サイドストーリー

白銀の死神(弐章)
今レインがはじめにする作戦は、すべてのレイヴンが乗り越えてきた、最初の作戦だ。
そして、最初に渡される、基本となるACにのりこみ、敵をたおす。それが目的。
そして、試験官の声が機体の中に響く。
「これからレイヴンになるための試験を開始する。これはミッションだ。
 何があってもおかしくはない。気を引き締めてかかれ。
 本ミッションは、一定時間の生存か、敵部隊の殲滅だ。心してかかれ。」
レイン・・・いや彼はこのミッションの仲間である、レジーナとともに、作戦に挑む。
レインは・・・雇用名として、「シズ」という名前にした。静かという意味であえてカタカナで
「シズ」としたのだ。これからは彼のことを「シズ」と呼ぶことにしよう。
・・・機体が落とされる。ガシャンという音とともに機体がそこに落ちてきたのだ。
「こんにちは!!マイ・レイヤーズです!!本機のオペレーターをやらしていただきます!!」
と突然マイクから声がながれてくる。緊張した様子だった。がシズは驚いた様だった。
シズ「はぁ・・・。」
シズは何か思い出したようで、そのことを彼女に聞いてみた。
シズ「あのーつかぬ事をお伺いしますが・・・レイン・マイヤーズさんの家族?」
レイン・マイヤーズとは、あのレイヴンのオペレーターである。
レイヴン本人から聞いたのだから間違いはあるまい。
と、オペレーターが間抜けな声をだした。
「へ?なんでお姉ちゃんのことしってるの?」
レインは訳を話した。それでマイは納得したらしい。
マイの声色が変わる。
「前方、南西の方角に敵がいます。排除してください。」
シズは驚いた様子で、「はい」といった。
シズは相手の攻撃をうまくかわしながら、相手にブレードを叩き込む。
レイヴンに教えてもらったんだ思い出せ!!。と思いながら、ブーストをうまく使って、
攻撃をかわし、切る。と、途中で敵の援軍が来た。
マイ「大型の熱源反応確認。敵輸送機です。」
「戦闘には何があるかわからないといっただろう?」と訓練官が言う。
シズ(ここまではあの人も言ってた。あとは・・・どうなんだろう?)
「敵爆撃機が来るまで後1分だ。レイヴン後は頼んだ。」
レジーナ「何ですって?そんなの聞いてないわよ!!」
シズ「そうだね。でもレイヴンがいるから大丈夫だよ。さっさと敵を倒そう。」
そういってシズはまた敵を倒しにかかる。今度は人型だ。逆足型ではない。
盾とバズーカを持っている、オレンジ色のMTだ。堅そう・・・。
シズは手と足を切り裂き、人が出てくるのを待って、本体を切った。
これまで、1発もあたってはいない。あと2体だ・・・。
向こうはレジーナがうまくやっている。ん・・・倒したようだ。
後1体。倒しにいこう。
「爆撃機が来た。レイヴン、たのんだ。」
爆撃機が来たようだ。がそれもつかの間。
そのレイヴンが手に持っていた巨大なエネルギーライフル数発で爆撃機を落としてしまった。
が、人が脱出する間は残っており、1分後に爆発した。
こっちの敵はすでに倒しおわっており、
「よくやった。こんな成績を残すのは、あのレイヴンとお前だけだ。」
と訓練官は言っていた。レジーナはそのレイヴンに感謝していた。
レジーナ「ありがとう。レイヴン。助かったわ」
そのレイヴンはこういった。
「死者が出なくて何よりだ。おつかれさま。」と。
シズは声だけでわかった。あの人だと。だがあえてわからないふりをした。
シズ「ありがとうございます!!助かりました!!。」
と元気な声をあげて言った。あの人はどんな機体なのかはわかったいた。
・・・・試験はこうして幕を閉じた・・・・。

第参章へつづく。
作者:シズさん