっほ、気にしとらんよ。」
「Drが来たと言うことはユニオンも
全面協力と言うことだな、シャウシュッツ!!」
「ああ、それ以外にも来て居るぞ!!」
「ありゃあ、ミラージュにクレスト、キサラギじゃねぇか!!」
「凄いな!!」
「まさに全面戦争だな!!」
「なぁ、シャウシュッツこれでも負けるのか?」
「わからんが、勝算はある!!」
「ああ、そんな気がするぜシャウシュッツ!!」
サイレントライン:レイブン VS D機関 完
作者:ハンクさん
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