ヒント3-5-10
〜《奥の院》で起こったこと〜
初歩的なムジュンです。証言では"できた"ことが法廷記録では"できなかった"のようなことです。
証人が闇の中で見た、《犯人》の正体を…!
暗闇だったからこそ、その人物を特定できる特徴がはっきりと見えたのです。
「男」で「暗闇の中」でその人、と断定できる特徴を持つ人物は誰でしょう。
〜《犯人》について〜
本当に真宵のために証拠を隠したのなら、最も疑われる痕跡をそのままにしておくのはおかしなことです。
犯人は、なぜ、灯ろうの血文字を消し去らなかったのですか?
死体を現場から運んだり、血の飛び散った雪を消し去ったりしたことは事実、つまり真宵に疑いがかからないようにしたことは確かなのです。「振り子によって死体を運ぶ」という大掛かりなことまでしたのに、最も疑われるダイイングメッセージが消えていなかった理由はひとつしかありません。
灯ろうの血文字に、気づかなかった人物…いったい、だれですか!
あんなに目立つものを明かりもあったのに気づかなかった、ということは視力が普通ではなかったのです。
その人物はこの審議で灯ろうの血文字の話が出たときにかなり動揺していたようです。
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