サイドストーリー

MISSION7 QUEST
−『中央地区』−

ガイス「お、あったあった」

ガイス達は現在『中央地区』でザングースの言っていたカプセルの回収を先に行っていた

ガイス「ファル頼む」

ファル『了解、ワープさせます』

ビュォン!!

『ファル・スティズ』のワープ機能でカプセルを次々と回収していく

レイン『こっちもあったよ、お願い』

ファル『了解』

1時間後…

ガイス「これで全部っぽいな、全部でいくつだ?ファル」

ファル『合計10、半分づつと考え投下されたACは全5機だと思われます』

ガイス「OK、俺がここで撃破したAC3機と『新発展地区』で撃破した2機で数は合うな」

レイン『そうだねぇ〜〜…え?AC反応?』

ファル『上です』

ゴォォォォォォ!!!

銀色のカプセルが空から落ちてきた

バシュゥゥゥ…ババババババ!!バガン!!

下部からブーストが迸り、カプセルが真っ二つに割れ、白銀のACが出てきた

ガイス「なるほど…ああやって降りてきたのか…確かに効率がいいな」

シュゥゥゥゥ…ズズゥゥン…

ブーストを吹かし着地する

???『なるほどここか…』

ガイス「よぅ、あんた何のようでこの星へ来た?」

???『私は強き者を求めてここへ来た…貴様らは私を満足させてくれるか?』

ガイス「さぁな」

???『…私の名は『レヴィア』…ACの名は『M・FINAL』』

ガイス「そうか、俺はガイスACは『レイダー』という。ヨロシク」

レヴィア『うむ、ヨロシク』

レイン『何和気藹々と話してんのよ!?』

ガイス「あぁ、そうだった。あんた…レヴィアっつったか?どうせ俺らを攻撃する気満々だろ?さっさとやろうぜ」

レヴィア『潔いな…私が楽しめるほどの戦いを期待しているぞ…!!』

ガイス「みんな、手を出すなよ。俺の獲物だ」

レヴィア『行くぞ!!』

ギュィィ…ドゴォォォ!!!

レヴィアの機体は見た目からして中量2脚なのだが両手に持っているでかい銃…ゾグルデでは見たこともない武器だった。形状からすると銃…実弾かEN弾かは分からない。両肩にはグレネードが装備されている。あからさまに重量過度、改造により耐えているのだろう

ゴォォォォォ!!ドゴォォン!!ドゴォォン!!

OBをしながら構え無しでグレネードを放ってくる

ガイス「うぉっと!!どうやら…あんたも強化人間らしいな?」

レヴィア『貴様もか?面白い…手加減の必要はなさそうだ…!!』

ドゴォォン!!ドゴォォン!!

そう言い放ちレヴィアはやはりグレネードを放つ

ガイス「ふん…グレネードなんか効かないぜ、あたらねぇ」

ガイスは移動最中は極力『アークエンジェル』の出せる速度を使わず、レヴィアがグレネードのリロードが終わり撃つ瞬間にだけ一瞬早く移動し、ロックオンカーソルをずらしていた

レヴィア『ふむ…なかなかやるな、これからだ!!この銃の威力を見よ!!』

ババシュゥゥン!!

両手に装備されていた、銃を放ちガイスに一撃与えてしまう…

ガイス「その青いEN弾…その弾速…この威力…まさか…」

レヴィア『その通りだ、これが言わずと知れた名銃『KARASAWA Mk,U』だ!!』

ゾグルデ住民一同『ごめん、Mk,Uは知らない』

ガクッ…

『M・FINAL』が一瞬ぐらつく

レヴィア『なぜだ!?このような名銃をしらんとは…貴様らよっぽどの世間知らずか!?』

ゲイル『ここゾグルデの名銃『KARASAWA』はな…これだ!!』

バシュゥゥン!!

ゲイルの装備するKARASAWAが『M・FINAL』のすぐ隣へと青い閃光を放つ

レヴィア『形が違う…なんだその十字の形は!?こちらのMk,Uの方が断然見た目も良いではないか!!』

すっかり戦闘を放棄しKARASAWA談義を始める一同…(笑

ガイス「俺はMk,Uの方がかっこいいと思うな」

レイン『私も』

ベル『えぇ〜〜、こっちのKARASAWAの方がかっこいいよぅ〜〜』

ザングース『ふぅん…あのKARASAWA…形状は違うモノの性能には引けを取らないみたいだね…分解して調べてみたい…♪』

チュピ〜ン♪

気のせいかACの眼まで光った気がする…(笑

アルマ『私もMk,Uがいいな』

ゲイル『私はこのKARASAWAの方がいい』

ガシャンガシャンガシャン…

レヴィアがガイスの元へ歩み寄る…

レヴィア『…貴様は…同士だ』

カチャッ

一旦KARASAWAMk,Uを地面に置きACで握手を求める(笑

ガイス「あぁ、このKARASAWA見た目もいいもんなぁ〜。ちょっと撃ってみても良いか?」

ガイスも握手に答える

レヴィア『あぁいいぞ!!同士の頼みだ、断れん』

近くの岩に向け一発撃つ

バシュゥゥン!!

ガイス「ふぅぅん…どうやらMk,Uの方が威力高いみたいだ。見た目も威力も高いとは…なかなかの名銃だぜ、レヴィア」

レヴィア『さすがは同士!!目の付け所が違うな!!』

ゲイル『いいや!!こっちのKARASAWAの方が断然いい!!』

いつになくムキになるゲイル

ベル『そうだよぉ〜〜、こっちの方がいいよ〜〜』

ゲイル『おぉベルちゃん分かってくれるか!!』

ベル『だってこっちの方が流線型のフォルムじゃなくて直線形のフォルムだもん。こっちの方が良いに決まってるよ♪ね〜〜おじちゃん♪』

ゲイル『ね〜〜ベルちゃん♪』

ガイス「(兄貴…きもいぞ…)」

ファル『あの…盛り上がっているところに申し訳ないのですが…』

ガイス「なんだ?ファル」

レヴィア『どうしたのだ?ファルとやら』

ファル『いえ、大したことでは無いのですが、レヴィア。あなたは我々の敵では無いのですか?何故和気藹々と話しているのでしょうか?理解不能な行動です』

……………………………Σ( ̄△ ̄!!!

ファルを除いた一同はすっかり忘れていた…ほとんど今の状況だとレヴィアは仲間と思われても全く違和感が無かった(笑

ガイス「そ、そうだった!!まだ戦いの途中じゃん!!」

レヴィア『しまった!!同士よすまん…我が任の為死んでくれ!!これも同士としての情けだ!!』

ガイス「死ぬか!!手抜くなよ!!レヴィア!!」

レヴィア『当たり前だ!!』

ガイス「よし、実戦テストってことで『アークエンジェル』最大稼働!!行くぞ!!」

フッ…ズガガガガガ!!!!

『レイダー』が視界から消え、『M・FINAL』をどんどん斬り刻んでいく…

レヴィア『ぐぉ!!まさかこれほどの速度とは…!!とんだ厄介者だな!!』

ガイス「喰らえ!!ブレード最大レンジ!!」

ヴヴゥゥゥン!!!

ガイスの左腕に装備されているブレードがAC以上の長さとなる(超高速度で移動中の為、全員には見えていないが)

ガイス「終わりだ!!」

ザシュゥゥ!!!

レヴィアの乗っている『M・FINAL』を縦真っ二つに斬り裂いてしまった…しかしまだガイスの攻撃は続く

ガイス「うらららららら!!!」

ザザザザザザシュ!!

後ろへ倒れ込もうとする『M・FINAL』にブレードで両腕、コックピット周り、脚部、頭部、動力部を全てバラバラにした

ガイス「ファル!!KARASAWAMk,Uを二つともとレヴィアが乗ってきたカプセルを回収!!」

ファル『了解、ワープさせます』

レヴィア『同士よ…なかなかやるな…』

レイン『えぇ!?生きてる!?』

ガイス「あぁ、コックピットは斬ってないからさ。さて…悪いけど大人しく捕虜になって貰うぜ」

レヴィア『仕方ない…自爆だ!!』

キュゥゥン!!プシュゥゥゥ…

一瞬ENが貯まるがすぐに音を立て動かなくなる

レヴィア『なぜだ!?くそコンピューター!!』

ガイス「無駄無駄、動力部も斬り裂いて自爆出来ないようにしたから」

レヴィア『くそ…』

ゲイル『ファル、ここにいる全員を『ファル・スティズ』内部へ』

ファル『了解、ワープします』

ビュォン!!

レヴィア『てか貴様!!私のKARASAWAMk,Uをパクるつもりだな!?』

ガイス「あ、ばれた?同士が使うんだ、快く俺にくれよ」

レヴィア『く、くそ〜〜〜!!!』

レヴィアの嘆きが響く中…一同『ファル・スティズ』の中へと移動…

 

−『新発展地区』セントラル 本部−

ガイス「……………というわけで捕虜としてレヴィアと名乗る男を拘束し、連れてきました」

レヴィア「くそ!!この私がとんだドジを踏んだな…」

マリナス「ご苦労様です。カプセルですがこちらの解析班に回し、この者には拘束し色々情報を吐いて頂きます。よろしいですね?」

ガイス「はい、お願いします。それで…キミが『レイヤード』代表?」

???「えぇ、初めまして、マリナスさん。私はユイ・アルスター。久しぶりねガイスさん、アルマ」

ガイス「あぁ、レイヴンズスクール以来だな」

マリナス「ほぅ…3人は学友ですか…」

ガイス「あ…」

マリナス「…さて、それはさておき。早速話を致しましょうか。ガイス代表、アルマさん。席を外して下さい」

ガイス「了解、『ファル・スティズ』にて待機しています」

マリナス「分かりました」

 

−『ファル・スティズ』AC格納庫−

ガチャガチャガチャ…

何か金属物を外し分解し、バラバラにしている音が聞こえた

ザングース「あ、ガイス君お帰り〜〜♪」

ガイス「うぉわ!!ザングースお前何やってんだよ!?」

ザングースの周りには『元』『M・FINAL』の残骸が散らばっていた…バラバラのパーツを更にバラバラにザングースは分解していた

ザングース「分解して調べたんだけど、このAC結構すごいよ。僕たちが使っているようなACより高性能だよ」

ガイス「へぇ〜〜、そうか。奴らの方が化学が進んでるんだな」

ザングース「だね、KARASAWAも分解して色々解析してみたよ〜」

ガイス「の〜〜〜!!!!!俺のMk,U〜〜〜〜!!!」

見るも無惨な姿だった…そこには多分KARASAWAMk,UのパーツであろうモノがACとは別の場所に置かれていた

アルマ「あ〜ぁ」

ガイス「うぅ…いいパーツだったのに…KARASAWAMk,U…これからチューニングして威力上げようと思ってたのに…」

ザングース「あ、大丈夫大丈夫。ちゃんと組み直すから。銃のオーバーホールだと思えばいいんじゃない?」

ガイス「車じゃないんだ!!うぅ…俺のMk,U…」

ザングース「だいじょぶ、後でまた組み立てておくよ」

ガイス「出来るのか!?それを早く言えよ〜」

ザングース「だいじょぶだいじょぶ、任せておいて♪」

ガイス「よし、まかせた!!けど組み立て途中に変な改造するなよ…?」

ザングース「い、いやだなぁ〜そんなことしないよぉ〜。ね、片方頂戴♪」

改造しようとしていたらしい(笑

ガイス「ダメだ!!あれは俺が使うんだ!!」

ザングース「ケチだなぁガイス君」

ガイス「…しゃぁないな〜、パーツ作成室で同じの作ってやるよ。このMk,Uを解析して同じのを作るから」

ザングース「ありがとう!!」

ガイス「ど〜いたしまして」

アルマ「あ、私も欲しい」

ガイス「OKOK」

レイン「私も欲しい〜〜〜」

レインは自分のAC『フォアMk,U』を調節していた

ガイス「レインもか!?はぁ…パーツ作成室全部使わなきゃ…」

レイン「細かいことは気にしない気にしない」

ザングース「はい、KARASAWAMk,U組み立てたよ♪」

ガイス「はや!!」

確かにKARASAWAMk,Uは元通りに戻っていた

ガイス「どれどれ…ちゃんと治ってるか試射してみるかな」

ドン!!スタッ…

ガイスがACに乗る

ガイス「近くにいい的が無いから…やっぱ空か」

バシュゥゥン!!

確かに変わらない弾速と青い閃光であった

ガイス「OKだな、サンキューザングース」

ザングース「へっへ〜ん♪(治っててよかった…)」

実はバラすのは得意なザングースだがバラした後再度組み立てる事はやったことが無く結構危険だったみたいだ

ガイス「それじゃ、一旦家に帰るか…ファル!!格納庫へ向かってくれ!!」

ファル『了解、出発します』

ギュィィ…ゴォォォォォ!!

 

−ガイス宅 パーツ作成室−

ガイス「あ、ごめん。先に俺のMk,Uを調節させてもらっていいか?あんまり時間は掛からないからさ」

レイン「いいよ〜」

アルマ「分かった」

ザングース「りょ〜かい」

ガイス「サンキュ、じゃぁ3人はリビングで待っててくれ」

3人『は〜い』

ガイス「よし…んじゃ始めっか」

カタカタカタカタカタ…

『パーツデータ摘出完了…パーツチューン…威力アップ…消費EN減少…重量を上げず…リロード時間短縮…了解』

ガイス「これのメインデータをPCに記憶しておいてくれ」

『了解、リミッターが存在します。解除しますか?』

ガイス「リミッターか…解除するとどんな効力がある?」

『効力…EN弾の超大化、攻撃力の超大化、消費ENの増量、リロードの遅延化、発射時発熱量増大、以上です。二つとものウェポンパーツに存在します』

ガイス「OK、それじゃリミッターはAC搭乗最中に別操作で一時的に解除出来るように改造してくれ。メインデータには必ずリミッターを付けてくれ」

『了解、パーツ完成時間13分後…』

ガイス「OKだ、作成完了後AC『レイダー』の両手に装備、終わったらさっき渡したKARASAWAMk,Uのデータを元に同じ物を作ってくれ」

『了解』

 

−『ファル・スティズ』コックピット−

翌日…

ガイス「ふわぁぁぁ〜〜…眠みぃ…」

レイン「あ〜〜ぁぁぁぁ…ホントにねぇ…」

ガイス「しかも…星は見えねぇし…光の糸になって消えていくよ…」

レイン「だねぇ〜…きれいだけど暇ぁ〜…」

現在『ファル・スティズ』は光速を超え、宇宙を航行中である

事の発端である出来事…時間を遡ること半日前…

マリナス『レヴィアが吐きました、この者が住んでいたのは『地球』だそうです』

ガイス「そうですか…マリナスさん。いや元『グローバルコーテックス』の社長さん。『例』の口止めされている件の話をここにいる全員に話します…だから俺を殺さないで下さいね?」

マリナス『仕方ないですね…良いでしょう…どうせ『兵器』はもう破壊してあり隠す必要がありませんからね…』

ガイス「ありがとうございます、明朝『ファル・スティズ』にて地球に向かいます。マリナスさんとユイさん。『レイヤード』か『新発展地区』に全住民を集め奴らからの進撃に気を付けて下さい」

マリナス『了解しました、それではご武運を祈ります』

ブツゥン…

レイン「どういうこと?」

ゲイル「私も知らぬ事か?」

アルマ「なんなの?」

ザングース「なになに?話って?」

ガイス「だぁ〜〜〜!!いきなりみんなで喋りかけんな!!わかんねぇだろ!!ちゃんと説明するから大人しく聞けよ!!」

そしてガイスは過去にマリナス(元グローバル社長)に聞かされた兵器に関しての事…全員の体の中にナノマシンがなぜかいること…全てを話した

ゲイル「なるほど…ナノマシンを口止めとして使うとは…」

レイン「確かにそれじゃ言えないね…『隠し事するな〜〜!!』って怒ろうと思ったのに…」

ガイス「しゃぁないだろ?まぁそれは良いとして『地球』に住んでいる奴らが何でACをこの星に投下してきたかが本題だろ?まぁ分かるだろうけど」

ベル「ベルわかんな〜い」

レイン「私も…」

ゲイル「まぁ何となくは分かるな…」

ザングース「あいつらと僕たちはかなり似た人種だもんね」

アルマ「え?私も分かんないよ…」

ガイス「じゃぁ話すな、まぁ憶測の領域だけどな…ここゾグルデは俺が破壊した『兵器』を隠しておいた人工の星だ。兵器を中心に周りを外殻で包み込んだな」

レイン「それで?」

ガイス「もしも全く別の星の奴らが何らかの形で兵器の存在を知ったとするだろ?確実にその兵器を手に入れたがるだろ?だからこの人工の星に地球人を移住させここで暮らし始めたんだ。人が住んでいると分かればさすがにすぐには攻撃しないだろうと考えたんだろうな…実際の所兵器がどんな攻撃方法をするかも分からないただ『強力な兵器』を守る人々が住んでいたらさすがにどんな奴らも来ないさ」

ベル「それで〜?」

ガイス「その地球人達は多分俺たちの祖先にあたるんだ、多分ここで暮らしを始めてからその内だんだんとこの星に眠る『兵器』の存在を忘れ普通に暮らしてきたのだと思うんだ。ごく少数の人達にはずっと受け継がれていたようだけどな。しかし何千年も立って急に『兵器』が破壊され、しかも発動による大破じゃない。ただ壊されただけなんだ。だからこの星に住んでいる人間に対して制裁に来たんだと思う」

アルマ「制裁?」

ガイス「元々は『兵器』を守る為に俺らの祖先はここで暮らし始めたんだぜ?なのにそれが何千年もの間平和に発動することもなく攻撃を受け破壊されたのでも無いのに、急に破壊された。その任務に就いていた奴らに制裁…というか罰を与える為に来たんだと思う」

ゲイル「制裁だな…任務があることも忘れ呑気にこの星で暮らし、兵器を破壊された…しかも当の本人達は地上で呑気に発展と遂げていた…それが頭に来たんだろう」

ザングース「だから、『中央地区』を占拠し『ゾグルデ人』同士で撃ち合い、数を減らしたところへ大群を降らし一気に殲滅する手筈だったんだろうね」

ガイス「あぁ、レイン、アルマ、ベル。分かったか?」

レイン「ん〜〜、何となく…」

アルマ「ばっちり」

ベル「………」

ガイス「ベル?」

グルグルグル

頭の上で???が旋回を続ける(笑

ベル「…分かんないぃ〜〜」

ゲイル「まぁ簡単に言うと、私たちをみんな殺そうとしている人達がいるって事だよ」

!ピコーン♪

ベルの頭の上で???が!に変わった(笑

ベル「分かった!!その人達倒せばいいんだね?」

ガイス「そゆこと」

ジジッ…

急にリビングの電話の画面が付く

マリナス『あぁ、そうそう言い忘れてました』

ガイス「なんです?」

マリナス『私たちの体内にあるというナノマシンですが体に完全に無害でナノマシンは自分で自爆するどころかどこかを破壊することも出来ません。昔の話は嘘です。ごめんなさいね』

ブツゥン…

ガイス「くそ…一本取られた…嘘だったとは〜…」

ゲイル「やられた…な?」

レイン「そりゃそうかも〜ナノサイズの機械が自爆なんて出来る訳無いよね〜」

ガイス「よく考えたらそうだなぁ…まぁいいか。事なきを得たんだし。さて話もすんだし…地球に行くメンバーを決めねぇとな」

アップルボーイ「僕も行きたいです!!」

一同『え!?いつからそこに!?』

アップルボーイ「い、いやだなぁ〜、カプセル回収の時からいたじゃないですか〜」

ガイス「…いたか?」

ゲイル「…どこに?」

レイン「さぁ…」

アルマ「こんな人いたっけ?」

ザングース「う〜ん…」

ポム

ベルがアップルボーイの肩の上に手を置く(通称肩ポム♪

ベル「ごめ〜んなさ〜い♪気付かなかったよ♪」

アップルボーイ「………………(泣&ショック&寂」

ガイス「ま、まぁOK!!一緒に地球へ行こうぜ!!アップルボーイ!!」

アップルボーイ「は、はい!!」

ゲイル「別にここの全員で行けば良いのではないか?」

ガイス「兄貴のアホ…ゾグルデの守備どうすんの?ここの数人は留守番しないとダメだろ」

ゲイル「そうだな…致し方ない…私が残ろう」

ガイス「そうか、それじゃ俺、レイン、ベル、アップルボーイで行くか」

アルマ「私とザングースは?」

ガイス「悪いけど、ザングースは『中央地区』代表のポジションに位置する。けど代表に護衛がいないのは多少まずいからアルマがACでザングースの護衛をやってくれ」

ザングース「そうかぁ〜…仕方ないね。ありがと、心配してくれてるんだね?」

ガイス「え?」

ガイスに動揺の色が出る

ザングース「だって僕たちの身を案じての事でしょ?それに…ゾグルデに投下されたACは全てAI…動きも攻撃方法もアリーナのBぐらいの腕の奴らに僕は負けている…だから向こうへ行ってもどうせやられちゃうから残したんでしょ?せめてAランクに対等に渡り合えないと…奴らとの決戦はまずつらい…」

ガイス「…はぁ〜、はっきり言うなよなぁ〜。あぁ…あいつらにやられていた時点で戦闘参加は無理だなぁって思ってたんだよ…ごめんな。アルマ、ザングース」

アルマ「私は?はっきり言って!?」

ガイス「アルマは…一回森林で戦ったろ?あの時の戦闘パターンが1パターンだからさ…ロケットを撃ち込みACが硬直している間にブレードで攻撃…遠距離はスナイパーライフルしか撃たない…」

アルマ「はぁ…しっかり見てるね…分かった」

ゲイル「私はどうなんだ?」

ガイス「俺を除くと兄貴が最強だからだ。俺も兄貴には未だに勝てるかどうかわかんねぇし…だからそういう人が一人ぐらいゾグルデに残った方がいいだろ?」

ゲイル「ふむ…そうだな…了解した…」

ガイス「それじゃ、あと数人適当に引っこ抜いて行くか…マリナスさんには連絡入れておく。みんなは寝てていいよ」

一同『おやすみ〜』

ガイス「あ、マリナスさん。ガイス・ルシフェルです。地球へ行くメンバーなんですが…」

 

−『ファル・スティズ』コックピット−

こういう経緯でガイス達は『ファル・スティズ』に乗り込み、地球へと向かっていた

ガイス「ファル〜〜…あとどれぐらい?」

ファル「到着予定時間は約1ヶ月後です」

ガイス「なげぇ…」

レイン「仕方ないよ、これでもOB使って最大速で航行中なんだよ?」

ガイス「OKOK〜、エネルギー切れる前にOB解除しておけよファル」

ファル「了解しました、コックピットにずっといるのもつまらないでしょう。オートパイロットモードへ移行しますのでゆっくりお休み下さい」

レイン「分かった〜」

ガイス「了解〜、んじゃ部屋に行くか〜」

レイン「お〜〜」

ガイスの後にレインが続き、部屋へと向かう

 

 

−MISSION7 END−

 

−あ〜と〜が〜き〜♪−

ども!!朱雀です、MISSION7で出てくる『レヴィア』…はい、俺が始めてSSと書いた時の主役です。なんとな〜く「出してみよっかな〜」と思い出してみましたw

作中に出てくる『カプセル』と『KARASAWAMk,U』

カプセルはAC2のオープニングムービーに出てくる3機の降下したACのカプセルを使わせて頂きました

『KARASAWAMk,U』これは同じくAC2のKARASAWAです。俺朱雀はAC2のKARASAWAがAC3、AC3SL、ACNX、ACFF(PSP)より好きです♪

ただゲームとは違い強力なリミッターが付いており解除するとすごいことになります。次作で多分出るんでお楽しみに〜。朱雀でした〜
作者:朱雀さん