サイドストーリー

MISSION8 VS.『Earth』
−『ファル・スティズ』 ACアリーナ−

『ファル・スティズ』で航行を開始してから半月…『ファル・スティズ』内部のACアリーナではあることが行われていた

ガイス「よし、じゃぁ混戦時の状況の事を考え全AC同士の対戦を行う。自分以外は全部敵だと思い攻撃、行動するように。チームを組んだりしないこと、あくまで周りのみんなは敵だ。いいか?」

一同『了解』

ガイス「それじゃ…スタート!!」

ドゴォォン!!バシュゥゥン!!ドルルルルルル!!!

全ACが一斉に攻撃し始める

ACアリーナにいるACは全部で8機。ガイス、レイン、ベル、アップルボーイ、イーグル、ロイヤルミスト、エクレール、エースの8機である。

元々Aランクの常連であったガイス、レイン、ベル、エース、イーグルは勿論の事、他のアップルボーイ、ロイヤルミスト、エクレールは5年の間にかなりの成長を見せ今やAランク並みのACさばきになっていた

特にアップルボーイはまだ3地区での紛争が起こる前のアリーナ戦では、突如何かが覚醒したかの如く、急激に成長を始めた。どうやら彼も強化人間になったらしい

エクレールとロイヤルミストに至っては全く強化人間では無いのにAランク並みの働きを見せていた

ドゴォォン!!

エース『くそ…AP0…やられたな…』

最初にエースがイーグルにやられた

アップルボーイ『終わりです!!』

バシュゥゥン!!ザザシュ!!

ベル『きゃぁ!!ぶぅぅ〜…負けちゃったよぅ…』

アップルボーイがベルを撃破

レイン『あぁベル!?アップルボーイ〜!!』

ザシュゥン!!

アップルボーイがブレードでレインのACのブースターを破壊する

レイン『うわ!?』

ガイス「レイン!!」

レイン『ガイス!!助けて!!』

ガイス「ごめん!!」

バシュゥゥン!!

ガイスのKARASAWAMk,Uが『フォアMk,U』に向けて発砲する

レイン『うわ!!ガイス〜!!』

反撃しようとするがAPが0になっておりACが動かない

ガイス「あぶねぇあぶねぇ…あとは…俺と、アップルボーイ、イーグルにカノンドライブとエクレールだな…」

ザシュザシュ!!

エクレール『よし!!私の勝ちよ!!』

ロイヤルミストをブレードでしとめる

ロイヤルミスト『くそ!!』

イーグル『さてと…行くぞ!!ガイス!!』

ガイス「俺かぃ!!来い!!」

ギュィィ…ドゴォォ!!

ギュォォン!!

イーグルはOBで、ガイスは『アークエンジェル』を稼働させ、接近する

ガイス「さて『ファル・スティズ』で更に強化した『アークエンジェル』の力を見ろ!!喰らえホーミングレーザー!!」

バシュシュシュ!!

『アークエンジェル』の8枚ある翼の先端からレーザーが発射された

イーグル『ふん、このぐらい回避出来ないとで…!?』

シュィィ…キュン!!キュン!!

イーグルの機体『バード』が回避行動を取るがレーザーが曲がり再び自機に向かってくる

イーグル『なんだこれは!?』

ガイス「ふっふ〜ん、ホーミング機能搭載型レーザー砲だ。レーザーはかなり長い間ロックオンした敵を追いかけるぜ?」

イーグル『ふん!!かわし続けてやるさ!!』

ヴゥン…ザシュッ!!

ブレードで『レイダー』が『バード』の脚部を斬り裂く

ガイス「はい、レーザーに集中しすぎ。俺の動きも見てねぇとな?」

イーグル『くそ…!!投降する…』

バード『うぉら!!ガイス!!てめぇ少しは手加減しろ!!』

ガイス「やなこった、手加減したら逆にやられちまうよ」

ズバァッ!!ドドォン!!

アップルボーイがブレードでエクレールの腕武器のデュアルブレードを破壊する

エクレール『きゃぁ!!くぅぅ〜負けちゃった…』

アップルボーイ『さて!!あとはガイスさんだけですよ!!』

ガイス「俺の他の強豪達を倒すとはかなりやるようになったな!!アップルボーイ!!」

アップルボーイ『これでも北地区代表ですから〜!!』

ガイス「けど俺に勝つのはまだ無理だな…『アークエンジェル』パージ『レイダー』ノーマル戦闘モードへ移行」

ガシュッ…バシュン…ドォン!!

翼をたたみ『アークエンジェル』をパージする

アップルボーイ『なめてもらっては困りますね!!』

ガイス「いや、ここは一つ同期のパイロットとして対等な条件で戦わないとな」

アップルボーイ『対等ですか…いいですね(いや…僕とガイスさんのACの性能差がかなりありますけど…)』

ピタッ………

2機のACが動きを止める

ガイス「………」

アップルボーイ『………』

ギュィィ…ドゴォォ!!ザシュゥン!!

2機ともOBをし、そのまま交差する。辺りにはブレードが確実にHitした音が響いた

アップルボーイ『ってて…負けました…くそ…まだまだだな…てかブレードなんて持ってましたっけ?両手には銃を持っているし…』

ガイス「ふっふ〜ん、これを見てみ〜?」

ヴゥン…

左腕に装備してあるKARASAWAMk,Uの下部から青色のENブレードが伸びてきた

アップルボーイ『それは?』

ガイス「いやぁ〜、KARASAWAをパージするのも勿体ないし。このままだと接近戦が出来ないからブレードをこの長いKARASAWAの下部にブレード口を埋め込んだのさ」

アップルボーイ『はぁ〜〜…すごい発想ですね、やられました…』

ガイス「さて…訓練終了〜。各自格納庫で破損箇所を直してくれ」

AC格納庫には一つずつにAC修復用メンテナンスロボットが存在し、破損したACを修復してくれる

ガイス「それじゃ、俺はここでちょび失礼」

レイン『どこへ行くの?』

ガイス「ん〜?『アークエンジェル』がホントに宇宙で使えるかの実戦だ。理論上では可能だけど実際に試したことがないからな」

レイン『OK〜、じゃぁこっちは各自でAC修復しておくよ』

ガイス「よろ〜、じゃぁファル、停止後『ファル・スティズ』微速前進、俺が着いたら後部ハッチを開放してくれ」

ファル『了解、『ファル・スティズ』停止後微速前進』

ドゴォォォォォ!!!

『ファル・スティズ』バックブースターを使い停止、そして今度は微速前進で航行を開始する



−『ファル・スティズ』後部ハッチ−

ガイス「それじゃ開けてくれ」

ファル『了解、後部ハッチ開放』

ゴォンゴォンゴォン…

後部のハッチが轟音と響かせながら開く

ガイス「それじゃ行きますか〜」

ギュォォン!!

『アークエンジェル』のスラスターをフル活動させ機体を制御する

ガイス「よし、想定通り。さて残りはEN弾とか実弾って宇宙ではどんな具合で飛んでいくかな?」

ババシュゥゥン!!

ガイス「うぉわ!!なんだ!?」

KARASAWAMk,Uを撃った後、急に『レイダー』がゆっくりと縦回転を始める

ファル『ガイス、『レイダー』には機体制御ブースターは付いていないのですか?』

ギュォォ!!バシュゥゥ…

『アークエンジェル』で立て直し、静止する

ガイス「目ぇ回った…機体制御ブースター?なんだそれ」

ファル『地上では脚部が地面に接地しているため特にそのような物は必要無いのですが、宇宙では銃や武装を使った後の反動を殺す物が無いため今のようにぐるぐると回ってしまう事になります』

ガイス「え〜っと…つまり?」

ファル『つまり、KARASAWAMk,Uはまだ衝撃が少ないEN銃ですが、ロケットやグレネードなどの実弾キャノン…反動が強すぎるため無反動にするため機体に制御用ブースターを新たに取り付けるか、もしくはキャノン等に無反動機能を取り付ければ回転はしないので大丈夫です』

ガイス「了解、はぁ…めんどくさいな…宇宙って…」

ファル『当然です。それが出来なければ宇宙ではかなりのハンデを負うことになります』

ガイス「りょ〜かい…はぁ…ファル、みんな用に宇宙用機体制御用ブースターユニットを作ってくれ。ACに直接脱着可能なやつをな」

ファル『了解』

ガイス「さて帰るか…」

ピーピーピー!!

ガイス「何だ!?」

ファル『AC反応、前方3機確認』

遠くからこちらに銀色のカプセルが飛んでくる

レイン『ガイス!!今から私が『ファル・スティズ』で攻撃するから帰還して!!』

ガイス「大丈夫だ、俺がやってみる。『アークエンジェル』の初の宇宙戦だ」

レイン『まだうまくいってないんでしょ!?』

ガイス「だいじょ〜ぶ、任せろ!!」

ドゴォォ!!バシュゥン!!

カプセル内からACが出てきた

敵A『貴様!!なんの用でこの宙域まで来た!?』

ガイス「なんの用?それはあんたらの方がよく分かっているんじゃないか?」

敵A『ふん、いい気になりおって…殺してやる!!』

ガイス「あいにくと俺はまだ死ねない!!」

シュィィ!!ギュォォン!!

ブーストを吹かし距離を詰める

敵一同『死ね!!』

ドゴドゴドゴォォン!!

3機ともグレネードを撃ってきて更に距離を詰める

ガイス「この距離では当たんねぇぜ、この『レイダー』をなめてもらっちゃ困るぜ!!」

ギュォォン!!

『アークエンジェル』のスラスターで回避し、KARASAWAMk,Uを2丁とも構える

敵C『KARASAWAか!!当たっても1撃では倒せんぞ!!』

ガイス「リミッター解除。目標敵AC」

ギュィィィ…!!

KARASAWAMk,UがENチャージを開始する

ガイス「チャージ完了!!喰らえ!!」

バシュゥゥゥゥ!!!

その青いEN弾はとてもKARASAWAから発射されたとは思えないほどの大きさであった、確実にACの大きさを凌駕していた…

敵一同『うわぁぁぁ〜〜!!!』

ドゴドゴォォォン!!!

一撃でAC2機が破壊された。その強大なEN弾によって…破壊では無く『消滅』した

ACが消滅した場所ではプラズマ現象の如く、バチバチとプラズマが迸っていた…

敵B『う…うわ…うわぁぁぁぁぁ〜〜〜!!!!!』

あまりの出来事になんとか生き残った敵が逃げ出す

ガイス「うわぁぁぁぁ〜〜〜!!目が回る〜〜〜!!」

『レイダー』はとてつもない反動でかなりの速度でぐるぐると縦回転していた

敵B『こちら探索隊、地球防衛局!!応答せよ!!敵は強すぎる、化け物だ!!助けてくれ!!防衛局!!』

ガイス「くそ!!奴め!!連絡をこれ以上取らせるか!!リミッター解除!!」

バシュゥゥゥ!!!ドゴォォン!!

縦回転しながらも正確に敵を撃ち抜き、敵を撃破する

ガイス「うわぁぁぁ〜〜!!加速しやがった!!誰か止めてくれ〜!!」

先ほどの反動で更に回転速度が上がる

ファル『了解、ワープ起動AC『レイダー』確認、ポイントAC格納庫』

ヒュゴッ!!ドドォォン!!

ワープ機能を使い『レイダー』をAC格納庫へワープさせる。ガイスは機体を制御出来てなかったので豪快な音を立て床にぶつかる

ガイス「いってぇ〜〜!!目ぇ回った!!」

レイン『大丈夫!?』

ガイス「なんとか〜…いってぇ…くそ…これはマジでACかKARASAWAに制御ブースター付けないとダメだな…」

ベル「パパーだいじょーぶ?」

ガイス「あぁ大丈夫だ、機体直し終わったか?」

ベル「うん、今作業中だけど直ってるよ〜」

ガイス「OKOK、さて…ホーミングレーザーの調整でもするか。多少ズレがあったしな…」

イーグル「どこにあったんだ?確実に俺のACに全弾命中していただろう」

ガイス「いんや…全然ダメだ、だって本当なら全武装破壊するはずだったんだけどAC本体に当たってたからさ〜」

イーグル「…」

バード『むかつく〜!!この野郎!!』

ガイス「まま、落ち着けってバード。ほらコーヒーでも飲んでさ」

手には何も持っていないがコーヒーを渡すふりをする

バード『おぉ、気が利くな…ってAIの俺が飲めるかっ!!』

ビシッ!!ガツン!!

ACの手でツッコミをしたら隣の『フォアMkU』にぶつかってしまった(笑

フォア『いってぇ!!俺にツッコミするなよ!!』

バード『うるせぇ!!破壊されたくなかったらてめぇは黙ってろ!!』

ガイス「はぁ…お前と話してるとなんか疲れんなぁ…」

バード『こっちのセリフだボケ!!』

ガイス「それはほっといて今頃ゾグルデであいつら何やってんのかなぁ?」

バード『放置するな!!』

ガイス「大丈夫大丈夫、覚えてたらそのうちまた話すよ」

バード『しばらく放置かぃ!!』

ガイス「大丈夫だ、多分数年後には思い出すから」

バード『思い出すのに年単位掛かるのか!?結局しばらく放置じゃねぇか!!』

人間VS.ACの漫才が始まりみんなは(イーグルは慣れてるらしく呆れ顔)はクスクスと苦笑している



−『惑星ゾグルデ』新発展地区西部 ガイス宅−

ガイス達が出発してから半月…ザングースとアルマはガイスの家で『新発展地区』での生活を送っていた

ガチャガチャガチャ…

AC格納庫では何かの機械をいじる音に紛れて『彼』の鼻歌が聞こえた

ザングース「ふんふんふふ〜〜ん♪ふんふんふふ〜ん♪」

アルマ「あ〜、やっぱりここにいた。まだあのACバラしてるの?」

そこには…『一応』ACのパーツであろうものが床一面に散らばっていた。ザングースは今コアを分解している。ちなみにACとは『M・FINAL』である、地球側のレイヴン『レヴィア』の搭乗ACであったものだ

ザングース「あ、アルマちゃん。いや〜地球のAC構造ってすごいんだよ。僕たちのACよりエネルギーの供給力が高くてACの機動力も高いんだ。すごいねぇ〜、この構造を使えればみんなのACも機動力とか色々上がるよ〜」

アルマ「はぁ…まぁいいわよ…気が済むまでやってなさいな…」

ザングース「ありがとアルマちゃん♪…ん?なんだろうこのオプションパーツ…」

ガチャッ…

ACのオプションパーツ取り付け用のポイントを見て気付く

アルマ「見たことないね、地球にしか無い物かな?どんな効果があるんだろう?」

ザングース「ちょっと待ってね」

タッタッタッタッタッ…ガチャッ…カタカタカタカタ…

オプションパーツを解析するためコンピューターに繋ぎ中身を確認する

ザングース「これは!!そんなマジで!?」

アルマ「どうしたの?」

ザングース「これ…『OP-INTENSIFY』だ…ACに取り付けるタイプの…」

アルマ「すご〜い!!ね、これって量産出来ないかな?」

ザングース「う〜〜ん…普通の構造と全く違うから無理かも…あ!!ここのパーツ作成室なら出来るかも!!」

アルマ「やったぁ!!早速やってみよう!!」

ザングース「うんやろうやろう!!」



−ガイス宅 パーツ作成室−

カタカタカタ…

ザングースがコンピューターにデータを入力する

コンピューター『了解しました、オプションパーツ『OP-INTENSIFY』のコピー品作成します。完成予想時間約1時間20分後』

ザングース「OK〜」

アルマ「できあがり楽しみ〜♪」



−ガイス宅 ACトレーニングルーム−

2時間後…トレーニングルームにはMTは無く、重量2脚ACとフロートタイプのACがあった。2機とも肩にはキャノンが装備されていた

ザングース「よ〜し!!トレーニングするよアルマちゃん!!」

アルマ『りょ〜かい!!いつでも来なさい!!』

シュィィィ!!

2機ともブースターを吹かし移動を始める

アルマ『きゃっ!!ブースターの出力が上がってる…しかもエネルギー消費がそれでいて下がってる!!なにこれ〜すごいんだけど〜♪』

ザングース「キャノンはどうかな?」

ガシュン…ドゴォォン!!

ザングースの2脚ACが構え無しでキャノンを発射した

ザングース「すっご〜〜〜い!!」

ブゥン…バシュゥン!!

アルマ『すごいすご〜い♪光波も出るよ』

二人は浮かれそこら中に移動したり、キャノンをぶっ放したりしていた

ザングース「よし!!これならここを僕たちでも守れる!!やったね♪」

アルマ『そうだね〜、いよっし!!がんばるよ〜』



−戦艦『ファル・スティズ』 コックピット−

惑星ゾグルデを離れて25日…『ファル・スティズ』の中に警告音が鳴り響いた

ガイス「待たせた!!ファル一体なんだ?」

ファル「敵戦艦を3艦確認しました」

ガイス「OK、みんな聞いてくれ!!敵の戦艦が現れた、全部で3艦。ベルはコックピットから『ファル・スティズ』で攻撃、他のみんなは制御ブースターを取り付けACで応戦してくれ!!いいな!!」

ベル『パパ〜ベルはなんでACじゃないの?』

ガイス「お前のACは接近ばっかりだろ?あれだけでかい戦艦相手だと射撃系の方が有利だ、エクレールもなるべく射撃を重視してくれ!!」

ベル『ぶ〜…』

エクレール『了解!!』

ガイス「それじゃ各自準備ができ次第攻撃開始!!」



−『ファル・スティズ』 AC格納庫−

ガイス「よし!!制御ブースターセット完了、行くぞ!!」

ギュォォン!!

既に他のレイヴン達は外に出ていて戦闘が開始されていた

ガイス「わり待たせた!!」

レイン『遅い!!今みんなでそれぞれ戦艦攻撃してるよ』

その戦艦は確かにでかくはあったが『ファル・スティズ』の大きさには勝てていなかった

ガイス「ふぅ〜ん…あれが地球側の戦艦か…ま、撃沈させるかな〜」

ギュォォン!!

『アークエンジェル』をフル稼働させ、敵戦艦に近づく

敵艦長A「なんだ?あの閃光は…」

『アークエンジェル』を装備する『レイダー』の通り道には青い光の筋が残っていた。かつてガイス宅のトレーニングルームで言っていた『アークエンジェル』から構造上出てしまうあの光…

ギュォォォン!!

ガイス「恨みは無いんだけど…ごめん…リミッター解除」

一番近くにいた敵戦艦の艦橋へ一気に近づき、KARASAWAMk.Uを構える

敵艦長A「蒼き…閃光…」

バシュゥゥン!!ドゴォォン!!ドゴォォン!!ドゴォォドゴォォ!!

リミッター解除をしたKARASAWAMk.Uを放ち、敵戦艦を一撃のもとに撃破する…さすがに1撃で倒す事は出来たが、これだけの質量の物を全て消滅させることは不可能だった…しかし沈み逝く戦艦は色々な場所で連鎖的に爆発を起こしていた

ガイス「ん、これで残り2艦」

レイン『よ〜〜し!!私もこの新しく作った『ヴォルテック・ブラスト』でやっつけちゃうよ〜!!』

レインの新武装『ヴォルテック・ブラスト』、前回の『ガラン・クオリティ』より数段強化、小型化したEN銃である(詳細は後書きに書きます)

ギュィィィィ…!!

エネルギーのチャージを開始する

レイン『チャージ完了!!行くよ!!『ヴォルテック・ブラスト』!!』

バシュゥゥゥン!!!

これもまたあのガンから発射されたとは思えないほどの大きさであった…紅いEN弾が敵戦艦を襲う…

ドゴドゴドゴォォォン!!!

下部の武装類は全て吹き飛び、外部装甲も既に役割を果たしていない…既に紙切れのように引き裂かれ、ちぎれ…そして場所によっては既に破壊され外部装甲が無い所もあった

レイン『第2射!!』

フォア『発射!!』

バシュゥゥン!!ドゴォォン!!ドゴォドゴォ!!

レイン『これで残り1艦だよ!!』

敵艦長C『くそ!!戦線を離脱する!!撤退だ!!』

ガイス「逃がすか!!」

ドゴォォォォ!!!

ガイスが逃げ出した戦艦を追うが『アークエンジェル』を使っても追いつけず逃がしてしまう…

ガイス「全員帰還!!『ファル・スティズ』で追うぞ!!」

一同『了解!!』

イーグル『くそ…この『リニアグレネード』の威力を試せなかった…くそ…』

エクレール『私も『JPN/SWORD改』が試せなかったよ…あ〜ぁ…』

ロイヤルミスト『俺はこの『ランチャーエクスプロード』使えたから満足だ』

イーグルはグレネードを撃ったが失敗し外し、エクレールは対AC用バルカン砲で接近を拒まれ近づくことが出来ず接近戦が出来なかったが、ロイヤルミストは遠距離からのミサイルでの攻撃で戦艦にぶち当てていた

ガイス「ぐたぐた言ってねぇで早く帰還しろ!!追いてくぞ!!」

エクレール『す、すみません!!』

ロイヤルミスト『すぐ帰還します』

イーグル『はぁ…試したかった…』

10数分後…

ガイス「よし全員乗ったな?レインOB起動!!一気に距離を詰めろ!!」

レイン「りょ〜かい!!」

ギュィィィィ…!!

ガイス「行くぞ!!」

ドゴォォォォォ!!!

OBで逃げていった敵戦艦の方へと急ぐ







−MISSION8 END−



−あぁ〜とがきぃ〜〜!!(何叫−

それでは作中に出てきた武装のデータを書きます♪

新武装

レイン武装

『ヴォルテック・ブラスト』

エネルギーチャージャー『ブラスト・ディス・チャージャー』×2

右腕装備ENガン『ヴォルテック・ブラスト』×1

以前までレインの使用する『フォアMkU』が使っていた『ガラン・クオリティ』の後継武装

『ブラスト・ディス・チャージャー』は以前のエネルギーチャージャーより数段小さくなっている。両肩のエクステンション部分に取り付けるが更にその上から通常のエクステンションを装備することが可能

銃の大きさも以前の物と比べ小型化がされており扱いやすくなっている。しかしそれでいて威力を更に強化しリミッター解除したKARASAWAMk.Uとまではいかないがかなりの攻撃力を誇る

更にエネルギーチャージャーが両肩に付いているため2連発射が可能になっている

イーグル武装

『リニアグレネード』×2

イーグルの装備するグレネード、全作で登場するデュアルグレネードの強化版である

グレネードの弾速の遅さをリニア式することで欠点を解消した。グレネード自体の能力も更に強化してある

この武装はイーグルがゾグルデにいた頃に作った武装

エクレール武装

『JPN/SWORD改』×2

ベルの使用機体『ヘーゼル』にも装備されている『JPN/SWORD改』

威力は販売されているブレードを遙かに凌駕する上に強化人間で無くても光波が出せる様に改造されている物。これのおかげでエクレールは両腕武器のブレードを使わず通常の腕部を装備した。そのためハンガーに他のガンやブレードを装備することも可能になったのでかなり喜んでいた

この武装は『ファル・スティズ』内でガイスがエクレールにと新たに与えた武装

ロイヤルミスト武装

『ランチャーエクスプロード』×4

両腕武器に更に肩に付ける武装を腕部に組み込んだ同時発射可能ミサイルユニット。

通常腕の武装と肩の武装は同時発射が出来ないが腕武器に肩の武装を埋め込むことにより腕武装と肩武装の同時発射を可能にした。肩の武装は打ち上げのみ、ただし腕武器のミサイルの飛び方は異常である

腕武器には魚雷、水平発射、扇形発射、打ち上げ発射、さらにはマルチミサイルまである。おかげでこれを発射されるとかなりのダメージを喰らってしまう

更に更にこのミサイルの構造は形式的に云うと侵入型炸裂弾…ミサイルの先端に信管は無く、代わりにドリルのような物が付いている。そしてACやMT、戦艦などの内部に侵入後停止したら内部でミサイルが爆散する仕組みとなっている。おかげで対戦艦戦でかなりの効果を発揮する。AC戦でもかなりのダメージを与えることが可能

同じくこれも『ファル・スティズ』でガイスが作りロイヤルミストに与えた



はい、ロイヤルミストに与えた『ランチャーエクスプロード』強すぎます…(えぇ〜

実際の所これはガイスかレインに付けようかと最初構造を練っていたんですが、『これはガイス達の武装とは思えない』と思い封印…

けど当初乗り組んだレイヴンはロイヤルミストでは無くカノンドライブにしていた。途中で気が付いたら…「あ…カノンドライブ『Double World To Battle』で死んでたの忘れてた…」(汗

慌てて書き直し、ロイヤルミストに変更。そして「こいつなら『ランチャーエクスプロード』を付けてもいいかな?」と思い封印解除♪装〜着!!(じゃき〜〜ん!!)

さて…だいぶ終盤に近づいてきました。次回の作品、お楽しみあれ♪
作者:朱雀さん