2004年4月15日 >>次の記事

記憶で語れ!!
  に も  妙 な ゲ ー ム vol.2

【刻命館】 ※以下の文章はほとんど記憶によるものです。実際とは違う部分もあるかも。

「命を刻む館」、いかにも怪しげなゲームタイトルですが。前回の破壊王よりは全然メジャーです。これを見てる10人に7人ぐらいはご存知かもしれませんし、何しろ続編が出るほどです。「どこが奇妙なんだよ!」と思う人も少なくないと思いますが・・・自分にとっては十分奇妙です。

まずはカンタンにどんなゲームなのか。ジャンルは「トラップシュミレーション」。単純に言えば罠を仕掛けて刻命館に侵入した者を捕らえるというゲームです。トラップといえば「アストロノーカ」のような畑を荒らす害獣を捕らえるという可愛らしいものもありますが、このゲームのコンセプトは「人間狩り」です。
ではどのように人間を狩るのか。順序としてはダメージを与えたり、混乱させたりしたあとで捕獲。
ポケモンによく似ています。ただし「たいあたり」は「巨大鉄球」や「巨人の足」、モンスターボールは「電流の檻」というようにモノが違いますが。
そういえばモンスターを作り出して、侵入者を襲わせるように召還できたような…確か魔女とかオオカミ男とかがいました。

さて刻命館の特に奇妙なところですが、まずはあの・・・全体的に怖いです。人間の顔が恐い。そのかわり雰囲気的にはメーカーはそんなに恐くしようとしているようには見えません。室内は明るめだし、怖いBGMを流すわけでもない(確か無音に近かったような。それが怖いのか…)。
そしてこのゲームでしか味わえないような恐怖というか、「プレイヤーの良心を歪める」という設定がこのゲームの一番の特徴ではないでしょうか。
最初のターゲットは剣士だったと思うんですが、その人はプレイヤーが館にいるの見つけて「危ないところだから」などと言って守ってくれるのです。それを電気檻で捕獲します。なぜかグルグル回します。そうして捕獲した人間は、魂を抜き取るか金に変えるか、化け物の材料にするか選択を迫られるのです。
他にも「両親だか兄弟だかの病気を治す薬を買うために財宝を探しに来た」とか「刻命館に行ったきり戻らない夫を探しに来た」などストーリー上での侵入者はワケアリな人たちばかり。そういう人たちもやっぱり鉄球で潰したり、槍を突き刺したり、クレーンで頭をつかんで宙吊りにしてグルグル回したり・・・。はっきり言ってバイオハザードなど比較にならないくらい怖いです。精神的に辛くなります。
それとメモリーカード9ブロック、セーブに約2分かかるというところも実に奇妙です。

ということで、結局全クリしてません。挫折しました。
興味がある人は公式サイトを見て下さい。未だに好評発売中ですし、トラップ紹介のページがなんか笑えます何とも怖いです。