MISSION11 BRAVE
−AC『レイダー』コックピット−
ゴゴゴゴゴゴゴ!!!
ガイスは現在ACでの大気圏突入を始めている。そのためACが全体的に振動している
ガイス「ぐ…!!くそぉ…いうこと聞け!!」
必死に機体制御をしているが、あまりの速度により『アークエンジェル』のスラスターも既にあまり効かなくなっている
ガイス「頼む!!耐えてくれ…!!相棒!!」
ゴゴゴゴゴゴ!!!
−宙域『ファル・スティズ』コックピット−
レイン「よし全員揃ったね〜、んじゃ『地球』に戻るよ」
アップルボーイ「あの、ガイスさんがいませんが?」
レイン「ガイスなら先にACで大気圏突入してるよ」
一同『えぇ!?』
完全にハモッた(笑
レイン「きゃ!!びっくりしたぁ…ガイスなら大丈夫大丈夫!!」
イーグル「確かにガイスだし、機体もかなりの強度を誇るからな…なんとかなるか」
−AC『レイダー』内部−
ガイス「ぐぐ…やべ持たないかも…」
必死に機体制御をしているが既に機体に損傷が出始めてる
ガイス「せめてコアだけでももってくれよ…じゃねぇと死んじまう!!」
ベキベキッ!!バキャッ!!
ついに『ヴィクセン』との戦いで損傷していた右足がもげる
ガイス「やべぇ…」
そして次に左腕がもげ、頭部も爆散する。過度のGによりガイス自身もブラックアウトを起こしそうになっている
ガイス「…くそ…気絶したら…確実に終わる…気絶するか!!」
ゴゴゴゴゴゴ!!
−『ファル・スティズ』コックピット−
こちらも既に大気圏突入をしている。他の地球艦も同じく大気圏突入を開始している
レイン「こんな時になんだけどファル!!」
ファル「なんでしょう?」
レイン「今からガイスを捕捉して!!この重力加速では多分着陸は難しいと思うから」
ファル「了解」
レイン「(ガイス…もう少し耐えててね…)」
−AC『レイダー』内部−
ガイス「よし!!後少しだ!!」
ついに成層圏を抜ける
ガイス「さて…後はどうしたものか…う〜〜ん…」
『レイダー』は右足と左腕、頭部が完全にもげて無くなっており、更にコア、『アークエンジェル』、右腕のパーツもかなり損傷している
ガイス「とりあえず、『アークエンジェル』で近くの艦に拾ってもらいに行くか…」
ギュォォォ!!オオォォン………
最初は勢いよく『アークエンジェル』が稼働したがすぐに止まってしまう
ガイス「くそ!!ダメかよ…あ〜ぁ…どうすっかな…」
諦め半分で地上へと自由落下していく…既に地上までの距離は100000kmまで迫っていた…
ガイス「アイカメラとレーダーでもある頭部無くなったからなぁ…近くに艦があるかすらわかんねぇし…どうすっかな」
???『おいあんた!!何してる早く機体制御して着陸態勢を取れ!!』
ガイス「お、あんた誰?てかね、俺のAC損傷が激しくって機体制御が出来ないんだ…」
地球艦艦長B『わかった、私は地球艦の艦長。今からあんたの機体を強制収容する!!いいな?』
ガイス「お願いするぞ」
地球艦艦長B『よし、それじゃ始める』
−『地球艦』 艦橋−
艦長B『よし、それではあのACを回収する。アンカーワイヤーの準備を。操舵手!!もっと近づけ!!』
狙撃手C&操舵D『了解!!』
艦長B『コアは狙うなよ。別の世界のパーツだ、地球と同じ場所にコックピットがあるとは限らんからな。肩を狙え』
狙撃手C『了解、撃ち込みます!!』
ボシュゥゥン!!!
ワイヤー付きのアンカーが『レイダー』へと向かっていく。そして見事に両肩にアンカーが撃ち込まれる
艦長B『よし、よくやった!!降下終了と共にACを格納庫に収納しておけ』
操舵D『了解!!』
−『地球艦』 格納庫−
その後、無事に格納庫へと格納され自分のACを眺める
ガイス「はぁ…一時はどうなるかと思ったけど無事でよかったぜ…『レイダー』は…」
既に『レイダー』は自分の脚で立つ事は出来ず寝かせてある。左腕は肘の関節辺りから吹き飛んでおり、他のパーツも生き残ってはいたが見るからに損傷が激しい
ガイス「はぁ…『レイダー』はダメだ…新しく『あれ』作ってて正解だったな」
んなことをぼやいているのも束の間、ぞろぞろと地球艦に乗っているレイヴン達やその他諸々がガイスの元へとやってきた
ガイス「なんかいっぱい来たな…」
レイヴン「よう」
ガイス「お、レイヴンじゃないか」
レイヴン「お前よくACで大気圏突入したな…」
ガイス「まぁ俺の不注意もあったしな、めんどくさいからそのまま突入した」
???「理由が『めんどいから』って…あなたすごいバカね」
ガイス「俺のACは特別製で市販パーツなんか目じゃないの、普通に行けると思ったの」
???2「でも確かにすごいACだよな」
???3「ちょっと構造見させて貰ってもいいですか?」
ガイス「ジェネレーター以外なら見て良いぜ。ジェネレーターは『核』で動いてるから開くと放射能バリバリだから」
???3「あ、はい」
???4「でも戦闘すごかったですね〜」
???5「もうこの人、人間の領域超えてる気がする」
???6「確かにすごかったけど市販パーツのみで構成されたACなら絶対負けないな」
ガイス「おい、そこの。聞こえてんぞ?」
???6「だってこんなACだからあんた強いんだろ?市販パーツじゃ話にもなんないと思うけど?」
ガイス「てめぇ名前は…」
???6「俺はドグル、レイヴンだ」
ガイス「そうか、なら良いだろう近々てめぇにアリーナで全く同じアセンで戦ってやるよ」
ドグル「ふん…勝てる訳が無いがな…」
ガイス「それとも今ここで倒してやろうか?」
ドグル「やってみろ!!」
二人は拳を握り、殴り合いを始めようとする。取り囲んでる人々はおろおろしているのもいれば「やれ〜!!」とは囃し立てるのもいた
ガイス「ふん、動きが遅すぎ」
相手の拳を難なく回避しつぶやく
ドグル「くそ!!」
ガイス「はいじゃ、こいつで気絶しとけ」
ゴスッ!!
右手でアゴにフックを入れる
ドグル「ぐぉ!!なんでこんなに拳が堅いんだ!?」
フックを入れられたアゴを押さえつつもぼやく
ガイス「てめぇには見えないだろうが一応出してやるよ…」
ガイスは服の袖をたくし上げ、右腕の『内部』を開いて見せる
???7「義手!?」
レイヴン「おい嘘だろ…義手であんな動き出来るのかよ…」
ドグル「ま、まさか…うお…」
ドグルが立とうとするがふらつき、また床に倒れ込む
ガイス「ドグルとか言ったな?お前はちょっとの間自分で立てないぜ、脳を揺さぶったからな」
横殴りでアゴに当てると、アゴが支点となり脳が直接揺さぶられ結構つらいモノである。これを喰らうと脳が揺さぶられ、三半規管が機能せずしばらくまともに立てない
ドグル「…くそ…」
ガイス「他になんか聞きたい事ある人」
???8「は〜い」
ガイス「はい、そこの人」
???8「他に体で悪いところありますか〜?」
ガイス「後は右眼が失明してて義眼になってるって事ぐらいしかないか…」
艦乗組員一同『えぇ!?』
ガイス「いや…マジで…」
レイヴン「お前…右腕が義手で片目が見えない状態であんな動きをしていたのか…?」
ドグル「…あ〜すみません…やはりアリーナでの対戦は控えさせて貰ってもよろしいでしょうか?」
ガイス「てめぇは許さないから答えはNo!!」
ドグル「……(死ぬから…こんなバケモンと戦ったら死ぬから…)」
ガイス「他に質問ある?」
こんな会話を地球防衛局に到着するまで延々と続けていた…
−『地球』防衛局 港−
ようやく防衛局へと到着し、『ファル・スティズ』のメンバーと合流する
ガイス「よ、何とか行けたぜ」
レイン「あ〜ぁ…けど『レイダー』ぼろぼろじゃん…」
ガイス「あぁ、けどコアとジェネレーター。『アークエンジェル』は修復して後のパーツは『あれ』に全部換装する」
レイン「万が一を考えて準備しておいて良かったね」
ガイス「あぁ、さて…アルセさんにちょっと話があるんだ。ちょっと待っててくれ」
レイン「はいはい」
−『地球防衛局』 局長室−
ガイスはまたアリーナ戦をやりたいこと、ドグルと戦う経緯をアルセに話した
ガイス「…………って訳でお願いしますね」
アルセ「…ACはどうします?」
ガイス「う〜ん…どうすっか」
アルセ「分かりました、こちらからドグルと同じパーツを一式用意しましょう」
ガイス「ども〜♪」
アルセ「所で今回の戦闘でかなりあなた自身のACが損傷したそうですね?どうするおつもりですか?」
ガイス「大丈夫だ、まだ換装出来るパーツがある」
アルセ「わかりました、それでは19:00にアリーナへお願いします」
ガイス「了解、あと戦艦ドック借りていいか?多少『ファル・スティズ』にも損傷があるんだ。装甲用のパーツはこちらに十二分にある」
アルセ「分かりました、班長に頼んでおきます」
ガイス「ども」
−アリーナ−
ついに19:00、ガイスとドグルがアリーナへやってくる
アナウンサー『さぁ〜〜やって参りました!!再び参戦するガイスさん!!しかも対戦相手と全く同じAC構成で挑んでくるのだ!!!見物だな〜〜、さぁ〜〜行ってみよう!!アリーナバトルレディィィ…ゴー!!!』
ガイス「さて、あんたの言葉を後悔させてやるぜ!!」
ドグル『勘弁して下さい!!』
既にドグルは逃げ腰…ACは4脚に右腕に1000マシ、左腕に初期ブレード、両肩にENキャノンを装備している
ガイス「く…機動性が低い!!EN供給率悪い!!火力が無い!!なんじゃこりゃ!?」
めちゃくちゃ文句を言いまくる(笑
ドグル『う、うるさい!!レイヴンの腕でそこを補うのが普通だろう!?』
ガイス「いくら何でもこれはひどいぞ、あんた全然バランスを考えてないだろ」
そう言いつつ1000マシで確実にドグルのACのAPを削っていく
ドグル「くそ!!」
ドグルも反撃するがあり得ない光景が出来上がる
ガイス「あの〜俺こっちだけど?」
ドグル『う、うるさい!!』
ガイスは常に動き回り1000マシを乱射しているのだが、ドグルは静止し必死に旋回してガイスのACを捕らえようとしている。しかもその間、ロックオンしていないのにもかかわらず常にトリガーを引いている
ガイス「はぁ…この程度かい…終わらせるぜ」
そう言い放ち、1000マシを乱射しつつも接近しブレードを振る
ザシュン!!
ドグル『ぐお!!』
ガイス「…よわ…」
結局前回の『レイヴン』との戦いと同じくコアにブレードを突き付け降参させアリーナバトルを終わらせる
アナウンサー『決着が付きました〜〜〜!!!勝者は『ゾグルデ』人のガイスさんだ!!!』
ウォォォォ!!!
観客席ではあんな試合でも大盛りあがりを見せていた
ガイス「…はぁ…」
ACの中ではガイスはため息をついていた…
ガイス「(つまんねぇ…張り合いがねぇ…こりゃ何となく『レヴィア』が『ゾグルデ』に来たのには同意できるな…)」
んなことを考えつつもACを歩ませガレージへと帰っていく
−『ファル・スティズ』 AC格納庫−
ガイス「よしよし、順調順調♪」
ガシャン…ウィィィガチャン…キュィィィ!!
格納庫ではガイスのACが組み上がってきた
ガイス「よし、この調子ならいいだろ。ファル!!『アークエンジェル』とコア、ジェネレーターの修復率は?」
ファル『大体50%と云ったところです』
ガイス「うしOK」
アップルボーイ「あのガイスさん、このACは?」
組み上げられているAC…それは『レイダー』と似た風格を持っているが確実に全く別のACである
ガイス「ほんとだったら『これ』は使いたくなかったんだよな…」
アップルボーイ「?」
ガイス「こいつは…『ジェネシス』、俺の新しいACだ『レイダー』はボロボロだったしこいつを使わなきゃあの『ヴィクセン』と『リヴァイ』を多分倒せないからな…『レイダー』の数倍の能力を持つ」
アップルボーイ「すごいじゃないですか!!なんで今まで使わなかったんですか?」
ガイス「これはとんでもないじゃじゃ馬なんだ…俺ですら機体を制御出来るか分かったもんじゃねぇよ」
アップルボーイ「へぇ…けどフォルムが今までのACと全然違いますね」
『ジェネシス』には外部に剥き出しになっている機械が関節部分を除いて全く無く、全て装甲が付けられている
ガイス「あぁ、防御面の強化なんだ」
アップルボーイ「へぇ〜、そうするとあの『レイダー』サブパーツは使わないんですか?」
『レイダー』のサブパーツ、『レイダー』が損傷した場合に換装するために作っておいたパーツである
ガイス「ん?もう使わないな」
アップルボーイ「じゃぁ僕のACに使ってもいいですか?」
ガイス「マジで?『レイダー』も十二分にじゃじゃ馬だぞ?」
アップルボーイ「それを補うのがレイヴンの能力ですよね♪」
ガイス「…分かったよ、好きに使ってくれ」
サブパーツには『アークエンジェル』や『プルトニウムジェネレーター』は存在しないが過去の『レイダー』のパーツが存在する。しかし『KARASAWAMk.U』のコピーはある。ただしリミッター解除機能は無い
アップルボーイ「ありがとうございます♪よし早速組み立てて使うぞ〜」
ガイス「そういや、昨日の戦闘で『イクス』使ってなかったけどなんで?」
アップルボーイ「いやぁ〜恥ずかしながら僕のジェネレーターだとEN供給が追いつかないんで使わなかったんですよ〜。けど『レイダー』ならその点は問題無いですよね?」
ガイス「あぁ全然バリOKだ」
アップルボーイ「じゃぁ機体構成は『レイダー』に右腕にKARASAWAMk.Uを1丁、左腕に適当なブレードでバックユニットに『イクス』で♪早速組み上げるぞ〜」
イクスの詳細データまたまた後書きに書きます
ガイス「(ぶっちゃけアップルボーイじゃなかったら『レイダー』のサブパーツは使わせなかったな…あいつなら『レイダー』を使いこなせるはずだ、頑張れよ)」
アップルボーイ「それじゃ早速組み立てて来ます」
ガイス「おう」
−『ファル・スティズ』 ACアリーナ−
『ファル・スティズ』内のACアリーナではACが1機だけおり、縦横無尽に動き回っている
アップルボーイ「うわ!!難しいなぁ…」
搭乗者はアップルボーイ、AC『エスペランザ』を『レイダー』用のサブパーツに付け替え、慣らしを始めていた
ガイス『どうだ?アップルボーイ』
アップルボーイ「機動性が高すぎてうまく制御出来ません!!」
『エスペランザ』はしょっちゅうフラフラして、動き回る
ガイス『何とか慣れるんだ。じゃないと付け替えた意味が無くなっちゃうぜ?』
アップルボーイ「分かってます!!けど難しいです!!」
ガイス『しゃぁないなぁ…アップルボーイ、俺的に云わせると『レイダー』は『制御してACを動かす』んじゃなくて『ACと一体となって動く』って感じだぞ』
アップルボーイ「訳分かんないです!!」
ガイス『口で説明するのむずいな…まぁとりあえず練習あるのみ、ガンバ』
アップルボーイ「分かりました、頑張ります!!」
ギュィィィ!!
そう言って必死にACを操作し、練習を繰り返すアップルボーイ
−『ファル・スティズ』 コックピット−
ガイスは何かを考えながらコックピットへと入ってきた
ガイス「ファル、ちょっとアルセさんに回線繋げてくれ」
ファル「了解、繋ぎます」
アルセ『なんでしょう?』
ガイス「あ、ども。次の出撃なんですけどいつ出るんですか?」
アルセ『そうですね…こちらも多大な損害が出てしまったので、2日後と云ったところでしょうか』
ガイス「それだけありゃ足りるな…ありがとうございます」
アルセ『?はい、ではまた』
ブツン
通信を切断し、また考え出すガイス
ガイス「(2日もあれば俺の『ジェネシス』を組み上げ、慣らしを行うのにも、アップルボーイが新しい『エスペランザ』を使いこなせるようにもなるはずだ。何とかなる)」
−『地球』 アリーナ−
翌日、『地球』の人達にも『ゾグルデ』人の戦い方を見せるのもあり『地球』アリーナでガイスとアップルボーイが対戦することになった
アナウンサー『さぁ〜連日続いての特別アリーナです!!今日の対戦カードはなんと『ゾグルデ』人のお二人が戦いますよ!!さていってみよう!!アリーナバトル…レディィィー…ゴー!!』
アップルボーイ『ガイスさん!!手加減無しでお願いします!!』
ガイス「そのつもりだ!!行くぞ!!」
ギュォォォン!!!
2機のACは同時にブースターを吹かし、動き出す。ガイスは早速新しい機能の『バーフィスト』を構える
キュィィバシュゥゥ!!!
『バーフィスト』を撃つがアップルボーイが何とか回避する
ガイス「くそ、外したか。やっぱアップルボーイ、お前は強いな!!」
アップルボーイ『そんな褒められても…』
ガイス「っておい!!褒めたぐらいで隙作るなよ!!」
ガイスがもう1回『バーフィスト』を撃とうとしていた時には『エスペランザ』がブーストの効力がかなり減っており、ゆっくりと移動していた
アップルボーイ『あ、すみません!!こっからは回線切って対戦しましょう、集中したいんで!!』
ガイス「いいぜ!!」
そして、再びガイスとアップルボーイはアリーナの中を縦横無尽に動き回り『戦闘』を開始する
ガイス「く!!はぇぇな…我ながら大したモノを作ったもんだぜ…けど!!その速度なら俺自身がずっと体験していたからついていける!!」
ギュォォォン!!
『アークエンジェル』のスラスターで一気に接近し、二つのKARASAWAMk.Uをくっつけ右手に持ち、左手で『エクセリオン』を持つ
ガイス「当たれよ!!」
ババシュゥゥ!!
同時発射し、『エスペランザ』に当てる。そしてその瞬間に出来る僅かな隙を狙う
ガイス「ここだ!!」
『エクセリオン』を振り下ろし、『エスペランザ』を斬ろうとするが寸前で『エスペランザ』が動き、がら空きの腹部辺りにブレードで斬りつける
ガイス「うぉ!!やるな…隙を見せた様に見せかけ、回避際にブレードで斬るか。いい手だ、けどやっぱり俺が勝つ!!FULL BLAST!!」
ガイスの得意技『FULLBLAST』、全武装を同時に発射するのである。しかも狙いを絞り、『バーフィスト』は下、KARASAWAMK.Uは左右に撃ち唯一残された退路にもホーミングレーザーを撃った
ガイス「うし!!OK再びホーミングレーザー!!」
必死に8発のホーミングレーザーを避けている『エスペランザ』にまた8発のホーミングレーザーを追加する
アップルボーイ『くそ!!全部で16発、避けきれるか?』
アップルボーイがつぶやくのも束の間、真正面にガイスの『ジェネシス』が『エクセリオン』を振り下ろしながら降りてくる
アップルボーイ『!!』
『エクセリオン』が『エスペランザ』に当たる前に寸止めするが、背後から飛んで来たホーミングレーザーを全弾受けてしまう
アップルボーイ『うわ…これじゃダメかな?仕方ないか、投降です』
アナウンサー『すっっっっっっごすぎるぞ〜〜〜!!!!!!『ゾグルデ』人!!息をつく間も無くって窒息しそうなぐらいの試合でした!!!やはり強い!!『ゾグルデ』人!!!』
ガイス「はぁ…はぁ…あぶねぇ…ギリの勝ちだったな…」
−???−
???「ガイス…」
ガイス「ん?あぁ、あんたか久しぶりだな」
???「ふふふ…キミの周りでは面白いことが起こっているからね、キミに新しい『チカラ』をプレゼントするよ」
ガイス「前の『G-mode』みたいのは勘弁だぜ〜」
???「キミを気に入ると思うよ、あげよう『New-Genocide-Program』と『ファスト・サーチ』を」
ガイス「『N-G-P』と『ファスト・サーチ』ねぇ…OK、戦闘中に説明してくれ」
???「そのつもりだよ、また…ガイス」
ガイス「あぁ、サンキュー」
−『ファル・スティズ』 コックピット−
翌日、再び宇宙へと向かう『地球防衛局』の艦隊と『ファル・スティズ』
ガイス「みんなも知ってるとは思うけどもう一度要注意のACを教えておく。まず『ヴィクセン』、こいつのACは銀色のカラーリングがされていて変形する。変形時の速度は俺の『アークエンジェル』に匹敵するから気を付けろ」
天井のスクリーンに『ヴィクセン』のAC『スティンガー』を出し見せる
ガイス「お次は『リヴァイバル』、こいつはこんな形をしているけどACらしい、大きい上に火力が高すぎる。十分気を付けてくれ、ポジションは昨日と同じで行く。ここまで質問は?」
全員が一斉に首を左右に振る
ガイス「それじゃみんな配置に付け!!誰も死ぬなよ!!」
一同『了解!!』
−MISSION11 END−
−後書き〜−
それではまたまたまた出てきたNewパーツを書きましょう
新機体:ジェネシス
ガイスの乗る最終的なAC、そのスペックは『レイダー』を基準として更なる強化を施したので完全にガイスの専用機となっている
パーツは全て『レイダー』を元とし、完全なる『レイダー』の正式後継機となっている
腰に新機構が付いており、『バーフィスト』と云う実弾の銃がある。これには『スパーク』と云う機能が付いており通常のACやMTなら当てれば弾丸から電流が流れ出し、一時的に相手をフリーズ出来る
全MISSIONが終わった後に一覧を書きますのでお楽しみに♪
新パーツ:イクス
これはバックユニットとして装備するタイプのパーツ
追加武装及び追加ブースターである。武装として2門のENキャノンが装着されており、その攻撃力は絶大
追加ブースターは推進用に大きなブースターを2個、多角型ブースターを装備している。慣れれば宇宙での無反動機能を『イクス』で行う事も可能
てか…いきなりかなりぶっちゃけトーク…
「オリジナルパーツ多すぎた…」とか「キャラクターも多い…」と云う悩みに直面してます…既に最終構成まで自分の頭の中で出来上がっているので、今の内に今まで出てきたキャラクターの設定やAC設定、オリジナルパーツ設定を書き始めたんですが…
キャラクターの設定のみで既にもうSS並みの量の文字数になってしまいました…
まだAC設定とオリジナルパーツ設定が残っているので先は長い…
最終的に一番オリジナルパーツやAC、キャラクターを新たに登場させる時に困っていたのは『名前』、全てにおいて名前は必要不可欠(一般兵の地球艦艦長とか別で)なのでいつも考えに考え捻り出してるんですがもう、そろそろ名前ネタがつき始めました…どうするんだ〜!!(ぇ
ガイスの新オプションの説明はこちらです♪
ファスト・サーチ:心拍数の不定期化
ベルの持つ『先読み』の強化版、これはモニター上に攻撃パターンを表示するのでは無く、脳内に直接その画像を表示する
N-G-P(正式名:New-Genocide-Program):使う事に寿命を10年単位で減らされる
G-modeの強化版、G-modeと違い敵味方の識別が可能。更には以前のような無数のケーブルが体に刺さることは無い
はい、中途半端斬りっ!!!(ぇ
文字数多すぎて読みづらいと思うので一旦切って次作に持っていきます
さて次作お楽しみに♪
???「ねぇねぇ朱雀さん」
朱雀「ん?っておい!!お前はまだ出てないだろ!!戻れ!!」
???「えぇ〜、ひどいなぁ…」
朱雀「次作で出るから、気長に待っててな」
???「…OK♪」
さて…???とは誰でしょう?次作で明かします♪
作者:朱雀さん
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